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〇〇「0000000000」
男子「0000000000」
〇〇「0000000000」
男子「0000000000」
〇〇(お昼休み、まだ時間ある……そういえばこの前、いつでも遊びに来いって御影先生言ってくれたよね?)
〇〇(……?理科準備室にいないってことは……)
御影「お、いらっしゃい。」
〇〇「ふふっ、なんだかお店みたいですよ。」
御影「いいな。ランチタイムに「モーリィのミルクスタンド」でもやるか?」
〇〇「この前見せてもらった、御影先生の家の牛さんですね?」
御影「ああ。ミルクと野菜とパン。流行りそうじゃね?」
〇〇「はい。モーリィちゃんたちもここにいたら、もっと楽しそう。」
御影「おお、いいな!はば学にモーリィたちを連れてこられたら、俺はここで一生を終えてもいい。」
〇〇「ええ?」
御影「そりゃそうだろ。大切なものが全部ここに揃うんだ。」
〇〇「御影先生の大切なものが全部?」
御影「そうだ。ちゃーんと、おまえも入ってる。」
〇〇「ええ!?」
御影「ははっ、そんな驚くなよ。」
〇〇(うーん、からかわれてるみたい……)
〇〇「0000000000」
男子「0000000000」
〇〇「0000000000」
男子「0000000000」
〇〇(文化祭では、ここでオーガニックカフェしたんだよね……)
〇〇(そうだ、ちょっと畑を見て来よう)
〇〇(……あ、御影先生だ!)
御影「〇〇。はぁ……最後の文化祭、終わっちまったな。」
〇〇「はい……」
御影「なんか俺たち、燃え尽き症候群っぽい。」
御影「いいアイディアだったもんなオーガニックカフェ。」
〇〇「はい。御影先生のおかげで、校門前の一等地でできました。」
御影「文化祭くらい、文化部が目立ってもいいだろ?」
御影「園芸部の伝統になるといいけどな、校門前カフェ。」
御影「でも、おまえたち三年がいないと、盛り上がんねぇかな?」
〇〇「大丈夫ですよ。二年生も、御影先生もいますから。」
御影「ああ、そうだな。二年はおまえたちの背中見てるからな。」
〇〇(もう御影先生と一緒に文化祭はできないんだよね……さみしいな……)
〇〇「えーと、午後の授業は……」
??「おい、こっちだ~。」
〇〇「ん?この声は……」
御影「お、来た来た。泥付き野菜どうだ?」
〇〇「えっ。でも、そろそろお昼休み終わりですし……」
御影「もうそんな時間か?んじゃ、おまえの下駄箱に入れとく。」
〇〇「ええ!?」
御影「前にチョコくれたろ。俺は何倍にもして返したいタイプなんだ。」
御影「うーん……葉物より根菜がいいか?」
〇〇「あの、どちらも下駄箱に入れられたら困ります……」
御影「なんだ?好き嫌いしてたら丈夫になれないぞ?」
〇〇(そういう問題じゃないんだけどな……)
〇〇(えーと、午後の授業はなんだっけ⋯⋯?)
御影「〇〇。なんだか、気が抜けた顔してんじゃねぇか?」
〇〇「あ、御影先生」
御影「あ、じゃねぇよ。しょうがねぇな。ほら、こっち来てみろ。」
御影「見てみろ。みんなパリッとしてて、べっぴんさんだろ、うちの植物。――おまえもだ。」
〇〇「え⋯⋯」
御影「え⋯⋯じゃねぇよ。おまえもべっぴんさんなんだから、パリッとしてみろ。」
御影「おまえは勉強も遊びも、何だって真面目にやっちゃうタイプだろ?」
〇〇「えぇと⋯⋯」
御影「俺のクラスの真面目ちゃんは、なんだって本気でやっちゃうべっぴんさんだ。」
御影「まずは次のテストから頑張ってみろよ。な?」
御影「ほら、午後の授業だ。じゃあな。」
〇〇(御影先生⋯⋯もしかして、この前赤点とったこと、気にしてくれてた⋯⋯?)
