966 名前:雪の舞う戦場 1/4 :2010/12/24(金) 19:42:59 ID:???
居酒屋青い巨星 店頭
マリナ(ミニスカ・サンタコス)「いらっしゃませ。
お土産用のお茶菓子などもありますよ」
アッガイ「もきゅ~、んきゅ~♪」
ミケロ・チャリオット「ほ~。姉ちゃん綺麗だなぁ。どうだ、仕事が終わったら俺と遊ばねえか?」
マリナ「ご、ごめんさない。今日は夜も遅く、仕事をしなければなりませんのでっ」
ミケロ「んだよ、つれねえなあ。まあ仕方ねえ。じゃあそのケーキ、ひとつ貰おうか」
マリナ「お買い上げ、ありがとうございました」
アッガイ「もきゅ」(マリナをツンツンする)
マリナ「どうしたのアッガイタソ? ──あ、雪?」
街頭アナウンス
絹江 「緊急警報発令、緊急警報発令!
現在、多数の未確認MS部隊が、ここ、ネオジャパンへ降下を始めています
住民の皆様は、速やかに最寄のシェルターへ避難してください!
繰り返します──っ」
アッガイ「もきゅー!」
マリナ 「たいへん! お店に知らせなくちゃ!
アッガイタソ、私が戻るまで、ここのケーキを守って!」
アッガイ「きゅぅ~!」
地球軌道上 プトレマイオス 艦橋
スメラギ「百を超える寒冷地用ザクⅡが、青い巨星へ降下しているですって!?
誰が指揮をしているのっ。目的は何! ヴェーダ、すぐに検索を!」
ティエリア「あなたはまた、私的にヴェーダを利用してっ!」
スメラギ「私的じゃないもん! て、そんなことを問答している時間はないのよ!」
ティエリア「ならば、どうしたというのだ! あなたほどの方が、そこまで動揺して!」
スメラギ「ダメだこの降下予想図は。なんらかの思惑があるとするならば、完璧すぎる
このままでは時間がない。お店が、潰される……っ!」
ロックオン「な……っ」
クルー一同「なんだってー!!」
リボンズ「仕方がないね。刹那へ接触して、彼を動かしてくれるかい?
彼が動けば、世界も気付くからね」
アニュー「神が必死で冬コミの追い込みしてるんだから、私たちはお手伝いをするの!
こっちは忙しいんだから、面倒ごとを持ち込まないでよ」
ヒリング「そーそー。だからそんな暇はないの! ほかを当たりなよ!」
リボンズ「スーチーパイちゃんの同人誌が人気絶頂で売り切れてしまった場合、
増刷する手立てとなる僕へ保険をかけておくことも、
ファンとしての嗜みだとは思わないかい?」
アニュー「あーもーっ、打算的なんだからっ。分かったわよ!」
ヒリング「えーっと? たしか、ヴェーダへのアクセスをティエリアに知られないように、
なんとかするためには、えー、こうしてっと。で、これがこう──」
リボンズ「フフ、できるじゃないか」
居酒屋青い巨星 近辺
マリナ 「ガンダムエクシア? どうして!?」
アッガイ「もっきゅーっ。きゅーっ」
マリナ 「ええ、危ないのは分かっているわ。でも、ケーキを守らないと!」
ラル 「行くぞランバ・ラル隊。店を守れ!」
コズン 「憩いの場として存在するこの店を襲ってくるとは、上等だ!」
クランプ「費用は気にせず、頼みます! 事後処理は、やってみせますから!」
アコース「頼もしい。ザクⅡJ型の真髄を、見せてやらあ! ナメんじゃねえ!」
ハモン 「刹那ちゃんの戦いも、掩護してあげるのよ?」
967 名前:雪の舞う戦場 2/4 :2010/12/24(金) 19:43:40 ID:???
アッガイ「むきゅ~! もきゅ~!」(なんか、ジタバタしている)
マリナ 「店長さんたちが、町を守るために戦いをっ! 今はダメッ。刹那!」
刹那 「ちっ。これでは撃てない! その場を退避しろっ」(ビームライフル、自重)
ゴズン 「すまないっ、助かった!」
ラル 「アコース、クラッカーだ!」
アコース「おお!」
チュドーン (上空の寒冷地用ザク、1機撃墜)
クランプ「店長! 数が多すぎます! こんなの、あとはもう!」
ラル 「分かっている! ハモン。最悪、カーゴの準備を」
ハモン 「……はい」
刹那 「青い巨星部隊へ。俺は一機でも多く、奴らを墜とす! しかし、数が数だ
撃ち漏らした降下部隊の処理は、頼む!
真のガンダムが憩いの場とするこの店を……。俺は、俺は!
やらせたくないんだ!」(トランザムした)
マリナ 「いけないっ。みんな自爆を覚悟している!」
突如、マシンガンの流れ弾が、マリナを襲う
マリナ 「きゃあああ」
アッガイ「もっきゅーーーー!」(マリナをかばう)
マリナ 「アッガイタソ!!」
ドガガガガアァァァン!!
