atwiki-logo
  • 新規作成
    • 新規ページ作成
    • 新規ページ作成(その他)
      • このページをコピーして新規ページ作成
      • このウィキ内の別ページをコピーして新規ページ作成
      • このページの子ページを作成
    • 新規ウィキ作成
  • 編集
    • ページ編集(簡易版)
    • ページ名変更
    • メニュー非表示でページ編集
    • ページの閲覧/編集権限変更
    • ページの編集モード変更
    • このページにファイルをアップロード
    • メニューを編集
    • 右メニューを編集
  • バージョン管理
    • 最新版変更点(差分)
    • 編集履歴(バックアップ)
    • アップロードファイル履歴
    • ページ操作履歴
  • ページ一覧
    • ページ一覧
    • このウィキのタグ一覧
    • このウィキのタグ(更新順)
    • このページの全コメント一覧
    • このウィキの全コメント一覧
    • おまかせページ移動
  • RSS
    • このウィキの更新情報RSS
    • このウィキ新着ページRSS
  • ヘルプ
    • ご利用ガイド
    • Wiki初心者向けガイド(基本操作)
    • このウィキの管理者に連絡
    • 運営会社に連絡(不具合、障害など)
ページ検索 メニュー
涼宮ハルヒのSS in VIP@Wiki(避難所)
  • ウィキ募集バナー
  • 目安箱バナー
  • 操作ガイド
  • 新規作成
  • 編集する
  • 全ページ一覧
  • 登録/ログイン
ページ一覧
涼宮ハルヒのSS in VIP@Wiki(避難所)
  • ウィキ募集バナー
  • 目安箱バナー
  • 操作ガイド
  • 新規作成
  • 編集する
  • 全ページ一覧
  • 登録/ログイン
ページ一覧
涼宮ハルヒのSS in VIP@Wiki(避難所)
ページ検索 メニュー
  • 新規作成
  • 編集する
  • 登録/ログイン
  • 管理メニュー
管理メニュー
  • 新規作成
    • 新規ページ作成
    • 新規ページ作成(その他)
      • このページをコピーして新規ページ作成
      • このウィキ内の別ページをコピーして新規ページ作成
      • このページの子ページを作成
    • 新規ウィキ作成
  • 編集
    • ページ編集(簡易版)
    • ページ名変更
    • メニュー非表示でページ編集
    • ページの閲覧/編集権限変更
    • ページの編集モード変更
    • このページにファイルをアップロード
    • メニューを編集
    • 右メニューを編集
  • バージョン管理
    • 最新版変更点(差分)
    • 編集履歴(バックアップ)
    • アップロードファイル履歴
    • ページ操作履歴
  • ページ一覧
    • このウィキの全ページ一覧
    • このウィキのタグ一覧
    • このウィキのタグ一覧(更新順)
    • このページの全コメント一覧
    • このウィキの全コメント一覧
    • おまかせページ移動
  • RSS
    • このwikiの更新情報RSS
    • このwikiの新着ページRSS
  • ヘルプ
    • ご利用ガイド
    • Wiki初心者向けガイド(基本操作)
    • このウィキの管理者に連絡
    • 運営会社に連絡する(不具合、障害など)
  • atwiki
  • 涼宮ハルヒのSS in VIP@Wiki(避難所)
  • 規定事項の子守唄 第十二話

涼宮ハルヒのSS in VIP@Wiki(避難所)

