2話
「従業員として働きながら高校に通うこと」と、祖母である
四十万スイ(しじま・すい)から厳しく言われ、
スイが経営する温泉旅館“喜翆荘”で、新たな生活を歩み始めた緒花。
それは思い描いていた生活とはほど遠い世界だった。
だが彼女は、板前見習いとして住み込みで働く
鶴来民子(つるぎ・みんこ)や
同じ仲居の
押水菜子(おしみず・なこ)をはじめ、
喜翆荘で働く従業員たちと打ち解けようと孤軍奮闘。
しかしその頑張りが裏目に出てしまう。
- 緒花、小説家の原稿を紛失(菜子をかばう)
- 緒花の過去話(授業参観と皐月とオムライス)
- 宮岸と初絡み(印象最悪)
- 小説家は官能小説書き
- 緒花、民子、菜子と打ち解けるきっかけを掴む?
4話
民子、菜子と同じ学校に通うことになった緒花。
東京から来たということで女生徒たちには質問攻めに、
実は男子に人気のある民子と一緒に住んでいるということで、
男子生徒からは興奮気味に詰め寄られる。
その勢いに戸惑う緒花を救ったのは、クラスメイトであり、
有名温泉旅館“福屋”(ふくや)の一人娘である
和倉結名(わくらゆいな)だった。
にぎやかにスタートした緒花の学校生活だが、
校舎裏で男子生徒から告白を受けている民子の姿を目撃する。
- 緒花、学校初登校
- 民子、結名と同クラス
- 民子は学校では高嶺の花として男子人気の的
- 緒花、民子の好きな人がだれか分かる(徹)
- 結名と徹がバイクで出かける
6話
ある朝緒花が玄関を掃除していると、車に乗ったひとりの女性が現われる。
彼女こそ、経営が苦しい“喜翆荘”を立て直すべく、叔父であり番頭である
四十万緑(しじま・えにし)が雇った経営コンサルタント
川尻崇子(かわじり・たかこ)だった。
実は、ほぼ毎月やってくるという崇子から今回提案されたのは、仲居の服装を一新する案だった。
ド派手な衣装を前にとまどう従業員たちだが、崇子の迫力と縁の勧めで、
とりあえず服装を変え仕事をすることに。
- コンサル案失敗
- 縁凹む→緒花慰める
- 女将の衣装を利用
- 客にそこそこ好評を得る
- 徹、緒花に惹かれる?
8話
旅行雑誌で喜翆荘のある
湯乃鷺温泉街が特集されることを知った緒花。
旅館ランキングで上位になればお客も増え、スイからも労ってもらえるのではと妄想する。
しかし現実は1組の予約しか入っておらず、菜子や徹が休みをとるぐらい暇だった……。
ところが幸か不幸か常連さんと飛び込み客が重なり、一気に慌しくなる喜翆荘。
スイも仲居として巴や緒花を手伝おうとするが、急に倒れてしまう。
そんな中、崇子はお客に覆面記者がいると言い出すのだが……。
- スイ入院
- 旅館、コンサルタントのせいでピンチ(主に調理場)
- 緒花、自転車爆走(徹を呼び戻す)
- 孝一、金沢入り
10話
最近、毎朝早起きをして玄関や帳場の掃除を続けていた緒花だったが、
無理がたたり熱を出して倒れてしまう……。
落ち着いて寝ている緒花を心配そうに見つめる民子や菜子、巴たちは、
今日一日ゆっくり寝かしておこうと決める。
オリジナルのおかゆを持ってくる徹や、お見舞いがてら新作を披露する次郎丸など、
皆が入れ替わり立ち代り緒花の様子を見に来るも、緒花は自分がいなくても仕事が回るのを見て、
本当に自分は必要なのかと自問する。
- 緒花倒れる
- 民子、菜子と親密さがあがる
- 徹、緒花に惹かれる
メルが言及するほどの回ではない
- 岸田メルツイッター参照。
12話
旅行雑誌の旅館ランキングで、喜翆荘に悪い点数を点けられたのは
大人の事情が絡んでいたと知ってショックを受ける緒花。
心配で迎えに来た徹と民子に慰められ、3人は小さなビジネスホテルで一夜を明かすことに。
翌朝、緒花は喜翆荘の本当の良さを知ってもらうため、
母親であり、ライターでもある皐月を誘拐して連れて帰ることを宣言。
徹と民子にも協力を仰ぐ。
それを了承する徹だったが、孝一も一緒に喜翆荘に連れていくという条件を出す。
- 緒花が自己完結し、孝一は一旦退場
- 皐月が喜翠荘に行くことになる
- 徹は緒花に気があるもよう。複雑な心境の民子。
14話
修学旅行で南国の地を訪れた緒花、民子、菜子たちは、仕事を離れ、夏のひとときを満喫する。
さらに緒花は、宿泊先の旅館“福洋”の大きさに圧倒される。
そんな折、彼女は旅館の番頭で跡取り息子の日渡洋輔(ひわたりようすけ)が、結名(ゆいな)の幼なじみだと聞く。
16話
結名の実家である「
福屋旅館」に集まった湯乃鷺温泉の女将、組合員たち。
不況の時世、どうやったら温泉地を盛り上げられるかと話し合っていた。
その中には緒花、菜子、民子、そして結名の姿も。
突然女将から率直な意見をと求められた緒花たちは、
自分たちの欲望のまま答え女将たちを呆れさせてしまう。
その頃、喜翆荘では縁と経営コンサルタントの崇子が、
スイに喜翆荘を舞台にした映画の製作、そしてその映画への出資の提案をしていた。
18話
教師を務める両親に代わり、兄妹の世話や家事を一手に引き受ける菜子(なこ)。
そこには家の外では見られない堂々とした姿があった。翌日、菜子は喜翆荘の客からの質問にうまく答えることができず……。
最終更新:2011年06月06日 21:18