384 名前:通常の名無しさんの3倍投稿日:2008/05/10(土) 05:41:33 ID:???
前スレ、920-922の続きです。

ジュドー「おぉ、すっげーいい匂い!」
ガロード「今日は餃子パーティーかぁ!」
シン「腹減ったなー。あれ?ウッソ…にアルにシュウトに…アムロ兄まで手伝ってる!?」
キラ「珍しいね。そういえば最近アムロ兄さんが料理してるの、見なかったな」
アムロ「珍しがるのは結構だが、お前たちもウッソたちを見習って偶にはロランを手伝えよ?
     特にそこで摘み食いしようとしている2人!」
ガ・ジュ「ギク!」
キラ「アムロ兄さんの言ってることも正しいけど、年齢順と職業柄手伝うべき筆頭の人がいるんじゃない?」
シン「?…あぁ、今上でガンプラ作ってる人な」
アムロ「キラの言うこともわかるが、それが手伝わなくていいという理由にはならないぞ」
キラ「ちぇ、誤魔化されてくれないか」
ジュドー「まま、その辺は折を見てってね」
ガロード「とりあえず皆も呼んで冷めないうちに食べようぜ!」
アムロ「それもそうだな。あと運ぶのも手伝ってくれ」
キ・シ・ガ・ジュ「はーい(←説教を免れたので素直)」

シロー「へぇ、ウッソとアルとシュウトが作ったのか。頑張ったな」
アル「へへ」
シュウト「結構面白かったよ」
ウッソ「ロラン兄さんほど巧くはないですが、味には問題ないと思いますよ」
カミーユ「ウッソが珍しくまともな言動を…」
ウッソ「む、…カミーユ兄さんは別に無理して食べてくれなくても結構ですよ」
カミーユ「おい、そこまで言わなくたっていいだろ」
アムロ「半分以上を仕上げた功労者ではあるなウッソは」
カミーユ「うっ」
ロラン「お陰で支度も早く進んで助かりました」
カミーユ「うぅっ…!」
シーブック「カミーユ、今日に関しては、ちゃんと手伝ったウッソに文句を言える立場じゃないな俺たちは」
カミーユ「っ…、悪かったよ」
ガロード「それにしてもおっもしれー形してんなぁー」
ジュドー「星にハートに…クローバーなんてどう作ったんだ?」
キラ「これは…ガンダムの角の部分かな?シュウトが?」
シュウト「うん」
シン「こっちはちょっと歪だけど、多分ザクのヒートホークだ。…ってことはアルが作ったのか?」
アル「うん、そう。他にも色々試したんだけど、巧くいかなくてそれだけになっちゃった」
ヒイロ「ただ作るだけでなく、視覚的にも楽しませてくれる…素晴らしい仕事ぶりだ」
マイ「初めて作ったのに型崩れなく均等に作られているウッソの餃子も目を見張るものがありますね」
シン「これであの悪い癖がなけりゃなぁ」
キラ「シン、聞こえるよ。それにウッソだってああ見えてNTでもあるんだし、カミーユ兄さんの二の舞になりたいの?」
ウッソ「…もう聞こえてますよ。というか、少しは小声で話してくださいよ。むしろ皆聞こえてますよ」

