Todarodes pacificus
ルコ 下校会話
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下校会話(三人)
教会の伝説1
●●「ねぇねぇ、
教会の伝説の話だけど——
琥一「またかよ……
よく飽きねぇなぁ?
●●「だって、
気になるよ、やっぱり。
琉夏くんは?
琉夏「え?
なんだっけ?
●●「教会の伝説の話、
気にならない?
琉夏「まあね。
●●「まあねって、
どっち?
琥一「なもん、
気になんねーよ。
な?
琉夏「えぇと、
気になりま……
●●「なるよね?
琉夏「すん。
●●「どっち!
琉夏「いいじゃん、
もう、そんなの。
●●「でも……
琉夏「あそこはさ、俺達3人が
初めて会った場所だ。
それで、十分だ。
琥一「そうだな……
それでいい。
●●「そっか……そうかもね?
琉夏「つーことで、
今日からは俺たちが伝説。
琥一「なんの伝説だよ。
琉夏「それは……
みんなで考えよう。
琥一「クッ……
●●(……と、いうようなことを
話しながら下校した)
教会の伝説の話だけど——
琥一「またかよ……
よく飽きねぇなぁ?
●●「だって、
気になるよ、やっぱり。
琉夏くんは?
琉夏「え?
なんだっけ?
●●「教会の伝説の話、
気にならない?
琉夏「まあね。
●●「まあねって、
どっち?
琥一「なもん、
気になんねーよ。
な?
琉夏「えぇと、
気になりま……
●●「なるよね?
琉夏「すん。
●●「どっち!
琉夏「いいじゃん、
もう、そんなの。
●●「でも……
琉夏「あそこはさ、俺達3人が
初めて会った場所だ。
それで、十分だ。
琥一「そうだな……
それでいい。
●●「そっか……そうかもね?
琉夏「つーことで、
今日からは俺たちが伝説。
琥一「なんの伝説だよ。
琉夏「それは……
みんなで考えよう。
琥一「クッ……
●●(……と、いうようなことを
話しながら下校した)
教会の伝説2
琥一「おう、そうだ。
そう言えば、ルカ。
例の伝説、どうなった。
●●「伝説って教会の?
琥一「それだ。
ほら、秘密結社が——
琉夏「あぁ、
あれはもういいや。
琥一「おい、
いいってなんだよ。
琉夏「なんか上手く出来てるなと
思ったらさ、
そういう本があった。
前に流行ったんだって。
●●「やっぱりね!
琥一「でもよ、
その本の話が、
実はあの教会かも
知れねぇじゃねぇか。
琉夏「あ、そうか!
その線があったか……
琥一「だろーが。
琉夏「わかった、
もうちょっと考える。
●●「あ、
今”考える”って言ったよ!
●●(……と、いうようなことを
話しながら下校した)
そう言えば、ルカ。
例の伝説、どうなった。
●●「伝説って教会の?
琥一「それだ。
ほら、秘密結社が——
琉夏「あぁ、
あれはもういいや。
琥一「おい、
いいってなんだよ。
琉夏「なんか上手く出来てるなと
思ったらさ、
そういう本があった。
前に流行ったんだって。
●●「やっぱりね!
琥一「でもよ、
その本の話が、
実はあの教会かも
知れねぇじゃねぇか。
琉夏「あ、そうか!
その線があったか……
琥一「だろーが。
琉夏「わかった、
もうちょっと考える。
●●「あ、
今”考える”って言ったよ!
●●(……と、いうようなことを
話しながら下校した)
教会の伝説3
琉夏「あ、そうだ。
そう言えば、
教会の葉月珪伝説だけど——
●●「実は、王子様は
葉月珪だったっていう話?
琥一「あぁ?
葉月珪伝説って言や、
氷室と同じロボだって話だろ。
●●「なにそれ……
琉夏「2人ともぜんぜん違う。
つーかセンス無い。
●●「じゃあ、どんなの?
