あらすじ偶数回

2話

「従業員として働きながら高校に通うこと」と、祖母である四十万スイ(しじま・すい)から厳しく言われ、
スイが経営する温泉旅館“喜翆荘”で、新たな生活を歩み始めた緒花。
それは思い描いていた生活とはほど遠い世界だった。
だが彼女は、板前見習いとして住み込みで働く鶴来民子(つるぎ・みんこ)や
同じ仲居の押水菜子(おしみず・なこ)をはじめ、喜翆荘で働く従業員たちと打ち解けようと孤軍奮闘。
しかしその頑張りが裏目に出てしまう。




4話

民子、菜子と同じ学校に通うことになった緒花。
東京から来たということで女生徒たちには質問攻めに、
実は男子に人気のある民子と一緒に住んでいるということで、
男子生徒からは興奮気味に詰め寄られる。
その勢いに戸惑う緒花を救ったのは、クラスメイトであり、
有名温泉旅館“福屋”(ふくや)の一人娘である和倉結名(わくらゆいな)だった。
にぎやかにスタートした緒花の学校生活だが、
校舎裏で男子生徒から告白を受けている民子の姿を目撃する。


6話

ある朝緒花が玄関を掃除していると、車に乗ったひとりの女性が現われる。
彼女こそ、経営が苦しい“喜翆荘”を立て直すべく、叔父であり番頭である
四十万緑(しじま・えにし)が雇った経営コンサルタント川尻崇子(かわじり・たかこ)だった。
実は、ほぼ毎月やってくるという崇子から今回提案されたのは、仲居の服装を一新する案だった。
ド派手な衣装を前にとまどう従業員たちだが、崇子の迫力と縁の勧めで、
とりあえず服装を変え仕事をすることに。



8話

旅行雑誌で喜翆荘のある湯乃鷺温泉街が特集されることを知った緒花。
旅館ランキングで上位になればお客も増え、スイからも労ってもらえるのではと妄想する。
しかし現実は1組の予約しか入っておらず、菜子や徹が休みをとるぐらい暇だった……。
ところが幸か不幸か常連さんと飛び込み客が重なり、一気に慌しくなる喜翆荘。
スイも仲居として巴や緒花を手伝おうとするが、急に倒れてしまう。
そんな中、崇子はお客に覆面記者がいると言い出すのだが……。







10話

最近、毎朝早起きをして玄関や帳場の掃除を続けていた緒花だったが、
無理がたたり熱を出して倒れてしまう……。
落ち着いて寝ている緒花を心配そうに見つめる民子や菜子、巴たちは、
今日一日ゆっくり寝かしておこうと決める。
オリジナルのおかゆを持ってくる徹や、お見舞いがてら新作を披露する次郎丸など、
皆が入れ替わり立ち代り緒花の様子を見に来るも、緒花は自分がいなくても仕事が回るのを見て、
本当に自分は必要なのかと自問する。



12話

旅行雑誌の旅館ランキングで、喜翆荘に悪い点数を点けられたのは
大人の事情が絡んでいたと知ってショックを受ける緒花。
心配で迎えに来た徹と民子に慰められ、3人は小さなビジネスホテルで一夜を明かすことに。
翌朝、緒花は喜翆荘の本当の良さを知ってもらうため、
母親であり、ライターでもある皐月を誘拐して連れて帰ることを宣言。
徹と民子にも協力を仰ぐ。
それを了承する徹だったが、孝一も一緒に喜翆荘に連れていくという条件を出す。


14話

修学旅行で南国の地を訪れた緒花、民子、菜子たちは、仕事を離れ、夏のひとときを満喫する。
さらに緒花は、宿泊先の旅館“福洋”の大きさに圧倒される。
そんな折、彼女は旅館の番頭で跡取り息子の日渡洋輔(ひわたりようすけ)が、結名(ゆいな)の幼なじみだと聞く。


16話

結名の実家である「福屋旅館」に集まった湯乃鷺温泉の女将、組合員たち。
不況の時世、どうやったら温泉地を盛り上げられるかと話し合っていた。
その中には緒花、菜子、民子、そして結名の姿も。
突然女将から率直な意見をと求められた緒花たちは、
自分たちの欲望のまま答え女将たちを呆れさせてしまう。
その頃、喜翆荘では縁と経営コンサルタントの崇子が、
スイに喜翆荘を舞台にした映画の製作、そしてその映画への出資の提案をしていた。


18話

教師を務める両親に代わり、兄妹の世話や家事を一手に引き受ける菜子(なこ)。
そこには家の外では見られない堂々とした姿があった。翌日、菜子は喜翆荘の客からの質問にうまく答えることができず……。

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最終更新:2011年06月06日 21:18