848 名前:果て無き夢轍に投稿日:2008/04/06(日) 23:06:14 ID:???
オッチネン「少佐ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」

マイ   「……本日この日を以って、ヅダは通算百回目の空中分解を記録せり……」
ワシヤ  「うわぁぁぁぁん! だから俺は止めろと(ry」
デュバル 「クッ……何故だ、何故ヅダは決まって空中分解を……! ハッ、そうか、これはジオニック社の連中の(ry」
ワシヤ  「……と、ひとしきり泣いたところで……頼むわ」
アル   「うん。うわぁ、こりゃミンチよりひどいや」
オッチネン「ふぅ、死ぬかと思ったぜ」
ワシヤ  「ほい、バイト代。いつも悪いな」
アル   「ううん、いいんだよ。僕だってちょっとは家計の足しになりたいしね!」
ワシヤ  「くぅ……泣かせるなあ! よし、ちょっと色つけてやるよ!」
アル   「わぁ、ありがとうワシヤさん!
      (ホントは本物のザク買うための資金にするんだけどね。これだから大人は簡単でいいよ!)」
マイ   (……近頃のアルは原作で見せていたずる賢さを鍛えつつあり。兄として監視の必要が……)
デュバル 「クッ……何故ヅダは決まって空中分解を……最近はわたしも開発に口を出しているというのに……」
ワシヤ  (それが原因なんじゃないのか……)
デュバル 「……すまない諸君、今日はもう帰らせてもらう……」
ワシヤ  「お疲れ様でした! ……しっかしオッチネンも大変だよな、毎度毎度空中分解……」
オッチネン「いや……慣れると癖になるぜ、あれ」
ワシヤ  「……遠い世界、君は悲しみ越えて旅立つよ、と……」

デュバル (……わたしは間違っているのか……いや、そんなことはないはずだ。
       いつかヅダはザクなど物ともしない高機動高性能兵器として、頑駄無町の歴史に厳然と存在するようになるのだ。
       そのためには、まず今のように空中分解を起こさないように改良しなければ……
       そうとも、わたしが必ずそうしてみせる! そのためには今後ももっと開発に口出しを……)
ガロード 「あ、いたいた!」
ジュドー 「ねえおじさん、ヨーツンヘイム社のデュバルさんでしょ!?」
デュバル 「む……そうだが。君たちは……?」
ジュドー 「おじさんのヅダ見てさ、ちょっとこう、ピキーン! と来ちゃったんだよね!」
デュバル 「……! そ、そうか……! なかなか見所のある若者達だな!」
ジュドー 「そうでしょそうでしょ! でさ、おじさんの腕を見込んで頼みたいことがあるんだよ」
デュバル 「何かね? 高機動型MSに関する知識なら多少はあるつもりだが……」
ガロード 「いや、そういうんじゃなくてさ……まあ、ついてきてくれれば分かるから!」

849 名前:果て無き夢轍に投稿日:2008/04/06(日) 23:07:24 ID:???
 ~で、兄弟家~

シャア  「クッ……煮るなり焼くなり好きにするがいい!」
アムロ  「ロランのパンツを盗もうとしたところを捕まっておいて、よく言う!」
グエン  「ハァハァ……今この状態がローラとのSMプレイだと想像すると、もう……!」
ヒイロ  「……兄さん、射殺の許可を」
アムロ  「ダメだ。今日はちょっと試してみたいことがあるからな。そのためにこうしてミンチにする前に捕獲させたわけだし」
ジュドー 「ただいまー!」
ガロード 「連れてきたぜ!」
デュバル 「……お邪魔します」
アムロ  「ああデュバルさん、はじめまして、私、ラーカイラム社のアムロ・レイ・ガンダムと申します」
デュバル 「これはご丁寧に……私はヨーツンヘイム社でヅダの開発に携わっているジャン・リュック・デュバルと申すもの」
アムロ  「ははは、よく知っていますよ。今日はデュバルさんのお噂を聞いてお呼びしたんですから」
デュバル 「ふむ……ところで、ここに縛られているのは……?」
アムロ  「ああ、こいつらのことは人間だと思わなくて結構です。人権とかありませんから」
シャア  「オイ、言うに事欠いてなんて言い草だ貴様!」
グエン  「これがローラの言葉攻めだと想像すると……ハァハァ……」
デュバル 「……なるほど、よく分かりました。しかし、この状況で、わたしに一体何をせよと?」
アムロ  「この連中を、順々に突いてみてください」
デュバル 「は? こうですかな?」

 ツン、ツン

シャア  「……? いったいなんのつもり……ひでぶ!?」
グエン  「た、た、たわばぁっ!?」

 グシャアッ!

デュバル 「……!!」
ヒイロ  「……! 凄まじいな……!」
ジュドー 「見事な分解ぶり……!」
ガロード 「さすが空中分解のデュバルさんだぜ!」
アムロ  「触れただけでミンチより酷い状態に……! いやあ、さすがのお手並みですねデュバルさん」
ヒイロ  「……俺やキャプテンでもここまで鮮やかにミンチにするのは無理だ……」
アムロ  「これで変態を撃退するのがさらに容易くなるってものです。どうです、我が家と専属契約を結びませんか?」
ジュドー 「いやー、デュバルさんは我が家の救世主だね!」
ガロード 「ホントホント。空中分解万歳だな!」
二人   「ぶ・ん・かい! ぶ・ん・かい!」
デュバル 「……」

 ~翌日~

マイ   「おはよう……あれ、デュバルさんはどうしたんだい?」
ワシヤ  「旅に出るって書置きを残したまま行方不明だ」
オッチネン「クッ……一体どこに行かれてしまったんだ……!」
ワシヤ  「お前……そんなにもデュバルさんのことを」
オッチネン「あなたがいなければ空中分解出来ないじゃないですかぁ、デュバルさーーーーん!」
ワシヤ  「……夢放つ遠き宇宙に、君の春は散った、と……」



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最終更新:2020年04月12日 20:41