琉夏「葉月珪、宇宙王子編。
●●「また”編”って……
琥一「バーカ。
オマエ、
どっちがセンスねーんだよ。
琉夏「まあ、聞いて。
葉月珪は本当は宇宙から来た
王子で、悪のヒムロッチロボと
日夜戦ってる。
●●「もう、なにがなんだか……
琥一「で?
なんで戦うんだよ。
琉夏「そこだよ。
ヒムロッチは夜な夜な
出来の悪い生徒を
教会の地下で改造してるんだ。
●●「あ、そう……
琥一「オマエな……
今まで聞いた中で、
一番くだらねぇぞ。
琉夏「いいのか? コウ。
出来の悪い生徒だぞ?
ヤバイんじゃねぇの?
琥一「テメェもだ、テメェも。
●●(……と、いうようなことを
話しながら下校した)
そう言えば、
教会の葉月珪伝説だけど——
●●「実は、王子様は
葉月珪だったっていう話?
琥一「あぁ?
葉月珪伝説って言や、
氷室と同じロボだって話だろ。
●●「なにそれ……
琉夏「2人ともぜんぜん違う。
つーかセンス無い。
●●「じゃあ、どんなの?
琉夏「葉月珪、宇宙王子編。
●●「また”編”って……
琥一「バーカ。
オマエ、
どっちがセンスねーんだよ。
琉夏「まあ、聞いて。
葉月珪は本当は宇宙から来た
王子で、悪のヒムロッチロボと
日夜戦ってる。
●●「もう、なにがなんだか……
琥一「で?
なんで戦うんだよ。
琉夏「そこだよ。
ヒムロッチは夜な夜な
出来の悪い生徒を
教会の地下で改造してるんだ。
●●「あ、そう……
琥一「オマエな……
今まで聞いた中で、
一番くだらねぇぞ。
琉夏「いいのか? コウ。
出来の悪い生徒だぞ?
ヤバイんじゃねぇの?
琥一「テメェもだ、テメェも。
●●(……と、いうようなことを
話しながら下校した)
体育祭
●●「そういえば、
もうすぐ体育祭だね。
琥一「そうだったか、ルカ?
琉夏「知らねー。
そうだった?
●●「そうなの!
もう……
2人ともちゃんと
練習に参加してる?
琥一「練習ってオマエ、
俺らがそんなタマに見えるか?
琉夏「俺はしてるよ?
練習。
琥一「はぁ?
マジかよ?
琉夏「超マジ。
●●「琉夏くんえらい!
なんの練習したの?
琉夏「俺?
フォークダンス。
琥一「なんだそりゃ?
ダセェぞ、ルカ。
●●「琥一くん!
いいことだよ、ね?
琉夏「ね?
それにさ……
琉夏「サボったり振付覚えて
なかったりしたら
体育の単位は無いって、
大迫ちゃんが……
琥一「おぉ!?
聞いてねぇぞオイ……
●●(2人とも、
本当に大迫先生には
頭があがらないんだ……)
もうすぐ体育祭だね。
琥一「そうだったか、ルカ?
琉夏「知らねー。
そうだった?
●●「そうなの!
もう……
2人ともちゃんと
練習に参加してる?
琥一「練習ってオマエ、
俺らがそんなタマに見えるか?
琉夏「俺はしてるよ?
練習。
琥一「はぁ?
マジかよ?
琉夏「超マジ。
●●「琉夏くんえらい!
なんの練習したの?
琉夏「俺?
フォークダンス。
琥一「なんだそりゃ?
ダセェぞ、ルカ。
●●「琥一くん!
いいことだよ、ね?
琉夏「ね?
それにさ……
琉夏「サボったり振付覚えて
なかったりしたら
体育の単位は無いって、
大迫ちゃんが……
琥一「おぉ!?
聞いてねぇぞオイ……
●●(2人とも、
本当に大迫先生には
頭があがらないんだ……)
テスト
●●「もうすぐ期末テストだね。
琉夏「だね、コウ?
琥一「ウルセー、
いちいち確認すんな。
●●「ねぇ、やっぱりテスト前は
2人で勉強したりする?
琉夏「2人って、
俺とコウってこと?