〇〇(御影先生、課外授業のプリントを渡すって言ってたけど……)
〇〇「あ、やっぱり……」
御影「おお、よくここってわかったな。」
御影「さすが、課外授業に付き合ってくれる真面目ちゃんだ。」
〇〇「御影先生はあんまり職員室にはいないので。」
御影「あそこは空気が悪いんだよ。あ、空調って事じゃなくて、雰囲気な?」
〇〇「そんなこと言ったら、怒られますよ?」
御影「そう、何もしてないのに、この格好でいると叱られるんだ。」
〇〇「ふふ。……あ、課外授業のプリントもらいに来たんですけど。」
御影「あっ、そうだ。悪い悪い。理科準備室に置いてきちまった。後でとってくるよ。」
〇〇「いいですよ、帰りに寄りますから。」
御影「そりゃダメだ。課外授業の常連さんに、面倒ばかりかけらんねぇよ。」
御影「職員室はいやだけど、あそこは俺の部屋だからな。んじゃ、行こうぜ。」
御影「んじゃ、今日はここまでだ。部活、寄り道、直帰なんでもいいけど、気をつけろよ。
御影「〇〇。ちょっと帰りに園芸部の畑に、寄ってくれっ。」
〇〇「え……あ、はい!」
御影「………やっぱな。ちょっと疲れてるんじゃないか?」
〇〇「え?そんなことないですけど……」
御影「いいから、深呼吸してみろ。」
〇〇「……すぅ、フー……」
御影「もう一回。」
〇〇「……すぅ、フー……」
御影「植物の葉っぱには匀い袋があってな、虫は嫌がるが、人にはリラックス効果があんだ。」
御影「いつも一生懸命なおまえはカッコいいけど、たまにはのんびりも必要だ。」
〇〇「……あ、はい。」
御影「よし、んじゃあもっかい深呼吸してから帰れ。」
〇〇(あれ?少し体が楽になったかも……御影先生のおかげだよね)
〇〇「0000000000」
男子「0000000000」
〇〇「0000000000」
男子「0000000000」
〇〇「ふぅ……園芸部、大変だけどやりがいあるな。」
??「○○。おーい、お疲れさん。」
〇〇「御影先生。これからよろしくお願いします!」
御影「ははっ、最初から飛ばしてんじゃねぇか?」
御影「いいか。植物はゆっくり育てるもんだ。」
御影「俺たちができるのは、アシストだけ。頑張るのは植物のほう。」
〇〇「そっか……植物にがんばってもらえるように、がんばります。」
御影「ははっ、わかったよ。本当に頑張るのが好きなんだな。」
御影「いいじゃねぇか。俺はそんなおまえが好きだぜ?」
〇〇(!!今、「好き」って――びっくりした……)
〇〇「……あれ?園芸部の畑に誰かいるみたい。」
〇〇「御影先生。お昼休みまで、植物のお世話ですか?」
御影「おう。そういうおまえもか?」
御影「手間をかければかけるほど、べっぴんさんに育ってくれるからな。」
御影「……ま、人間も同じかな?」
〇〇「え?」
御影「おまえもべっぴんさんになってきたって、言ってんだよ。」
御影「最近、おまえに手間をかけてるからかな?」
〇〇「手間?」
御影「やべ、昼休み終わっちゃうな。じゃな。」
〇〇(手間って……もしかして一緒に出掛けたことかな?)
〇〇「0000000000」
男子「0000000000」
〇〇「0000000000」
男子「0000000000」
〇〇(今日も園芸部の畑に寄ってから帰ろうかな)
〇〇「あ、御影先生。」
御影「〇〇、いいな。」
御影「帰り際に植物が気になってくれば、おまえも立派な園芸部員だ。」
〇〇「本当ですか?」
御影「ああ、ようこそ園芸の世界へ。」
御影「ただ、これから大変だぞ?」
〇〇「ええ?」
御影「雨、風、気温が気になってしょうがねぇ。」
御影「台風の季節なんて、生きた心地がしない。」
〇〇「確かにそうですよね……どうしよう……」
御影「ははっ、まだ早ぇよ。しばらくお天気続きだ。」
〇〇(わたし、園芸部に入って少し変わってきたかも……?)
