名前:メリッサ・ファーナム 演者:Arisa 史劇: 氏族:トレアドール 世代:13世代 本性:奉仕者 外面:世話好き 寝処:劇場 身上:劇場の歌手
■能力
≪身体≫ | ≪ | 社会≫ | ≪ | 精神≫ | |||
【筋力】 | ●●○○○ | 【交渉】 | ●●○○○ | 【機知】 | ●●○○○ | ||
【体力】 | ●●○○○ | 【魅力】 | ●●●●○ | 【知覚】 | ●●●○○ | ||
【敏捷】 | ●●○○○ | 【容姿】 | ●●●●○ | 【知性】 | ●●●○○ |
■技能
≪才能≫ | ≪ | 技術≫ | ≪ | 知識≫ | |||
【裏社会】 | ○○○○○ | 【運転】 | ●○○○○ | 【医学】 | ●○○○○ | ||
【運動】 | ●●○○○ | 【演技】 | ●●●○○ | 【オカルト】 | ○○○○○ | ||
【回避】 | ●●○○○ | 【隠密】 | ●●○○○ | 【科学】 | ○○○○○ | ||
【格闘】 | ○○○○○ | 【近接武器】 | ○○○○○ | 【教養】 | ●○○○○ | ||
【共感】 | ●○○○○ | 【銃器】 | ○○○○○ | 【語学】 | ●○○○○ | ||
【脅迫】 | ●○○○○ | 【製作】 | ●●○○○ | 【コンピュータ】 | ●○○○○ | ||
【虚言】 | ○○○○○ | 【生存術】 | ●●○○○ | 【財務】 | ○○○○○ | ||
【警戒】 | ●○○○○ | 【動物理解】 | ○○○○○ | 【政治】 | ○○○○○ | ||
【指揮】 | ○○○○○ | 【保安】 | ●○○○○ | 【調査】 | ●○○○○ | ||
【表現力】 | ●●○○○ | 【礼儀作法】 | ●●○○○ | 【法律】 | ○○○○○ |
■特徴
≪背景(≫ | ≪ | 訓え≫ | ≪ | 徳≫ | |||
名声 | ●○○○○ | 瞬速 | ●○○○○ | 【自制/本能】 | ●●●●○ | ||
地位 | ●○○○○ | 威厳 | ●○○○○ | 【良心/信念】 | ●●●○○ | ||
導師 | ●●○○○ | 頑壁 | ●○○○○ | 【勇気】 | ●●●○○ | ||
資産 | ●○○○○ | ○○○○○ | |||||
○○○○○ | ○○○○○ |
≪長所/短所≫
魅惑的な声 | 2点の長所 | |
薔薇色の肌 | 2点の長所 | |
高名な父 | 1点の長所 | |
常識 | 1点の長所 | |
悪夢 | 1点の短所 | |
恐怖症 | 2点の短所 |
≪人間性/道≫ | ≪ | 意志力≫ |
●●●●●●●●○○ | ●●●●○○○○○○ |
≪體血≫ |
○○○○○○○○○○ |
【経験】: 点
【詳細設定】
四年前の冬の季節の事だった。 当時、家族に愛されて居ると信じていた私は、たったの1ドルを渡され家を追い出された。 ――何も悪い事はしていない、何故? 私はそう思いながら泣け叫びながらもドアを叩くが、そのドアは二度と開く事はなかった。 ……雪が降る。季節は冬だから珍しくは無い、けれど、一夜にして何もかも無くした私にとってはその雪はとても辛かった。 これからどうすれば良いのか。――それよりも、愛されてると思ったお母さんに捨てられたのだとようやく気が付き、再び号泣する。 ――気がつくと、私は、小さな劇場の入り口に居た。既に営業を終えているのかシャッターは下ろされ、辺りも静けさを保っている。 何もかも疲れた私はそのシャッターへと腰をつけて座る。――ふと、脳裏に浮かんだのは、よく私がお母さんに歌っていた曲だった。 ちょうど、今日みたいな雪の日をイメージして私が作った歌。……私は小さな声でその歌詞を口ずさむ、静かに涙を流しながら。 ―――そこで私の意識は無くなった。 それから、数年が経つ。 偶然なのか、それとも奇跡なのか。例の小さな劇場の主であるエッケハルトに意識を失ったところを発見され、保護される。 そして、劇場の一員として住み込みで働かないかと誘われ、現在では、細々と劇場で歌手を務めている。 いつの日か、私を救ってくれた劇場の主を恩返しをする為に現在を生きるだろう。 未だ自身を苦しめる実の両親との思い出をトラウマとして抱えながら。 ……だが、契機というものは何の前触れもなくやってくるものである。 それは私が始めて主役を務め無事に最終公演日を終えた晩の事だった。 そこは劇場の裏手にあるエッケハルトが所有する邸宅の庭園。ゴシック調の教会や観る者を魅了する噴水も存在する。 ――私は、噴水の目前の石畳で目覚めた。その目覚めという言葉に二つの意味を重ねながら。 目が覚めた私を迎えたのは、何処か恍惚とした表情を浮かべたエッケハルトの姿だった。 そして、彼は私に説明をする。――“[[ヴァンパイア]]”、いや“血族”と呼ばれる存在になったこと。 また、それがエッケハルトの自身の欲望ともいえる“美しさ”の為だという事を私は知る。 ――人間では無く、“血族”になった事の戸惑い。そして家族に捨てられた私にとってエッケハルトは第二の家族でもあり、最も信頼していた人物だった。 だからこそ、そのエッケハルトに裏切られた気持ちになった。――それでも、私は心から彼を断絶する事は出来なかった。 もう、私には彼しかおらず、彼が居なければ本当に孤独を迎えてしまうから。 だから、私は一つ約束をして貰う。例え、永劫とも永遠ともいえる時間の合間、私が醜く朽ち果てる様を見続ける事、そして私を独りにしないと。 約束という名の罪と罰。私はそれを彼に押し付ける。――彼とまた。いや、新たに“血族”として繋がり続ける為に。 近況といえば、ここ最近、悪夢を見始めるようになった。 何とも言い難い悪夢、私の身も心も壊すかの様に思える悪夢。――もう、見たくない。