●●「そう。
琥一「しねぇだろ……
気味悪ぃ。
●●「そんなもんかな。
でも、それにしては——
琥一「なんだよ?
●●「えぇと……
よく、琥一くん、
はば学に受かったなぁ、
なんて……
琉夏「コウはさ、
こんなツラしてるけど、
スゲェ受験勉強したんだ。
な?
琥一「ツラは、
カンケーねぇだろうが。
琉夏「コウはさ、
やれば出来る子なんだよ。
な?
琥一「ウルセー。
●●(……と、いうようなことを
話しながら下校した)
琉夏「だね、コウ?
琥一「ウルセー、
いちいち確認すんな。
●●「ねぇ、やっぱりテスト前は
2人で勉強したりする?
琉夏「2人って、
俺とコウってこと?
●●「そう。
琥一「しねぇだろ……
気味悪ぃ。
●●「そんなもんかな。
でも、それにしては——
琥一「なんだよ?
●●「えぇと……
よく、琥一くん、
はば学に受かったなぁ、
なんて……
琉夏「コウはさ、
こんなツラしてるけど、
スゲェ受験勉強したんだ。
な?
琥一「ツラは、
カンケーねぇだろうが。
琉夏「コウはさ、
やれば出来る子なんだよ。
な?
琥一「ウルセー。
●●(……と、いうようなことを
話しながら下校した)
夏休み
●●「もうすぐ夏休みだね?
2人はどうするの?
琉夏「どうしよう。
どっか行きてーなー
……な、コウ?
琥一「まず雨どいの掃除だろうが。
琉夏「そうだった……
屋根の方はどんな感じ?
琥一「マズイな。
そうとうマズイ。
●●「どうしたの?
琉夏「West Beach、
オンボロだからさ。
琥一「雨漏りがひでぇ。
●●「わぁ……
それは大変だね。
琥一「台風が来るまでに
なんとかしねぇと、
水浸しになるぞ。
琉夏「それもいいじゃん。
秋には乾くだろ、
きっと?
琥一「良かねぇんだよ。
俺のコレクションが
濡れるだろーが?
琉夏「だから大事なモンは
持って来んなって——
●●「まあまあ!
●●(……と、いうようなことを
話しながら下校した)
2人はどうするの?
琉夏「どうしよう。
どっか行きてーなー
……な、コウ?
琥一「まず雨どいの掃除だろうが。
琉夏「そうだった……
屋根の方はどんな感じ?
琥一「マズイな。
そうとうマズイ。
●●「どうしたの?
琉夏「West Beach、
オンボロだからさ。
琥一「雨漏りがひでぇ。
●●「わぁ……
それは大変だね。
琥一「台風が来るまでに
なんとかしねぇと、
水浸しになるぞ。
琉夏「それもいいじゃん。
秋には乾くだろ、
きっと?
琥一「良かねぇんだよ。
俺のコレクションが
濡れるだろーが?
琉夏「だから大事なモンは
持って来んなって——
●●「まあまあ!
●●(……と、いうようなことを
話しながら下校した)
修学旅行
修学旅行
●●「ねぇ、
もうすぐ修学旅行だね!
琉夏「カニ。
琥一「ジンギスカンだ。
●●「……なに?
琉夏「向こうでなに食うか検討中。
琥一「余分なカネはねーからな。
●●「あぁ、そっか。
琉夏「イクラ丼。
琥一「味噌バターラーメン。
琉夏「シャケ!
琥一「ラム!
琉夏「また羊じゃん!
琥一「テメェこそ、
高そうなモン
ばっかじゃねぇか!
琉夏「羊かよ、コウ!
琥一「バーカ、
羊は羊なんて喰わねぇンだよ!
●●(付き合い切れない……)
●●「ねぇ、
もうすぐ修学旅行だね!
琉夏「カニ。
琥一「ジンギスカンだ。
●●「……なに?
琉夏「向こうでなに食うか検討中。
琥一「余分なカネはねーからな。
●●「あぁ、そっか。
琉夏「イクラ丼。
琥一「味噌バターラーメン。
琉夏「シャケ!
