MOBILE SUIT GUNDAM Lost War Chronicle
概要
原作ゲームは『機動戦士ガンダム戦記 Lost War Chronicles』2002年8月1日にバンダイが発売したPlayStation 2用3Dアクションゲーム。尚、ゲームそのものにはストーリーが存在せず「主人公=プレイヤー」なので主人公(マットとケン)の描写が存在しない。
本作のタイトル「
ガンダム戦記」は、ゲーム独自のストーリーを持つ「機動戦士ガンダム外伝」シリーズに対し、ガンダムの世界観における戦闘を楽しむという主旨のゲームとして新たに設けられたカテゴリー名(もしくはシリーズ名)である。
プレイヤーは一年戦争時の地球連邦軍またはジオン公国軍のモビルスーツ小隊長となり、アニメ『機動戦士ガンダム』などでは語られなかった様々なミッションをこなしていく。
連邦・ジオンそれぞれにオペレーター・整備士・監査官の3人の女性がつき、
ミッションを終えるたびにお褒めの言葉ないしお叱りの言葉をもらえるのが特徴。
好感度を上げればご褒美のムービーも。
別名「ときめきガンダム」。
通常版のほかに、設定資料集やオリジナルTシャツなどが同梱された「LIMITED BOX」が限定発売された。
また、角川書店より小説版と漫画版の刊行や、出演女性声優6名によるユニット「ガンダムガールズ」が結成され、軍服コスプレによる宣伝活動や歌手活動などが行われた。
小説版は林譲治、漫画版は夏元雅人が担当。上記のようにゲーム版では定められたストーリーが存在しないため、登場人物は共通するもののそれぞれのストーリー展開が異なる。漫画版は同じ作者がコミカライズを担当した『機動戦士ガンダム外伝 宇宙、閃光の果てに…』と繋がりがあり一部キャラクターが引き続き登場している。また、同じく夏元の漫画作品『GUNDAM LEGACY』とも関連が深い。
ゲーム『SDガンダム GGENERATION SPIRITS』では、漫画版を元にしたシナリオが収録された。
ストーリー
宇宙世紀0079ー
実戦や、部隊運用に関するデータ蓄積を目的とした部隊
地球連邦軍第三独立機械化混成部隊「デルタチーム」。
サイド3外のスペースノイドを中心として構成された部隊
ジオン公国軍「外人部隊」MS特務遊撃隊「レッドチーム」。
戦いの理由、譲れぬ理想 戦いの果てに、理想の果てに、たがう信念の行く末とはー
登場人物
マット・ヒーリィ(CV:小西克幸)
デルタチームの小隊長でパイロット。コードネームは「デルタリーダー」。
海兵隊を経て、MSオアイロット養成課程を首席で卒業したエリート軍人。
他の2人に比べると実戦経験は少ないが他者が思いつかないような戦術や、部隊運用で結果を出し信頼を勝ち取る。
ラリー・ラドリー(CV:岡崎雅紘)
デルタチームのMSパイロット。コードネームは「デルタ2」。
元戦闘機乗りの冷静沈着なベテラン。高い射撃スキルを活かし、砲撃や狙撃による支援役に回ることが多い。
外見からクールな印象を受けるが、実は義理人情に厚いタイプ。
アニッシュ・ロフマン(CV:白石稔)
デルタチームのMSパイロット。コードネームは「デルタ3」。
ジオン軍のキャルフォルニアベース制圧戦の際の61式戦車部隊の生き残り。
MSパイロットとしての技量も高く、臨機応変な立ち回りを得意とする。
ノエル・アンダーソン(CV:那須めぐみ)
デルタチームの新任オペレーター。サラミスの艦長だった父親をルウム戦役で亡くし、
戦争にきちんと向き合うために前線部隊への所属を希望する。一見普通の少女だが、生粋の軍属家系の中で育ち、
MS戦術論の秀でる。
ケン・ビーダーシュタット(CV:楠大典)
MS特務遊撃隊の招待帳でパイロット。コードネームは「レッドリーダー」。
コロニー建造の作業員としてサイド3の建造に携わっていたが、作業ポッドの操縦技術の高さに目をつけられ、
軍に妻子を人質に取られる形で、外人部隊として軍に参加することになった。
ガースキー・ジノビエフ(CV:高田べん)
MS特務遊撃隊のMSパイロット。コードネームは「レッド2」。
家族をサド3に残し、一年戦争の開戦当初から外人部隊として戦地を渡り歩いてきたベテラン兵。
ジェイク・ガンス(CV:矢部雅史)
MS特務遊撃隊のMSパイロット。コードネームは「レッド3」。
若さ故か、物事の本質を見抜けず周囲に流されるクセがあり、エリート軍人にあこがれて自ら望んで外人部隊に志願した。
ユウキ・ナカサト(CV:浅野真澄)
MS特務遊撃隊のオペレーター。コードネームは「レッドゼロ」
友人とサイド3へ旅行中に開戦となり、故郷であるサイド2は壊滅した。
行き場をなくした彼女は、生きる為に自分の故郷を破壊したジオン軍に入隊。後に外人部隊に配属される。
最終更新:2014年05月31日 22:24