シャクティ「おはようウッソ、また少しもらうわね」
ウッソ「おはようシャクティ」
シャクティは
ガンダム兄弟の家へよく野菜を分けてもらいに来ている。
ウッソ達の憶えている記憶ではシャクティは幼い頃から近所のあずま屋に一人で生活していた。
カミーユ「ドモン兄さん!それは俺のコロッケ!!」
ドモン「うるさいっ!!お前の食い物は俺のものだッ!!」
ガロード「おお、ジャイアニズムだ」
カミーユ「いつもいつもそうやって!お前は人間のクズだ!!」
ドモン「貴様ぁ!!兄をクズと言ったかっ!!貴様のような奴は修正してやるぅっ!!!」
カミーユ「俺のセリフを取るなああぁッッ!!!」
アムロ「お前ら、食事中に喧嘩するなと何度言わせればわかる!」
ギンガナム「よいではないか。食卓を囲めば人は闘争本能を思い出すのだ。
コロッケ一つで兄弟が喧嘩を始めるのだからな! と言う訳でおかわりである!!」
シロー「またあんたかっ!?」
キラ「
うあ゛ぁあ ・゚・(´Д⊂ヽ・゚・ あ゛ぁあぁ゛ああぁぁうあ゛ぁあ゛ぁぁ… また御飯がぁぁ・・・
ロラン「もういい加減にしてください!」
茶の間でいつもの朝食をめぐる喧嘩が始まっていた・・・
畑から二人はそれを眺めていた。
ウッソ「また始まった・・・これだからうちの家族は」
シャクティ「クスクス ウッソの家族はいつも賑やかだから」
ウッソ「賑やかすぎるにも程があるよ、この前だって(略」
シャクティ「でも家族が家にいるっていいよね」
ウッソ「!・・・ごめん、シャクティ・・・」
ウッソは彼女の家族を見たことはなかった。またシャクティも家族と過ごした思い出がないのだと言う。
ウッソ「シャクティ、これからも困った事があったら何でも言って。いつでも力になるからさ」
シャクティ「ありがとう、じゃあ行くね」
ウッソはその時知らなかった、シャクティを巡る陰謀がそこまで来ていた事を・・・
ウッソ「シャクティー、これ余っちゃったからロラン兄さんに渡され・・・って留守かな?」
シャクティの家に来たウッソ、そこにいたのは見慣れない、というかあからさまに怪しい人物だった。
ウッソ「誰!?まさか泥棒!?」
クロノクル「初対面の人間に随分ご挨拶じゃないか、少年」
ウッソ「人の家にマスク被った人間なんて明らかに泥棒か変態ですよ」
クロノクル「うるさい!アレルギー持ちなんだよ、私は!
・・・と失礼、私の名前は
クロノクル・アシャー、この家の少女に用があるのだが不在だった」
ウッソ「シャクティ目当て?・・・やっぱり変態じゃないですか!!」
クロノクル「だから違うと言ってろうに!!私はシャクティの叔父だ!」
ウッソ「変態に変態と言ってなにが悪いんですか!!」
シャア「ええい、変態変態と連呼するではない!マスク着用者にはマスクマンとしての誇りがあると言うものを!!」
ウッソ・クロノクル「「お前は何だーーー」」
シャア「しまった!我を忘れて
押入れから飛び出してしまったではないか!認めたくないも(略」タタッ
ウッソ「シャクティまで狙われていたのか・・・」
クロノクル「むう、あの男
シャア・アズナブル・・・
いかん、まさか我が社のプロジェクトを嗅ぎつけてすでにシャクティを!?あの男ならやりかねん」
ウッソ「シャアを知っているんですか!?」
クロノクル「知っているも何も奴は我がザンスカールコーポレーションの商敵の一つだ!」
ウッソ「そんな・・・シャクティーーーッ!!」
シャクティ「なぁにウッソ?大声なんか出して」
ウッソ「って・・・シャクティ?攫われたんじゃなかったの?」
シャクティ「やだウッソ、買い物に出てただけよ・・・お、叔父様?」
クロノクル「ああぁあぁ(゚∀゚)ァぁアぁぁ~~~~~ッ、良かったシャクティ~~~~
変態仮面に攫われたんじゃないかってビックリしたよぉぉぉ
すっごぃ心配したんだから、あの変態にあんなことやこんな事(;;´д`)ハァハァ…
それはそうと早くうちに戻ってきてよ~シャクティ~
シャクたんのためのプロジェクトが進まないんだから~~~
シャクたんのためにいっぱいいっぱい綺麗なドレス用意して
シャクたんのあんな事やこnブベラ!!
シャクティ「・・・行きましょウッソ」
ウッソ「凄い・・・的確にみぞおちへのトゥーキック・・・シャクティって・・・
それはそうとプロジェクトって?」
シャクティ「・・・今、ラクスさんがお父さんの会社のPRやってるでしょ?
私も芸能界デビューして全面的にお母様の会社のPRをするんですって・・・
私、そんなの恥ずかしいから断り続けてるんだけど・・・」
ウッソ「お母様、叔父様って・・・シャクティって家族」
シャクティ「あら、ちゃんといるわよ。ただお母様は忙しくて会社から帰る暇もないし
・・・叔父様はあんなだし。だから一人で家を借りて・・・」
ウッソ「・・・お互い家族で大変だね」
シャクティ「・・・うん」
ウッソ「取りあえず今日はうちで夕御飯食べなよ」
家への帰り道、それぞれの家庭にはそれぞれの悩みがある。ウッソはそう思った。
そしてこうも思った。「やっぱり仮面は変態の証なんだな・・・」
クロノクル「ぅぅ…叔父さんはやっぱりそんなシャクたんも・・・」
シャア「ならば同士となれ!」
クロノクル「寄るな変態!」
おわり
最終更新:2017年06月01日 17:04