琥一「ラム!
琉夏「また羊じゃん!
琥一「テメェこそ、
高そうなモン
ばっかじゃねぇか!
琉夏「羊かよ、コウ!
琥一「バーカ、
羊は羊なんて喰わねぇンだよ!
●●(付き合い切れない……)
秋まっただなか
●●「道に落ち葉が舞ってる……
秋だなぁ。
琥一「クッ……
ポエムか、おい?
●●「そうだよ?
たまには、いいでしょ?
琉夏「ここで一句。
琥一「なんだ、いきなり……
琉夏「”帰り道
落ち葉が舞ってる
まあ、ステキ”。
琥一「まんまじゃねーか。
●●「あんまり俳句っぽくないよ?
琉夏「じゃ、コウの番。
琥一「バカ、やんねーよ。
琉夏「やれよ!
●●「はい、どうぞ!
琥一「あぁ……
落ち葉が、あぁ……
その、夕日で、ほら、
アレだ……
琉夏「はい、ダメー!
琥一「ちっと待て!
いいか?
落ち葉が、だな——
●●(……と、いうようなことを
話しながら下校した)
秋だなぁ。
琥一「クッ……
ポエムか、おい?
●●「そうだよ?
たまには、いいでしょ?
琉夏「ここで一句。
琥一「なんだ、いきなり……
琉夏「”帰り道
落ち葉が舞ってる
まあ、ステキ”。
琥一「まんまじゃねーか。
●●「あんまり俳句っぽくないよ?
琉夏「じゃ、コウの番。
琥一「バカ、やんねーよ。
琉夏「やれよ!
●●「はい、どうぞ!
琥一「あぁ……
落ち葉が、あぁ……
その、夕日で、ほら、
アレだ……
琉夏「はい、ダメー!
琥一「ちっと待て!
いいか?
落ち葉が、だな——
●●(……と、いうようなことを
話しながら下校した)
文化祭
●●「もう少しで文化祭だね。
琉夏「文化祭だぞ?
サボんな、コウ?
琥一「オマエもな?
琉夏「ハハハ!
琥一「ククッ……
●●「コラ!
ちゃんと出なきゃダメだよ!
琥一「ウルセーな、
たかが文化祭だろーが?
琉夏「そうそう。
コウと文化は無関係だから。
琥一「そりゃオマエだ、オマエ!
琉夏「ハハハ!
琥一「ククッ……
●●「もう……
しょうがない。
大迫先生に言いつけよう。
琥一「おい、チクんのかよ!
琉夏「大迫ちゃんはダメだって!
耳引っ張るんだ!
●●「知らない!
言いつけよう!
●●(……と、いうようなことを
話しながら下校した)
琉夏「文化祭だぞ?
サボんな、コウ?
琥一「オマエもな?
琉夏「ハハハ!
琥一「ククッ……
●●「コラ!
ちゃんと出なきゃダメだよ!
琥一「ウルセーな、
たかが文化祭だろーが?
琉夏「そうそう。
コウと文化は無関係だから。
琥一「そりゃオマエだ、オマエ!
琉夏「ハハハ!
琥一「ククッ……
●●「もう……
しょうがない。
大迫先生に言いつけよう。
琥一「おい、チクんのかよ!
琉夏「大迫ちゃんはダメだって!
耳引っ張るんだ!
●●「知らない!
言いつけよう!
●●(……と、いうようなことを
話しながら下校した)
冬まっただなか
●●「ウゥ……寒いっ!
ここのところ寒い日が続くね?
琉夏「コウ、夏にして。
琥一「できねぇな。
琉夏「じゃ、春でもいいや。
琥一「オマエのアタマん中は、
年中春だろーが。
琉夏「マジで?
……あ、ホントだ。
●●「ふふ、
でも子供の頃は、
もっと寒かった気もするね?
琥一「そりゃ、あれだ……温暖化だ。
ガキの頃は、あんまり寒くて
”おしくらまんじゅう”で
凌いだろ。
●●「あ……
そうだったっけ。
琉夏「うん、
そうだったな……
やっとく?
