キョン「なんだコレは?」
ハルヒ「い、いいから黙って読みなさい、じゃあね」
ダダダダーッ!!
なことをあんたはいつも嫌そうな顔をしながらもやってたわよね。本当にキモイわ。何考えて
たのかしら。どうせ、スケベな事でも考えてたんでしょ。みくるちゃんをエロイ目であんた
が見てたことはお見通しよ!なんであんたなんかがいるのかしらね。教室でもいつも私の
すぐ前の席にいるし、なんかやったんじゃないでしょうね?臭くてたまらないわ。いい?
キョンあんたは本当にキモイけどね。SOS団の一員としてしょうがなく生かしてあげてんのよ
!分かったらこれからもあたしのために働きなさい。
ハルヒ』
キョン「ほらよ、冷蔵庫調子悪かったからクーラーボックスに入れといたぞ」
ハルヒ「あ・・・ありがとう」
キョン「気にすんな」
朝倉「そ。意外でしょ」
谷口「ぅいーすっ!wawawa忘れ物~、忘れ物~。・・うお!」
キョン「えぇ!マジかよ!?え・・・もももしかしてお俺の?」
朝倉「他に誰がいるのよ、バカね…」
朝倉「大丈夫♪情報操作して卒業するまで産まないでいるから♪」
キョン「…ふぅ、わかったよ。結婚しよう」
朝倉「///・・・ありがとう」
キョン「谷口には言い訳考えないと、…やれやれ」
妹「…」(トコトコトコ)
キョン「……小学校はあっちだぞ?」
妹「………じゃあ、抱っこして」
キョン「意味がわからん」
妹「…じゃあ、学校休む」
キョン「なんでだよ?」
妹「今日は、抱っこしてもらうって決めたから!」
キョン「…変なこと言ってサボろーすんじゃないの。ほら、行った行った!」
妹「…んぅ~」
数時間後(昼休みの部室にて)
キョン「なに普通に俺の弁当食ってんだよ!」
妹「…ねぇ、抱っこは~?」(ダキ)
キョン「………はぁ~、ほらっ」
妹「やった~♪」
長門「……」(ハグ)
キョン「コラ、なんでも真似するんじゃない」
キョン「………正直すまんかった」
ハルヒ「!!」
キョン「お前に好きな人が居るとはな……で、日記に出る"アイツ"ってのは誰なんだ?」
ハルヒ「………教える訳無いでしょ!このバカキョンっ!」
でも、・・その、あんまりあたしのこと黙ってれば可愛いとか書かないでよ///」
キョン「え?あぁ、すまん」
ハルヒ「すまんじゃないわよ!今すぐ買って来て!」
キョン「明日買ってやるから今は勘弁してくれ」
ハルヒ「あたしは今すぐ食べたいの!さっさと行ってきて!!」
席を立ち、ハルヒの両肩に手をおくキョン
ハルヒ「え…?ちょっと何s
キョン「…うまいか?」
ハルヒ「…ぅん…///」
ハルヒ「バカ言ってんじゃないわよ。あのプリンはね、駅前のケーキ屋で買った
一日50個限定生産の特上品よ?アンタに食べさせる分はないわ」
キョン「そんなこと言わないで頼む、この通りだ」
ハルヒ「イヤよ。他を当たってちょうだい」
キョン「オレは今ほどプリンがほしいと思ったことはない。・・・このオレの気持ち、
わかるだろ?」
ハルヒ「食べたきゃ自分で買ってくることね」
ハルヒ「アンタ、頭でも打ったの?言ってることがおかしいわよ」
キョン「聞いてくれハルヒ」
ハルヒ「・・・なんなのよ一体」
キョン「オレはお前を嫁にほしい」
ハルヒ「///・・・バカね」
胸にかかるくすぐったい吐息が、さらに俺の興奮を高めている
電子レンジのスイッチとなった俺の言葉は、ハルヒの顔を赤く熱く染め上げた
それがもう可愛くて思いっきり抱きしめようとしたら
急にそのハルヒの顔が膨張しはじめて、
そしてついに爆発した
これが世に言うビックバンである
宇宙はこうして生まれた
キョン「長門・・・」
長門「現状を維持するままではジリ貧になることは解ってるんだけど、どうすれば良い方向に向かうことが出来るのか解らないとき。
あなたならどうする?」
