急上昇Wikiランキング
急上昇中のWikiランキングです。今注目を集めている話題をチェックしてみよう!
atwikiでよく見られているWikiのランキングです。新しい情報を発見してみよう!
最近作成されたWikiのアクセスランキングです。見るだけでなく加筆してみよう!
最近アクセスの多かったページランキングです。話題のページを見に行こう!
〇〇「0000000000」
男子「0000000000」
〇〇「0000000000」
男子「0000000000」
〇〇(お昼休み、まだ時間ある……そういえばこの前、いつでも遊びに来いって御影先生言ってくれたよね?)
〇〇(……?理科準備室にいないってことは……)
御影「お、いらっしゃい。」
〇〇「ふふっ、なんだかお店みたいですよ。」
御影「いいな。ランチタイムに「モーリィのミルクスタンド」でもやるか?」
〇〇「この前見せてもらった、御影先生の家の牛さんですね?」
御影「ああ。ミルクと野菜とパン。流行りそうじゃね?」
〇〇「はい。モーリィちゃんたちもここにいたら、もっと楽しそう。」
御影「おお、いいな!はば学にモーリィたちを連れてこられたら、俺はここで一生を終えてもいい。」
〇〇「ええ?」
御影「そりゃそうだろ。大切なものが全部ここに揃うんだ。」
〇〇「御影先生の大切なものが全部?」
御影「そうだ。ちゃーんと、おまえも入ってる。」
〇〇「ええ!?」
御影「ははっ、そんな驚くなよ。」
〇〇(うーん、からかわれてるみたい……)
〇〇「0000000000」
男子「0000000000」
〇〇「0000000000」
男子「0000000000」
〇〇(文化祭では、ここでオーガニックカフェしたんだよね……)
〇〇(そうだ、ちょっと畑を見て来よう)
〇〇(……あ、御影先生だ!)
御影「〇〇。はぁ……最後の文化祭、終わっちまったな。」
〇〇「はい……」
御影「なんか俺たち、燃え尽き症候群っぽい。」
御影「いいアイディアだったもんなオーガニックカフェ。」
〇〇「はい。御影先生のおかげで、校門前の一等地でできました。」
御影「文化祭くらい、文化部が目立ってもいいだろ?」
御影「園芸部の伝統になるといいけどな、校門前カフェ。」
御影「でも、おまえたち三年がいないと、盛り上がんねぇかな?」
〇〇「大丈夫ですよ。二年生も、御影先生もいますから。」
御影「ああ、そうだな。二年はおまえたちの背中見てるからな。」
〇〇(もう御影先生と一緒に文化祭はできないんだよね……さみしいな……)
〇〇「えーと、午後の授業は……」
??「おい、こっちだ~。」
〇〇「ん?この声は……」
御影「お、来た来た。泥付き野菜どうだ?」
〇〇「えっ。でも、そろそろお昼休み終わりですし……」
御影「もうそんな時間か?んじゃ、おまえの下駄箱に入れとく。」
〇〇「ええ!?」
御影「前にチョコくれたろ。俺は何倍にもして返したいタイプなんだ。」
御影「うーん……葉物より根菜がいいか?」
〇〇「あの、どちらも下駄箱に入れられたら困ります……」
御影「なんだ?好き嫌いしてたら丈夫になれないぞ?」
〇〇(そういう問題じゃないんだけどな……)
〇〇(えーと、午後の授業はなんだっけ⋯⋯?)
御影「〇〇。なんだか、気が抜けた顔してんじゃねぇか?」
〇〇「あ、御影先生」
御影「あ、じゃねぇよ。しょうがねぇな。ほら、こっち来てみろ。」
御影「見てみろ。みんなパリッとしてて、べっぴんさんだろ、うちの植物。――おまえもだ。」
〇〇「え⋯⋯」
御影「え⋯⋯じゃねぇよ。おまえもべっぴんさんなんだから、パリッとしてみろ。」
御影「おまえは勉強も遊びも、何だって真面目にやっちゃうタイプだろ?」
〇〇「えぇと⋯⋯」
御影「俺のクラスの真面目ちゃんは、なんだって本気でやっちゃうべっぴんさんだ。」
御影「まずは次のテストから頑張ってみろよ。な?」
御影「ほら、午後の授業だ。じゃあな。」
〇〇(御影先生⋯⋯もしかして、この前赤点とったこと、気にしてくれてた⋯⋯?)