規定事項の子守唄 第十二話

最終更新:2020年03月19日 00:11

haruhi_vip2

- view
だれでも歓迎! 編集

部室から出ると、思ったとおりというべきか、みんなが戸口のすぐそばで待機していました。
 そこまで、キョンくんがほかの女の子とふたりでいるのが心配なら、轡をつけて寝室にでもつないでおけばいいのに。つい、わたしはそんな物騒なことを考えてしまいました。
「みくるちゃん、最後だからって、キョンにへんなことされてないでしょうね? さっきからぜんぜん物音はしないし、鍵はあかな……い」
 言葉が、尻すぼみになりました。
「ひ、人聞きのわるいことをいうな。俺はべつに」
 ごにょごにょと、キョンくんがなにか言いわけをはじめていましたが、涼宮さんはそれには反応せず、わたしのほうを見ているようでした。
 いっぽう、わたしは古泉くんにアイコンタクトをおくっていました。
 あなたのバイトをふやしちゃうかも。ごめんね、古泉くん。そんな気持ちをこめて、彼の目をみつめました。
 なにもいわず、古泉くんはただ肩をすくめただけでした。
「おい、ハルヒ? どうした? 」
 雰囲気の異様さに、ただひとり原因を把握していないだろうキョンくんが、不審そうな声をあげました。
「あんた、気づいてないの? ほら、見なさい、顔よ」
 あきれたようにそういうと、涼宮さんは手鏡を取りだして、キョンくんに押しつけました。
「んなっ」
 鏡の中の自分の顔――くちびるに、くっきりキスマークがついている――を確認したとたん、キョンくんは目をむいて、絶句してしまいました。
 つまり、さきほど、うっかり落ちやすいタイプの口紅をつけてキスしてしまったため、こうなってしまったわけです。
 誤解のないよういっておきますが、これはほんとうに、単純なミスです。でも、それならなぜ、気づいたあともキョンくんに注意をうながさなかったのかは、自分でもよくわかりません。
 あるいは、だれかさんにあてつけをしたかったのかもしれませんね。正直にいって、わたしにも思うところはありますから。
「どういうことか、説明してもらえるかしら? みくるちゃん」
「ちょっとした事故ですよ。足がすべって、転んだ拍子にぶつかっちゃったんです。ほら、わたし、ドジですから」
 いかにも楽しそうな感じで答えてしまいました。なんだか、気分がものすごくたかぶってきています。
「ほお~。事故ねえ。そりゃまた、ずいぶんなドジだこと」
 ふふふと、涼宮さんが笑いました。
「ええ、事故です。だから、涼宮さん、キョンくんを怒らないであげてくださいね。わたしはぜんっぜん気にしていませんから」
 ほほほと、わたしも笑いました。
 つかのま、笑顔で涼宮さんと見つめあいました。どこからともなく火花が散ったような気がしましたが、たぶん、なにかの勘違いでしょう。
 ところが、ちょうどそのときでした。
 突然、予想外のものが視界に飛びこんできました。あまりのことに、わたしはそちらに目をうばわれ、ついでに声もあげてしまいました。
「あっ! 」
「え? ……ちょ、有希、なにしてんの! 」
 なんと、いつのまにか長門さんがキョンくんのまえに立ち、背伸びをしていたのです。
 ふたりの顔が、重なっていました。
 よく見ると、キョンくんは長門さんを押しのけようともがいている様子でしたが、両手で頭をがっちりはさまれていて、身動きがとれないようでした。
 かすかにもれるキョンくんのうめき声からして、長門さんはそうとうな力を手にこめているようです。
「は、はなれなさい、こらぁ! 」
 すぐさま、涼宮さんはキョンくんと長門さんのあいだにもぐりこむと、むりやりふたりを引き剥がしました。
「ゆゆ、有希ぃ、あんた、いったいなに考えてるのよ! 」
 激怒する涼宮さんに、長門さんはしれっとした顔で答えました。
「足がすべった。わたしとしたことが、うかつ」
 無表情ながら、してやったりという気持ちをこめているように、わたしには見えました。
「くうっ、あんたたち」
 はじめ、涼宮さんは憤懣やるかたないといった様子で、わたしと長門さん、そして呆然としているキョンくんを順番ににらみつけていました。しかし、ほどなく不敵な団長スマイルを取りもどしました。
「オーケイ、つまりこれからは下克上、弱肉強食の世界ってことね。よくわかったわ」
 いうがはやいか、涼宮さんは、キョンくんに向きなおると、ぐっと彼のネクタイをつかみました。
 それから、長門さんとおなじように、背伸びをしました。