琥一「やっとくか?
●●「え?
今ここで?
琥一「捕まえろ!
琉夏「ラジャー!
●●「や、ちょっと待って!!
●●(……と、いうようなことを
話しながら下校した)
ここのところ寒い日が続くね?
琉夏「コウ、夏にして。
琥一「できねぇな。
琉夏「じゃ、春でもいいや。
琥一「オマエのアタマん中は、
年中春だろーが。
琉夏「マジで?
……あ、ホントだ。
●●「ふふ、
でも子供の頃は、
もっと寒かった気もするね?
琥一「そりゃ、あれだ……温暖化だ。
ガキの頃は、あんまり寒くて
”おしくらまんじゅう”で
凌いだろ。
●●「あ……
そうだったっけ。
琉夏「うん、
そうだったな……
やっとく?
琥一「やっとくか?
●●「え?
今ここで?
琥一「捕まえろ!
琉夏「ラジャー!
●●「や、ちょっと待って!!
●●(……と、いうようなことを
話しながら下校した)
冬休み
●●「もうすぐ冬休みだね。
琉夏「ハァ……
俺、冬眠する。
●●「琉夏くん、
寒いの苦手だもんね。
琥一「おぉ。
コイツ寒いとこで
生まれたくせに——
いや。
琉夏「…………
琥一「いや、
コイツは雪が降れば
元気になるぞ。
大騒ぎだ。
琉夏「そこは騒ぐでしょ。
だって雪だぜ?
●●「そうなの?
琥一「犬みてぇなもんだ。
琉夏「わおーん!
琥一「吠えんな、馬鹿。
●●(……と、いうようなことを
話しながら下校した)
琉夏「ハァ……
俺、冬眠する。
●●「琉夏くん、
寒いの苦手だもんね。
琥一「おぉ。
コイツ寒いとこで
生まれたくせに——
いや。
琉夏「…………
琥一「いや、
コイツは雪が降れば
元気になるぞ。
大騒ぎだ。
琉夏「そこは騒ぐでしょ。
だって雪だぜ?
●●「そうなの?
琥一「犬みてぇなもんだ。
琉夏「わおーん!
琥一「吠えんな、馬鹿。
●●(……と、いうようなことを
話しながら下校した)
バレンタイン
●●「そろそろ
バレンタインだね?
琉夏「チョコの日だ。
●●「ふふっ、
チョコもらう予定は?
琉夏「えぇと、
どうだっけな……
琥一「トボケんな。
テメェは毎年
チョコまみれだろうが。
●●「やっぱり……
琉夏「あれ、
なんか俺だけ、
悪いヤツみたいじゃん。
琥一「悪いヤツだろーが、
実際。
琉夏「コウだってさ、
意外ともらってるよ?
このツラで。
●●「そうなの?
琥一「ウルセーな、
喰うのはテメェだろうが?
琉夏「だってさ、
喰ってあげなきゃチョコが
可哀想じゃん。
コウの方が悪いヤツだ。
●●「そっか。
じゃあ、わたしのは
いらないよね?
琥一「あぁ!?
琉夏「えっ!?
●●(……あれ、
期待されてる?)
バレンタインだね?
琉夏「チョコの日だ。
●●「ふふっ、
チョコもらう予定は?
琉夏「えぇと、
どうだっけな……
琥一「トボケんな。
テメェは毎年
チョコまみれだろうが。
●●「やっぱり……
琉夏「あれ、
なんか俺だけ、
悪いヤツみたいじゃん。
琥一「悪いヤツだろーが、
実際。
琉夏「コウだってさ、
意外ともらってるよ?
このツラで。
●●「そうなの?
琥一「ウルセーな、
喰うのはテメェだろうが?
琉夏「だってさ、
喰ってあげなきゃチョコが
可哀想じゃん。
コウの方が悪いヤツだ。
●●「そっか。
じゃあ、わたしのは
いらないよね?
琥一「あぁ!?
琉夏「えっ!?
●●(……あれ、
期待されてる?)