〇〇(御影先生、課外授業のプリントを渡すって言ってたけど……)
〇〇「あ、やっぱり……」
御影「おお、よくここってわかったな。」
御影「さすが、課外授業に付き合ってくれる真面目ちゃんだ。」
〇〇「御影先生はあんまり職員室にはいないので。」
御影「あそこは空気が悪いんだよ。あ、空調って事じゃなくて、雰囲気な?」
〇〇「そんなこと言ったら、怒られますよ?」
御影「そう、何もしてないのに、この格好でいると叱られるんだ。」
〇〇「ふふ。……あ、課外授業のプリントもらいに来たんですけど。」
御影「あっ、そうだ。悪い悪い。理科準備室に置いてきちまった。後でとってくるよ。」
〇〇「いいですよ、帰りに寄りますから。」
御影「そりゃダメだ。課外授業の常連さんに、面倒ばかりかけらんねぇよ。」
御影「職員室はいやだけど、あそこは俺の部屋だからな。んじゃ、行こうぜ。」
御影「んじゃ、今日はここまでだ。部活、寄り道、直帰なんでもいいけど、気をつけろよ。
御影「〇〇。ちょっと帰りに園芸部の畑に、寄ってくれっ。」
〇〇「え……あ、はい!」
御影「………やっぱな。ちょっと疲れてるんじゃないか?」
〇〇「え?そんなことないですけど……」
御影「いいから、深呼吸してみろ。」
〇〇「……すぅ、フー……」
御影「もう一回。」
〇〇「……すぅ、フー……」
御影「植物の葉っぱには匀い袋があってな、虫は嫌がるが、人にはリラックス効果があんだ。」
御影「いつも一生懸命なおまえはカッコいいけど、たまにはのんびりも必要だ。」
〇〇「……あ、はい。」
御影「よし、んじゃあもっかい深呼吸してから帰れ。」
〇〇(あれ?少し体が楽になったかも……御影先生のおかげだよね)
〇〇「0000000000」
男子「0000000000」
〇〇「0000000000」
男子「0000000000」
〇〇「ふぅ……園芸部、大変だけどやりがいあるな。」
??「○○。おーい、お疲れさん。」
〇〇「御影先生。これからよろしくお願いします!」
御影「ははっ、最初から飛ばしてんじゃねぇか?」
御影「いいか。植物はゆっくり育てるもんだ。」
御影「俺たちができるのは、アシストだけ。頑張るのは植物のほう。」
〇〇「そっか……植物にがんばってもらえるように、がんばります。」
御影「ははっ、わかったよ。本当に頑張るのが好きなんだな。」
御影「いいじゃねぇか。俺はそんなおまえが好きだぜ?」
〇〇(!!今、「好き」って――びっくりした……)
〇〇「……あれ?園芸部の畑に誰かいるみたい。」
〇〇「御影先生。お昼休みまで、植物のお世話ですか?」
御影「おう。そういうおまえもか?」
御影「手間をかければかけるほど、べっぴんさんに育ってくれるからな。」
御影「……ま、人間も同じかな?」
〇〇「え?」
御影「おまえもべっぴんさんになってきたって、言ってんだよ。」
御影「最近、おまえに手間をかけてるからかな?」
〇〇「手間?」
御影「やべ、昼休み終わっちゃうな。じゃな。」
〇〇(手間って……もしかして一緒に出掛けたことかな?)
〇〇「0000000000」
男子「0000000000」
〇〇「0000000000」
男子「0000000000」
〇〇(今日も園芸部の畑に寄ってから帰ろうかな)
〇〇「あ、御影先生。」
御影「〇〇、いいな。」
御影「帰り際に植物が気になってくれば、おまえも立派な園芸部員だ。」
〇〇「本当ですか?」
御影「ああ、ようこそ園芸の世界へ。」
御影「ただ、これから大変だぞ?」
〇〇「ええ?」
御影「雨、風、気温が気になってしょうがねぇ。」
御影「台風の季節なんて、生きた心地がしない。」
〇〇「確かにそうですよね……どうしよう……」
御影「ははっ、まだ早ぇよ。しばらくお天気続きだ。」
〇〇(わたし、園芸部に入って少し変わってきたかも……?)