 ちゅっと、かわいらしい音がしました。
「あたしも、足がすべったの」
 ふふんと鼻をならし、涼宮さんは得意げな笑みをうかべました。
「おやおや、これは流れ的に、僕も足をすべらせたほうがいいのでしょうか」
 時空震は感じないので、閉鎖空間は発生していないのでしょう。余裕があるのか、古泉くんが笑顔で軽口をたたいています。
 そして、キョンくんはといえば、古泉くんの冗談も耳にはいらないようで、ずっとくちびるのあたりを指でさわっていました。
 顔が、真っ赤になっていました。いま、彼の心のなかで、どのようなモノローグが展開されているのか、ぜひ聞いてみたいものです。
「とにかく、これで全員、同格よ」
 場の空気を切り裂くように、決然とした表情で、涼宮さんが宣言しました。
「だけど、もうこうなった以上、むだな腹のさぐりあいはなし! 正々堂々いきましょう」
「のぞむところ。あなたの思いどおりにはさせない」
 長門さんが、まっこうから涼宮さんの視線を受けとめていました。ふたりのあいだに、小宇宙が見えるようでした。
「まってくれ! 」
 すると、いままで川の流れに翻弄される笹の葉のごとき状態だったキョンくんが、猛然と長門さんたちの小宇宙に飛びこんでいきました。
「いいこと、キョン。べつに、ヘタレのあんたにいますぐ決めろとはいわないわ。でも」
「ハルヒ、聞いてくれ、みんなも。ビュリダンのロバだ」
 いきなり、両手で涼宮さんの華奢な肩をつかんで、キョンくんが彼女の言葉をさえぎりました。それから、ぐるりといちど、周囲を見まわしました。
 彼がなにをいうのか気になったようで、涼宮さんはおとなしく口をつぐみました。
「ビュリダンのロバですか? 」
 解説をする機会と見てとったらしく、古泉くんがまえにでてきました。
「たしか、人間がものごとを選択するさいにやってしまいがちな行動を、ロバと餌場でたとえた話ですよね」
 空腹のロバが、右と左、それぞれおなじような餌場を見つけた場合、どちらも選べず、ぼやぼやしているうちに餓死してしまう。それとおなじく、ひとはときとして、選ばないことで確実かつ重大な不利益をこうむるとしても、選択することでこうむる不利益の可能性に恐怖し、選べない状況におちいってしまうことがある。
 ジェスチャーをまじえつつ、古泉くんがそんな豆知識を披露してくれました。
「ああ、そのとおりだ、古泉」
 片手で古泉くんの発言を制し、キョンくんがあとをつぎました。
「ことこのごにおよんで、ようやく理解した。なんの因果か、神の加護だかしらないが、ここにはその、なんだ。俺に好意をよせてくれている女性が、複数存在しているらしい」
 ひどくはずかしそうにいったあと、しかしキョンくんは表情をひきしめました。
「だが、もしいま、だれも選ばないなんてことをしたら、それは餌場のまえで餓死するロバとおなじぐらい愚かな行為だ。そんなバカなまねができるもんか」
「ですが、あのたとえ話が成立するのは、選ばないと餓死してしまうというロバにとっての確実な不利益が存在するからでしょう? いまのあなたが選択を先送りしても、とくに問題があるとは思えませんが」
 すこし意地悪な笑みをうかべ、古泉くんが茶々をいれました。
「不利益ならあるね」
「んっふ、どのような? 」
 一瞬、キョンくんがわたしのほうに視線をおくったような気がしました。
「俺の男がすたるんだ。ヘタレの烙印をおされて、そのままにしておけるか。いまここで……そう、朝比奈さんがこっちにいられるうちに、きちんと答えをだす」
 その言葉に、全員が、固唾をのんだ気配がありました。涼宮さんも、長門さんも、古泉くんさえも、真剣な面持ちでキョンくんを見つめています。
 もういちど、キョンくんが、こんどははっきりとわたしのほうを見ました。迷いのない表情でした。
 もしかしたら、今日の任務は、これを目的としたものだったのかもしれません。なんとなく、わたしはそう思いました。
「告白する。俺がほんとうに好きなのは、恋人になってほしいのは」
 キョンくんの声が、静まりかえった北高旧校舎部室棟のはじっこ、文芸部部室兼SOS団アジトまえでひびきました。ついに彼が、愛するひとの名を口にしたのです。いえ、さけんだのです。
 古泉くんが、はじめて孫が歩いたときのおじいちゃんのような表情をうかべていました。長門さんが、わたしの肩をぽんと叩いてくれました。わたしは、彼女を抱きよせて、頭をなでてあげました。
 涼宮さんは、泣いていました。
 

