会長(ふっふっふ、いきなり掃除用具入れから飛び出してびっくりさせてやろう)
[ガチャ]
喜緑「なにをやってるんですか?いくら友達がいないからって一人かくれんぼは寂しすぎますよ」
会長「な、なんでわかったんだ!?・・・ってゆうか友達くらいいる! きみ最近ひどいぞ!」
喜緑「キャラくずれてますよ?」
会長「あ、ああすまない、あまりの精神攻撃に我を忘れてな」
喜緑「なにかあったんですか?」
会長(このアマ・・・)
喜緑「それじゃ、今日は会長の一人かくれんぼが見られたんで帰ります。また明日」
会長「まじかよ!!明日こそ!!明日こそおおおお!!」
会長(今日は先に議題を振ってやろう、そして考えてる途中で帰ってやる!!)
三時間後
会長(・・・なんでこないんだよ・・・)
翌日
会長「もう!なんで昨日こなかったんだよ!!待ってたんだぞ!!」
喜緑「ああ、おはようございます会長。昨日は用事があったんですけど伝えるの面倒だったんで帰っちゃいました。今日は行きますから」
会長「絶対だぞ!」
午後七時
会長(・・・嫌われてるのかな)
会長(昨日は多分急に忙しくなったんだ、そうだ、そうに違いない、今日こそは、今日こそは来てくれる!!さすがに三日連続無断でこないなんてことはないはずだ!)
[ガチャ]
会長「喜緑君!?」
会計「・・・違いますけど」
会長「ややこしい、帰れ!」
会計「ひぃぃ!すいません!!」
[バタン!]
会長(まったく空気を読め、しかも会計って会長と見間違えそうで厄介だ!)
[ガチャ]
会長「喜緑君!?」
喜緑「なんですか?」
会長「やっと来てくれた!昨日はどうしたんだ!?」
喜緑「すいません急用ができてしまって」
会長「よかった、嫌われてるんじゃないかと思って真剣に悩んでしまったぞ」
喜緑「やっと気付いたんですか?」
会長「え?」
喜緑「ふふふっ冗談ですよ」
会長「そ、そうだよな!まったくびっくりするじゃないか」
喜緑「ふっふっふ」
会長(なんだこの笑顔は・・・こ、怖い!)
喜緑「それで今日はなにをしましょうか、かくれんぼでもします?」
会長「いいねえかくれんぼ!それじゃあわたしが鬼な!いーちにーさーん・・・」
喜緑「それじゃあ校舎の一階のどこかに隠れてますから」
会長「・・・きゅうじゅきゅうひゃーく!いっくぞー」
三時間後
会長「いないなーどこに隠れてるんだ?」
喜緑「どうですか?長門さん、今日のカレーの味は」
長門「なかなか」
喜緑「よかった、あれ?なんか忘れてる気がするけど・・・削除削除♪」
会長「喜緑君みーつけた!」
喜緑「なんですか?」
会長「なんですかってかくれんぼしてただろ?」
喜緑(この馬鹿夜通し探してたのか)
会長「いやあ喜緑君は隠れるのがうまいな、昨日の11時くらいまでは真剣に探してたんだけど喜緑君が隠れるの
うますぎてみつからないから生徒会室で朝を迎えちゃったよ。なぜか途中目からしょっぱい水が流れてきたけど
あれは疲れてただけだと納得したから平気だ」
喜緑「そうですか、てゆうか会長どんどんキャラ壊れてきてますよ?」
会長「いや、むしろ今の俺が本来の俺なんだよ、それにかくれんぼ好きだからついテンション上がっちゃってな」
喜緑「そうですか、もうすぐチャイムが鳴ります。そろそろいきましょうか」
会長「ああ」
放課後
会長「それじゃ今日は喜緑君が鬼な!」
喜緑「はいはいわかりました」
会長「じゃあ一階のどこかに隠れてるからな!」
喜緑(隠れても意味ないんですけどね・・・仕方ない、付き合ってあげますか)
喜緑「会長みーつけた」
会長「いやあホントに喜緑君はかくれんぼが強いな、なにか裏技でも使ってるんじゃないか?教職員の
ロッカーに隠れたのにこんな早くみつかるとは」
喜緑「まったくこんなところ先生にみつかったら怒られちゃいますよ?」
会長「そうしたら一緒に怒られようじゃないか」
喜緑「はぁ、それじゃ今日はもう帰りましょうか」
会長「一緒に帰っていいのか?」
喜緑「嫌ならいいですけど」
会長「嫌なわけないだろう、じゃあ喫茶店でも寄っていかないか?」
喜緑「調子に乗らないでください」
会長「ははは、それじゃ帰ろうか」