〇〇(そうだ、園芸部の活動記録を提出しよう)
〇〇「御影先生。活動記録、持ってきました。」
御影「おお、ありがとうな。午後は授業もないし、それ見ながら一服かな?」
御影「先生特権ってやつだ。活動記録読むのって、楽しいんだぜ?」
〇〇「植物の成長記録って面白いですよね。」
御影「まあな。でも、記録付けてるおまえたちの変化もわかるんだ。」
御影「徐々に天候を気にするようになったり?」
御影「虫見るたび騒いでたやつが平気で手でつまんだりさ。」
〇〇「でも、まだ手で触るのはちょっと……」
御影「そう言ってても、いつの間にか平気になってんだよ。」
〇〇(あれ、御影先生の服に何かついてる……?)
御影「おお、虫でも付いてたか?」
〇〇「ええええっ!?」
御影「なんでおまえが驚くんだよ。」
〇〇「だって、ゴミか何かだと思ったので……」
御影「そっか。ま、こういうのがきっかけで慣れてくんだよ。」
〇〇(うーん、虫はまだ時間がかかりそう……)
〇〇「今日もたっぷり、お水をあげるよ~。」
??「〇〇。」
〇〇「あ、御影先生。おはようございます!」
御影「いいな。いつも、ああやって話しかけてんのか。」
〇〇「えっ、話してました?あまり意識してないかも……」
御影「いいんじゃねぇか?植物は話しかけると、よく育つって言われてるからな。」
〇〇「御影先生もいつも話しているんですか?」
御影「いや、人間と一緒で植物も色々だ。トマトやジャガイモなんかは、最低限の水で育てる方が美味しくなる。」
御影「スパルタがいいやつも、優しくするのがいいやつもいるってことだ。」
〇〇「ス、スパルタですか……」
御影「そう。愛があるからこそ厳しく接する。」
御影「おまえは、どっちのタイプだろうな?」
〇〇(えーと……わたしは……?)
〇〇「くんくん……あれ、少しハーブの香りがするかも?」
〇〇「あ、御影先生。ハーブの収穫ですか?」
御影「おお、よくわかったな。さっきビニールハウスで良さそうなの収穫したんだ。」
〇〇「いい香り、向こうでもわかりました。」
御影「そうか。うーん、おかげでいい汗かいた。」
〇〇(あ、御影先生。汚れた手で汗を拭いたら――)
×:御影「肩も腕もこった~。」
御影「おお、汗と泥で顔がやべぇな。」
〇〇「はい、ハンカチどうぞ。」
御影「おっ、今のキュンときたっ。」
御影「でも、おまえのハンカチ汚すくらいなら、この軍手でふくよ。ありがとな。」
〇〇(ええ?いいのにな……)
〇〇(そうだ。園芸部の畑の草取り、やらないとね)
御影「〇〇、いいとこに来た。除草作業手伝ってくれ。」
〇〇「はい。じゃあ、わたしはむこうの端から。」
御影「おお、頼む。張り切ってんな。」
御影「さては……この作業、嫌いじゃないな?」
〇〇「はい。雑草も虫も、有機栽培の証――ですよね?」
御影「おお……いつの間にか成長しやがって!」
御影「ふぅ……あんまり泣かすんじゃねぇよ……」
〇〇(ええ!?御影先生の目に涙……?)
×:御影「おお、労ってくれんのか?」
御影「これが本当の嬉し泣きだ。」
〇〇「ふふっ。本当に泣いてるんですか?」
御影「そうだよ。誰が泣かしたと思ってんだ。」
〇〇(やった、御影先生に褒めてもらえた!園芸部でがんばってきて良かったな)
急上昇中のWikiランキングです。今注目を集めている話題をチェックしてみよう!
atwikiでよく見られているWikiのランキングです。新しい情報を発見してみよう!
最近作成されたWikiのアクセスランキングです。見るだけでなく加筆してみよう!
最近アクセスの多かったページランキングです。話題のページを見に行こう!