385 名前:通常の名無しさんの3倍投稿日:2008/05/10(土) 05:42:53 ID:???
コウ「…」
シロー「どうしたコウ?箸が進んでいないようだが…というより沈んでるが?」
コウ「餃子が…」
シロー「餃子がどうした?」
コウ「何で…なんで僕の取った餃子にだけ挽肉の代わりに人参(を大根おろし状にしたヤツ)が入ってるんだ!?おかしいよこれ!!」
アムロ「…何故そこで俺を見る」
コウ「違うの?」
アムロ「俺じゃない。何でお前のためにそこまで手間をかけてやらなきゃならないんだ」
コウ「う…それはそれで何か傷つく…」
ジュドー「地味にキツイ台詞だけど、その分説得力はある…と思ったけどそんなことはなかったぜ」
ウッソ「アムロ兄さんなら、やる時は手間とか関係なくやりますからね(←犯人)」
シーブック「確かに凄い手間だな。人参のすり身を餃子一個分なんて」
ヒイロ「アルとシュウトに見つめられて身動きが取れなくなっているなコウ兄さん」
シロー「コウには気の毒だが、食わないわけにはいかないだろうな」
ドモン「ふん、中身が肉だろうが人参だろうが餃子は餃子だろう。そんなだから軟弱なんだ」
シロー「いや、そこはだいぶ違うだろう」
コウ「………よし、食べたぞ!!餃子は止めといて次は野菜炒めを………!!??」
ガロード「あー、あれはどう見ても野菜炒めの色じゃないな」
ジュドー「オレンジだな」
キラ「オレンジだね」
シン「つか、人参な。野菜炒めっていうより、人参炒め」
アムロ「…だから俺を見るな。揃いも揃って」
カミーユ「…(俺は知らないふりをしておこう。関係ないところで食いっぱぐれたくはないし)(←最高NT能力保持者)」
ロラン「皆さん、アムロ兄さんも今日の功労者の一人なんですよ?詮索はそれくらいにして、
    エビチリや炒飯もありますから、どんどん食べてくださいね(←犯人)」
コウ「…何か呆然としてたら知らぬ間に人参炒めが明らかに僕の分だとわかるように取り皿に盛られてる………
   嫌な予感はするけど、こうなったら炒飯を………orzヤッパリソウデスヨネ」
ジュドー「そこでエビチリに行かない辺りがコウ兄だよな。」
ガロード「期待を裏切らない的な意味でな」
シン「宣言までしてるから後に引けなくなってるし」
ヒイロ「ドツボだ」
マイ「海老炒飯、五目炒飯、牛蒡炒飯………人参炒飯。明らかにおかしい並びですね」  
キラ「僕には関係ないし、じゃあ僕は海老炒飯を食べよ」
コウ「こんな…こんな…こんなのは世界の歪みだ!!お前(人参)は生きていちゃいけない存在なんだ!!ここからいなくなれぇ!!」
刹那「真のガンダムの作った料理を侮辱するとは、コウ兄さんをガンダムの敵と断定し、駆逐する!!」
ジュドー「ちょっ、いきなり刹那兄が反応した!?」
ガロード「まさか、刹那兄にはアムロ兄の作った料理が区別ついてんのか!?」
シン「でも思いっきり犯人ばらした!?」
キラ「じゃあさっきの人参餃子と人参炒めは別人だったの!?」
シーブック「皆アムロ兄さんだと疑わなかったのか…アムロ兄さん、ここは兄さんが刹那を止めてください!…兄さん?」
アムロ「あ、ああ…」
シーブック「どうしたんですか?」
アムロ「いや…」
ロラン「まさか自分の作った料理を正確に把握して即座に反応されるとは思わなかったから、照れてるんですよね?」
アムロ「!…ロラン!」

386 名前:通常の名無しさんの3倍投稿日:2008/05/10(土) 05:43:35 ID:???
シロー「く!こうなったら目には目を!ガンダム馬鹿には任務馬鹿だ!ヒイロ、このままじゃコウがミンチになる!阻止しろ!」
ヒイロ「何か言われたような気もするが、任務了解。ターゲットロックオン、目標を排除する」
シーブック「そこ排除しちゃ駄目だろ!?」
コウ「…どうあっても間に挟まってる僕は巻き添え食いそうなのは気のせいかな。むしろミンチフラグが2倍に…」
ヒイロ「ツインバスターライフルを相手にGNライフルとセブンソードで対抗する気か?」
刹那「ロックオンが言っていた。エクシアの実体剣は対ガンダムでGNフィールドを打ち破る切り札になると」
アムロ「刹那、バスターライフルとGNフィールドは違うぞ!?」
ロラン「刹那、ヒイロ、止めてく…!!」

ドモン「お前たち、いい加減にしないか!!!!!!」

ドモンの良く通るでかい声でしーんと食卓が静まり返った。

カミーユ「…声でかすぎだろ(耳押さえながら)」
ドモン「見ろ。アルとシュウトが丹精込めて作った料理が滅茶苦茶になりやしないかと悲しそうな目で見ているじゃないか。
    お前たちはそんなアルとシュウトの真心を踏み躙るのか!?」
ア・シュ「…(ドモン曰く純粋な眼差し)」
刹・ヒ「!!」
ガロード「まともだ…」
シン「(餃子の)中身が何でも構わないドモン兄がまともなことを言うなんて…」
ウッソ「ナチュラルに僕の名前がないのは突っ込んじゃいけませんか?」
ジュドー「ウッソ、そこは今は流しとこうぜ」
ロラン「…心外ですね」
兄弟「!?」

珍しくドモンがいいことを言った、と思った矢先のロランの声にまたしても一同が静まる。

ロラン「アルやシュウトが作った料理は大事にするけど、
    僕 の 作 っ た 料 理 は 何 度 ど れ だ け 蹴 散 ら さ れ て も 別 に い い ん で す ね ?」