アッガイ ピー……、ギ~……、ギコ、ギコ……(直撃を受けて原型をとどめていない)
マリナ 「なんでこんな無茶をするのよ、アッガイタソ……」(アッガイを抱き上げる)
アッガイ ギギ……、きゅ^^ ……ピー(アッガイ、動作停止)
マリナ 「嘘……。アッガイタソ!!」
コズン 「やりやがったなテメえらああ!」
ラル 「熱くなるなコズン! クランプ、コズンを援護しろ!」
アコース「こっちの弾薬が、もう!」
刹那 「地上の陣営が、崩れた……っ」
??? 「こちら、火消し隊。これより掩護を開始する」
刹那 「
ゼクス・マーキスか!」
プリペンダー「私はプリペンダー・ウインド。ノイン、周辺の消火活動を頼む
私は降下中の敵MSの駆逐へ向かい、エクシアと共闘する」
ノイン 「了解。各機、これ以上の火災被害を、なんとしてでも食い止めろ!」
キャプテン「
マリナ・イスマイール。アッガイタソをこちらへ。ただちに修理する!」
マリナ 「え?」
セレーネ「大丈夫、まだ直せる!」
ALICE 「アッガイタソを壊しちゃったら、私、許さないんだからね! 早くこっちへ!」
マリナ 「お願いします……、お願いします! アッガイタソを、助けて!」
セレーネ「ALICE、ラボ出して。キャプテンは、すぐにアッガイタソを中へ運びなさいっ」
ALICE 「中へ入れちゃうのって、すっごく恥ずかしいんだからっ。貸しひとつよ!!」
セレーネ「この期に及んで、まだ言うか。私が処置する。急ぎなさい!」
968 名前:雪の舞う戦場 3/4 :2010/12/24(金) 19:44:26 ID:???
アル 「なんで
こんなことになってるんだよ!
ザクで雪を降らせるって話だったはずでしょ!」ヅダダダダ
バーニィ「アル駄目だっ。危ない!」
ラル 「アルかっ。来るな、殺されるぞ! ……ええい!」(ラル無双発動)
ハモン 「あの子を、傷つけるわけにいかないっ」(カーゴを捨て、マゼラトップで出撃)
アル 「やめなよっ。戦わなくて、いいんだ!」
寒冷地用ザクⅡたち、突如、動きを止める
アル 「全員、正座!」
寒冷地用ザクⅡ全機、MSで正座する
アル 「みんなを惑わしたのは誰だ! 僕がとっちめてやる!」
降下終了した寒冷地用ザクⅡたちも、次々に正座する
アコース「アルが、戦いを止めやがった……」
コズン 「ザク乗りにとっては、きついお灸だな。しかし、助かった」
ラル 「クランプ、被害状況の確認を頼む」
クランプ「はい!」
ハモン 「マリナたちはっ!」
アッガイ「きゅ?」
マリナ 「よかった、アッガイタソ!」
アッガイ「んきゅ~♪」
マリナ 「ええ、アッガイタソのおかげよ。守ってくれて、どうもありがとう」
アッガイ「もきゅきゅ~……」
マリナ 「そんな心配はいらないの
潰れてしまったケーキは、店長さんに謝って作り直してもらえばいいんだから
アッガイタソが無事で、本当に、本当によかった……」(アッガイを抱き締める)
アッガイ「んきゅ~」
ALICE 「とりあえず、一件落着かな」
キャプテン「ありがとう、ALICE」
ALICE 「ち、ちょっと。そんな言葉だけで、私が満たされると思わないでよねっ///」
セレーネ「フウ、こっちはOKね
それにしてもアルは……。ザク乗り全員を従えられますか
恐ろしい子っ」
969 名前:雪の舞う戦場 4/4 :2010/12/24(金) 19:45:16 ID:???
リボンズ「作戦終了のようだね。では、約束は守ってもらおうかな?」
ギレン 「我が社が責任をもって、スーチーパイ氏の同人誌発売を、宣伝させてもらう」
リボンズ「助かるよ。あの子たち、一度言ったら、聞かないんでね」
キリシア「ザクを使い指揮を執った張本人は誰だっ。なぜそこを調査しない!」
ドズル 「ネタ氏によって、いくらでも状況は変わる。保険ではないか、姉上」
キシリア「気に入らんな。シャアめ、なぜこうにもなっていながら、動かないっ」
ミネバ 「どうしよう。アルへのクリスマスプレゼントのつもりだったのに」
シャア 「戦いになってしまいましたな
しかし、寒冷地用ザクⅡで雪を演出なさるとは、粋な計らいでした」
ハマーン「ほのぼのとお茶をしている場合か、シャア!
事後処理をすべて私に
押しつけて!」
シャア 「だから、今夜は空けると言った」
ハマーン「くっ。私にはジュドー・アーシタがいるのだぞ!」
シャア 「では好きにすればいい」
ミネバ 「アッガイタソたちに、謝りにいってくる」
シャア 「では、付き合いましょう。なあに、気にすることはない。犯人はほかにいます」
ハマーン「このロリコンめっ。ミネバ様と二人きりになど、させられるものかっ」
シャア 「空砲が実弾に換装されていた問題は、笑い事ではすまんのだぞ」
ハマーン「! ……!!」
シャア 「しかし、幻想的なこの企画を利用し混乱を招いた黒幕は、いったい何物なのだ」
970 名前:通常の名無しさんの3倍 :2010/12/24(金) 20:49:35 ID:???
ドモン「ミケロ・チャリオット、貴様いつの間に改名を」
ミケロ「うるせぇ!ありゃ噛んだだけだ!」
最終更新:2014年12月19日 20:06