161 名前:アムロの日記・ヒイロの用事編(1/3) :2011/05/16(月) 15:43:50.65 ID:???
アムロ「さて、今日は独りでラルさんのお店に……」
 本日は貸切営業にてご迷惑をお掛けします。ランバ・ラル
アムロ「貸切か……なら仕方ない、帰るとするか。
    って、あれはヒイロ?ラルさんのお店の裏口で、辺りを窺って……何をしているんだろう?」

ヒイロ「……」コンコン
??「トランザム」
ヒイロ「自爆レバー」
??「よし、入れ」

アムロ「お客ってのはヒイロだったのか。でも、なんであんなにコソコソしていたんだろう?
    ちょっと気は引けるが、この偵察型ハロで調べてみるか……」


ヒイロ「遅くなってすまない。俺のミスだ」
マシュマー「だからといって、自爆スイッチを押すのはフライングだぞ?」
アンドレイ「それに、誰も気にしてないさ」

ラル「あーあー、静粛に。忙しい中をこれだけの人数が集まってくれた事に、まずは感謝したい。
   料理は沢山用意してあるから、気にせず食べて、飲んでくれ」
アムロ「ラルさんが主催してたのか。でも、何の集まりだろう?」
ラル「今回集まってもらったのは他でもない。我々の悲願……あの事業の開始が決定したのだ!!」
 ワーワードカーン
ラル「量産型イノベイド君、嬉し自爆はまだ早いぞ。この事業は、ウィナー家の後援あってのものだ。
   そこでまず、ウィナー家の御曹司であり我々の会員でもあるカトル君に一言いただきたい」
アムロ「ううん、いったいどんな会なんだろう……」

162 名前:アムロの日記・ヒイロの用事編(2/3) :2011/05/16(月) 15:44:42.11 ID:???
カトル「ご紹介にあずかりました、カトル・ラバーバ・ウィナーです。
    今回の事業は、皆の想いが宇宙に届いた、その証と言えましょう。
    ですが、これがゴールではありません。文字通りのスタートなのです。ですから、皆で大きくしていこうではありませんか!」
 ワーワードカーンドカーン
カトル「では、発表は会の発起人である、ラルさんにお願いしたいと思います」
ラル「うむ……我々は、今ここに……」

ラル「『自爆友の会』発行雑誌の創刊を発表する!!」
 ドカーンチュドーンドッカーン
ヒイロ「これが、嬉し涙か……」ポチッ
カトル「ええ、これも宇宙の心……」ポチッ
ティエリア「特攻は甘え、自爆部分の分離は臆病、未遂は万死に値する……これが人間か……」ポチッ
ラル「自爆を世に広める事を目的とした雑誌……会員のみの会誌とは……会誌とは違うのだよ」ポチッ

アスラン「どうしてこんなところに来てしまったんだろう……」
ラル「ははは、自爆王子と謳われた君が、そんな事を言ってはいけないな」
アスラン「一言も聞いた事が無いのですか……」
ハモン「主人ったら、珍しく酔ってるわ。それほど嬉しいのでしょうね」
グラハム「会長、雑誌に警察監修の『正しい自爆の仕方』のコーナーを設けて頂き、感謝しています」
ラル「美しい自爆は正しい自爆を覚える事から始まる。当然だよ」
ヒイロ「ああ。本番でスイッチが壊れていた、なんて事態になってはならないからな……」


 アムロの日記 ○月△日
今日、ヒイロのプライベートを少し知ることが出来た。
年齢や立場の違う人間が同じ趣味の下で集まり、気兼ね無く話す姿は、見ていて俺も楽しい気分になるし、
そういう友人を多く持てるヒイロは幸せだと思った。

163 名前:アムロの日記・ヒイロの用事編(3/3) :2011/05/16(月) 15:46:29.93 ID:???
後日談

アムロ「おや、この雑誌は?」
キラ「さっきまでヒイロが読んでたよ。置き忘れるなんて、珍しいよね」
アムロ「あいつも趣味の雑誌なんか買うんだな……ちょっと読んでみるか」

『月間自爆』創刊特別号(第1号)
  • 創刊大特集その1!自爆の魅力に迫る!
  • 創刊大特集その2!あなたはどっち?スイッチ型VSオーバーヒート型
  • この人 第1回 ヒイロ・ユイ~自爆の革命児~
  • MS大解剖 File.1 ガガ~量産型自爆専用機の衝撃~
  • 緊急対談!ランバ・ラル&アスラン・ザラ 世代間の自爆観を語り尽くす
  • トレーズ・クシュリナーダ「自爆と戦士」etc...
 ついに創刊!全国100万人のジバッカー達よ!祝砲をあげろ!!

アムロ「……頭痛くなってきた」

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最終更新:2015年03月06日 19:08