ドモン「!!…ロ、ロラン!!これはそういう意味じゃ…!!」
ロラン「じゃあどういう意味なんです?」
カミーユ「ロランが、黒い…!」
ウッソ「だから僕の名前がナチュラルにry」
シロー「ロラン、そうじゃない!ドモンの言ったことは、いわゆる言葉の綾というヤツで」
ロラン「でも、今は止めていつもは僕の作った料理を吹っ飛ばしてますよね?」
ジュドー「…ロラン兄怖ぇー…俺らはやんないけど、ドモン兄とか筆頭だよな」
ガロード「あと、キラ兄とシン兄もな」
キ・シ「ザクグフゲルググry」
アムロ「ロラン、気持ちはわかるが何もお前に限った話じゃない。俺にしろ、ドモンにしろ、末っ子たちの前じゃ形無しってことさ」
ロラン「それは…わかってるんですけど…つい」
アムロ「うん、それがロランの料理を無碍にしていい理由にはならないよな。これを機に、心当たりがあるヤツは精々自重するんだな」
兄弟(一部)「…はい」

387 名前:通常の名無しさんの3倍投稿日:2008/05/10(土) 05:44:14 ID:???
アムロ「ところで話は変わるが」
ウッソ「僕もいつその話に触れるか気になっていたんですよ」
アムロ「ああ。…その、セレーネは何故ここにいるんだ?」
セレーネ「あら、失礼ね。ずっといたわよ。私だって家族の一員なんだからいて当たり前じゃない?」
アムロ「それはそうだが、今日スウェン君と出掛けたろ?」
セレーネ「そうね」
ウッソ「行く前にお風呂にも入って着替えもしてました」
シロー「何!?」
ジュドー「マジか!?」
シン「それっていわゆるデートってヤツじゃ」
キラ「じゃあ、ついにアムロ兄さんの悲願も…?」
セレーネ「ウッソ…やっぱりあれはあんたの仕業だったのね」
ウッソ「(やぶ蛇だった…!)」
アムロ「ハロに会ったのか?」
セレーネ「?変なこと言うのね。途中でハロを見つけたからウッソの悪戯だろうと思ってハロに問い詰めたのよ」
ガロード「ハロにも輪切りで脅したのかよ…」
セレーネ(ギロッ)ガロード(ビクッ)「そしたらハロが」

ハロ『今日、アムロガロラン手伝ッテ餃子パーティーヤル。ハロ、セレーネ迎エニ来タ』
セレーネ「あらそうなの?アムロ兄さんが家で料理するなんて久しぶりね」
スウェン「そうなのか?」
セレーネ「ええ。料理は好きみたいなんだけど、兄さんも忙しいしね。私がいないと寂しがるかしら?」
スウェン「家族は大切なものだ。そう無い機会なら参加した方がいい」
セレーネ「それもそうね。夕食どうしようか悩んでたけれど、今日は帰るわ」
スウェン「そうか」

セレーネ「ってことがあって…どうしたのアムロ兄さん?」
シロー「まさか自らがフラグクラッシャーになるとは思わなかったんだろうな…」
アムロ「orz」
ロラン「お風呂と着替えは?」
セレーネ「あ、それは行く前にウッソをry」
ロラン「あ、もういいです」
シロー「気にしないとはいえ、返り血は気になったのか」
ロラン「それでハロは輪切りを免れたみたいですね」
アムロ「orz」
ジュドー「何か白目向きそうな勢いだぜアムロ兄…」
ガロード「そっとしといてやろうぜ…」




ウッソ「まぁ正直僕としてはフラグなんかどうでも良くて、このセレーネ姉さんの画像を少し修正して
    ファイルに保存して、修正した画像はDSSDのHPのセレーネ姉さんの
    『普段は見られない素顔のセレーネ・マクグリフ』というタイトルで載せよう。
    綺麗なお姉さんの素顔っていうのは、マニア心を擽ること間違いなしだ。姉さん、元はいいんだし。
    修正もするし、あと入浴ry」
セレーネ「…ウッソ」
ウッソ「はっ!」

ハロは無事だったが、ウッソは輪切りにされたらしい。
余談だが、後日食事中は自重を図った兄弟たちだったが、ギンガナムと変態兄弟と変態2名、Tトロワなど諸々の終結により
カオスになり、キレたロランが月光蝶を発動させさらにカオスになったことから、戒厳令は解かれた。

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最終更新:2013年09月15日 14:05