春まっただなか
●●「ハァ……
日差しが暖かい。
春真っ盛りって感じだね?
琉夏「眠い……
琥一「寝んな。
キリキリ歩け。
●●「ふふっ
いくらなんでも
歩きながらは——
琥一「寝るぞ、コイツは。
琉夏「うん。寝るね。
●●「……本当に?
琉夏「あるじゃん、
寝たまま歩くことって。
琥一「ねぇよ。
●●(……と、いうようなことを
話しながら下校した)
日差しが暖かい。
春真っ盛りって感じだね?
琉夏「眠い……
琥一「寝んな。
キリキリ歩け。
●●「ふふっ
いくらなんでも
歩きながらは——
琥一「寝るぞ、コイツは。
琉夏「うん。寝るね。
●●「……本当に?
琉夏「あるじゃん、
寝たまま歩くことって。
琥一「ねぇよ。
●●(……と、いうようなことを
話しながら下校した)
春休み
●●「もうすぐ春休みだけど、
2人でなにかしないの?
琉夏「2人で?
なんかあった、こう?
琥一「ねぇだろ、なモン——
あ、そう言えば、
おい、あれどうするよ?
琉夏「あぁ、
また招待状来てたっけ。
●●「なになに?
琉夏「オヤジの代理で、
バイクの集まりに行くかも。
●●「へぇ、いいね!
お父さんの代理って?
琥一「ガキの頃、
休みになるとオヤジと3人で
行ってたんだ。
琉夏「オヤジ、
すっかり歳食っちゃったから、
最近は俺らに招待状が来る。
コウ、どうする?
琥一「行くのは構わねぇけどよ……
また、寝袋か?
琉夏「まあね。
俺らビンボーだしね……
●●(寝袋でツーリングか……
いいな、男の子って)
2人でなにかしないの?
琉夏「2人で?
なんかあった、こう?
琥一「ねぇだろ、なモン——
あ、そう言えば、
おい、あれどうするよ?
琉夏「あぁ、
また招待状来てたっけ。
●●「なになに?
琉夏「オヤジの代理で、
バイクの集まりに行くかも。
●●「へぇ、いいね!
お父さんの代理って?
琥一「ガキの頃、
休みになるとオヤジと3人で
行ってたんだ。
琉夏「オヤジ、
すっかり歳食っちゃったから、
最近は俺らに招待状が来る。
コウ、どうする?
琥一「行くのは構わねぇけどよ……
また、寝袋か?
琉夏「まあね。
俺らビンボーだしね……
●●(寝袋でツーリングか……
いいな、男の子って)
卒業
●●「もうすぐ卒業だね。
琉夏「ハァ……
琥一「……チッ。
●●「えっ!?
まさか、2人とも……
琥一「出席がヤベェんだよ。
琉夏「コウはその上ほら、
勉強の方が、アレじゃん?
琥一「”アレ”って言うな。
●●「どうにかなりそう?
琉夏「サボんのやめて
赤点も無ければね。
琥一「詰んだか、こりゃ。
●●「えぇっ!?
琉夏「するよ、卒業。
ゼッタイ。
なっ、コウ。
琥一「どうだかな?
琉夏「大丈夫。
俺たちさ、ちゃんと
オマエの期待に応えようって、
決めたんだ。
琥一「まあな。
●●(琉夏くん……
琥一くん……)
琉夏「ハァ……
琥一「……チッ。
●●「えっ!?
まさか、2人とも……
琥一「出席がヤベェんだよ。
琉夏「コウはその上ほら、
勉強の方が、アレじゃん?
琥一「”アレ”って言うな。
●●「どうにかなりそう?
琉夏「サボんのやめて
赤点も無ければね。
琥一「詰んだか、こりゃ。
●●「えぇっ!?
琉夏「するよ、卒業。
ゼッタイ。
なっ、コウ。
琥一「どうだかな?
琉夏「大丈夫。
俺たちさ、ちゃんと
オマエの期待に応えようって、
決めたんだ。
琥一「まあな。
●●(琉夏くん……
琥一くん……)