キョン「お前まさか・・・」
長門「とりあえず何でもいいから変えてみようと思うじゃない?だから・・・」
キョン「長門まで朝倉みたいになっちまったのか・・・」
長門「付き合って」
キョン「へ?」
長門「告白」
キョン「え?」
長門「大好き」
キョン「えっ…マジか!?すまんハルヒ…」
ハルヒ「このバカキョン!ちょっとこっちに来なさい!」
キョン「な、なんd」
キョン「!?」
キョン「ハ、ハルヒ…」
ハルヒ「あんたの口の中に残ってるプリンだけでも吸い出しとこうと思ったのよ!悪い?」
キョン「………」
ハルヒ「なんであたしんちのお風呂にシロップが!?」
キョン「かかったな!!ハルヒ!!」
ハルヒ「キョン、これは?」
キョン「あまあまでべたべたの展開を望むやつがいたからな!!大サービスだ」
ハルヒ「意味わかんない」
キョン「ヒャッホォォォゥッ!!」
キョン「見ろ、ハルヒ!!これで俺たちは甘甘のべとべとだ」
ハルヒ「確かにそういわれればそうね・・・ってなんであんたあたしのお風呂場に///」
キョン「本当の甘甘も入れないと苦情来るからってな」
ハルヒ「///もうっ・・・回りくどいんだからッ・・・」
キョン「ハルヒ、(シロップが)甘いぜ・・・」
ハルヒ「まったく・・・本当に(あんたの方が)甘いわよ、キョン///!!」
ハルヒ「はぁ?いきなり何を言い出すのよこのエロキョン!!」(ツンツンツンツンツンツン)
キョン「お願いします神様、仏様、ハルヒ様!」
ハルヒ「ふん、まあいいわ捲りなさいよ」(ツンツンツンツンツンデレ)
キョン「じゃあ、遠慮なく……あ、短パン」
ハルヒ「バーカ、そんな簡単にパンツ見せるわけないじゃない!とにかくスカート捲らせてあげたんだから何か奢りなさいよ!」(ツンツンツンツンツンデレ)
キョン「あーわかったわかった。…へー…ほー……こうなってんのかぁ…」
ハルヒ「ちょ、ちょっと何時までやってんのよ…手を離しないよ!」(ツンツンツンツンツンツン)
キョン「短パン履いてるんだから別にいいだろ?」
ハルヒ「………うぅ…あとでひどいんだからね…///」(ツンツンツンデレデレデレ)
キョン「はいはい……(じーっ)」
ハルヒ「……た、短パン履いてるのになぁ、短パン履いてるのに…///」(ツンデレデレデレデレデレ)
キョン「なあ、匂い嗅いでいい?」
ハルヒ「………ダメェ……///」(デレデレデレデレデレデレ)
みくる「あの…」
キョン「はい?」
みくる「そちらに座ってもいいですか?なんだかキョン君が遠くて」
キョン「あ、は、はい。もちろんいいですよ」
みくる、キョンの横にそっと座る
キョン「なんかちょっと照れちゃいますね」
みくる「嫌ですか?」
キョン「とんでもないです。うれしいです」
キョンの手をそっととるみくる
みくる「男の人の手をこんな風に近くで見たのははじめてです」
キョン「そ、そうですか。でも俺の手なんてきれいでもないし、強そうでもないし」
みくる「いいえ、この手がいつも涼宮さんから私を助けてくれるんです。
私にとっては世界で一番たくましい手です。」
キョン「そ、そんなことないですよ。俺なんて……」
何も言わずじっとキョンの目を見つめるみくる。
どぎまぎしながらみくるを見返すキョン。
そっと目を閉じるみくる。
キョン「え…?」
みくる「(目をつむったまま、小さい声で)嫌、ですか?」
キョン「ととととんでもないです」
ぎこちなくみくるの肩を抱くキョン。
そっと重なる唇。
「アレってなんだ?」
「あ・た・しがアレっていったらアレしかないでしょ、早くアレとってよ」
「アレねアレ???」
「は・や・くぅ、アレとってよ!!」
「ああわかったアレだなアレ」
「やっとわかったのね、今度から早くとってちょうだいよ。約束だからね!!」