〇〇(そうだ、園芸部の活動記録を提出しよう)
〇〇「御影先生。活動記録、持ってきました。」
御影「おお、ありがとうな。午後は授業もないし、それ見ながら一服かな?」
御影「先生特権ってやつだ。活動記録読むのって、楽しいんだぜ?」
〇〇「植物の成長記録って面白いですよね。」
御影「まあな。でも、記録付けてるおまえたちの変化もわかるんだ。」
御影「徐々に天候を気にするようになったり?」
御影「虫見るたび騒いでたやつが平気で手でつまんだりさ。」
〇〇「でも、まだ手で触るのはちょっと……」
御影「そう言ってても、いつの間にか平気になってんだよ。」
〇〇(あれ、御影先生の服に何かついてる……?)
御影「おお、虫でも付いてたか?」
〇〇「ええええっ!?」
御影「なんでおまえが驚くんだよ。」
〇〇「だって、ゴミか何かだと思ったので……」
御影「そっか。ま、こういうのがきっかけで慣れてくんだよ。」
〇〇(うーん、虫はまだ時間がかかりそう……)
〇〇「今日もたっぷり、お水をあげるよ~。」
??「〇〇。」
〇〇「あ、御影先生。おはようございます!」
御影「いいな。いつも、ああやって話しかけてんのか。」
〇〇「えっ、話してました?あまり意識してないかも……」
御影「いいんじゃねぇか?植物は話しかけると、よく育つって言われてるからな。」
〇〇「御影先生もいつも話しているんですか?」
御影「いや、人間と一緒で植物も色々だ。トマトやジャガイモなんかは、最低限の水で育てる方が美味しくなる。」
御影「スパルタがいいやつも、優しくするのがいいやつもいるってことだ。」
〇〇「ス、スパルタですか……」
御影「そう。愛があるからこそ厳しく接する。」
御影「おまえは、どっちのタイプだろうな?」
〇〇(えーと……わたしは……?)
〇〇「くんくん……あれ、少しハーブの香りがするかも?」
〇〇「あ、御影先生。ハーブの収穫ですか?」
御影「おお、よくわかったな。さっきビニールハウスで良さそうなの収穫したんだ。」
〇〇「いい香り、向こうでもわかりました。」
御影「そうか。うーん、おかげでいい汗かいた。」
〇〇(あ、御影先生。汚れた手で汗を拭いたら――)
×:御影「肩も腕もこった~。」
御影「おお、汗と泥で顔がやべぇな。」
〇〇「はい、ハンカチどうぞ。」
御影「おっ、今のキュンときたっ。」
御影「でも、おまえのハンカチ汚すくらいなら、この軍手でふくよ。ありがとな。」
〇〇(ええ?いいのにな……)
〇〇(そうだ。園芸部の畑の草取り、やらないとね)
御影「〇〇、いいとこに来た。除草作業手伝ってくれ。」
〇〇「はい。じゃあ、わたしはむこうの端から。」
御影「おお、頼む。張り切ってんな。」
御影「さては……この作業、嫌いじゃないな?」
〇〇「はい。雑草も虫も、有機栽培の証――ですよね?」
御影「おお……いつの間にか成長しやがって!」
御影「ふぅ……あんまり泣かすんじゃねぇよ……」
〇〇(ええ!?御影先生の目に涙……?)
×:御影「おお、労ってくれんのか?」
御影「これが本当の嬉し泣きだ。」
〇〇「ふふっ。本当に泣いてるんですか?」
御影「そうだよ。誰が泣かしたと思ってんだ。」
〇〇(やった、御影先生に褒めてもらえた!園芸部でがんばってきて良かったな)
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