「へいへい」
「キョン、今度はコレちょうだい!」
「こんどはコレかよ、コレってなんだ?」
「コレよコレ、チュッ!」
「!!!」
キョン「そうだな…」
ハルヒ「…ねぇ」
キョン「なんだ?」
ハルヒ「…キスしない?」
キョン「ん……!?ッて、な、何いってんだ!?」
ハルヒ「ヒマだからキスしようっていってんのよ!」
キョン「聞こえてるわ!なんでヒマだからキスすんだよ!?」
ハルヒ「…やならいいわよ」
キョン「イヤとはいってないだろ…」
ハルヒ「じゃあどっちなのよ!ハッキリしなさいよね!」
キョン「…どちらかというと……したぃ…」
ハルヒ「歯磨いてるわよね?」
キョン「あぁ」
ハルヒ「目くらい瞑りなさいよ」ボソ
キョン「あぁスマン」
ハルキョン「んっ」
キョン「口押さえろよ」
ハルヒ「急に出たんだから仕方ないでしょ、けほっ」
キョン「つか風邪なら学校くんなよ」
ハルヒ「年中こんな感じよ」
キョン「そうか」
ハルヒ「そうよ」
キョン「ほら」
ハルヒ「何?」
キョン「たまには部室までおぶってってやるよ」
ハルヒ「な!?できるわけないでしょ!バカキョン!」
キョン「真っ赤だぞ?」
ハルヒ「風邪気味だからよ!」
べ、別にあんたにキスしてほしいからじゃないんだからね!
こ、これは、団長として、団員に日ごろの──」
その瞬間、俺の唇がやわらかいものでふさがれた…。
そう言って去っていく鶴屋さんの笑顔は、とても眩しかった。
そんなに可愛いんだから」
『大好き』ってやって!」
「大好き…大好き…」
「そうじゃないのよ有希っ! もっとこう感情を込めて…。ちょっとキョン!
あんた代わりにやってみてよ!」
「なんで俺が?」
「なんでもいいの、王様の命令よっ!」
「あ、やっぱいいわ! じゃあね、次は…」
ところが…キョンの奴はベッドの上で立膝になると、こちらへ向かって
ゆっくりと歩を進め始めたのだ――。
「…………」
「どうしたのよ、そ、そんな恐い顔して…ねえ…キョン?」
「…………」
もしかしてあたしは、キョンを怒らせてしまったのだろうか…? そんな…
場を盛り上げるための、ちょっとしたおふざけのつもりだったのに…。
ご、ごめんね、キョン。悪気は無かったの、だから…。
キョンはあたしの目の前まで迫っていたのだ。
キョンは上からかぶせるように、大声を張り上げた。
「………情熱的」
「これは良い物を拝ませて頂きました。夢にでも見てしまいそうですね、フフフ」
「何を言うか妹よ、俺はただ、王様の指示に従っただけだぞ」
「でも、ハルにゃんはぽやーっとしてるよ、ぽやーって」
「どうしたんだハルヒ、熱でも出たのか?」
「な、なに言ってるのよ! あんたがみんなの居る前で、あ、あんな事を
言ったりするから…。もうっ、このバカキョン!」
ありました。
(ナレーション:天井裏から部屋の様子を覗き見していた新川さん)
クソ・・・って俺は何を考えてるんだ!?』
ハルヒ「・・・」
長門と朝比奈さんの事ばっかり話してるぞ?」
「……何?」
いつか、おまえにプレゼントしたいものがあるんだ。それは、きっとおまえにとっても大事なもので、俺が一番見たいものだ。
「…………」
だから、いつか受け取ってくれないか?
「……何を?」
それは『笑顔』だ。
約束だぞ…!
「……約束する。そして、必ずあなたに見せる」
ありがとな、長門。
また図書館か、やっぱりおまえは本が好きだよな…。
「うん。好きだよ、でも一番ではないかなっ」
じゃあ、教えてくれよ。おまえの一番好きなもの。
「フフフッ、それはね、私にこんなに素敵なプレゼントをくれた…あなた、だよっ。…大好き」
はははっ、俺も好きだよ…長門。
そう言って俺たちはキスをした…。
もちろん彼女はとびっきりの『笑顔』で。
彼女は最後にそう付け加えた…。