次へ

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
タグの更新に失敗しました
エラーが発生しました。ページを更新してください。
ページを更新
「規定事項の子守唄 第十二話」をウィキ内検索
LINE
シェア
Tweet
涼宮ハルヒのSS in VIP@Wiki(避難所)
記事メニュー

メニュー

  • トップページ
  • メニュー
  • 簡単な注意事項(新規住人必読)
  • 各ハルヒスレのテンプレ案
  • SS投下にあたっての心得
  • Wiki編集・基本操作方法
  • 短編
  • 長編
  • 外部リンク集
  • 名前変換夢小説
  • コメント室
  • コメント室・旧雑談室過去ログ
  • 企画部屋  
  • 更新履歴
  • 新着情報
  • まとめ専用うpろだ
  • 避難所
  • 管理人の業務連絡
  • 本家Wiki
記事メニュー2

更新履歴

取得中です。


ここを編集
人気記事ランキング
  1. キョンとハルヒのケンカ
  2. 題名付き・あま~い短編
  3. 繋がる絆、絶ちがたい想い
  4. 黒キョン
  5. 長門の日々 第3話『熱愛たる理由』
  6. 三者面談5
  7. カッターの刃と鮮血の呪い
  8. Wiki編集・基本操作方法
  9. 涼宮ハルヒいじめ短編4
  10. 長門有希の憂鬱Ⅰ四章
もっと見る
最近更新されたページ
  • 315日前

    そしてイブはりんごを齧るのシリーズ
  • 644日前

    ピストル
  • 1082日前

    長編・その他3
  • 2031日前

    右メニュー
  • 2031日前

    メニュー
  • 2031日前

    トップページ
  • 2032日前

    管理人の業務連絡
  • 2032日前

    三者面談9
  • 2032日前

    三者面談8
  • 2032日前

    三者面談7
もっと見る
人気記事ランキング
  1. キョンとハルヒのケンカ
  2. 題名付き・あま~い短編
  3. 繋がる絆、絶ちがたい想い
  4. 黒キョン
  5. 長門の日々 第3話『熱愛たる理由』
  6. 三者面談5
  7. カッターの刃と鮮血の呪い
  8. Wiki編集・基本操作方法
  9. 涼宮ハルヒいじめ短編4
  10. 長門有希の憂鬱Ⅰ四章
もっと見る
最近更新されたページ
  • 315日前

    そしてイブはりんごを齧るのシリーズ
  • 644日前

    ピストル
  • 1082日前

    長編・その他3
  • 2031日前

    右メニュー
  • 2031日前

    メニュー
  • 2031日前

    トップページ
  • 2032日前

    管理人の業務連絡
  • 2032日前

    三者面談9
  • 2032日前

    三者面談8
  • 2032日前

    三者面談7
もっと見る
ウィキ募集バナー
急上昇Wikiランキング

急上昇中のWikiランキングです。今注目を集めている話題をチェックしてみよう!

  1. 機動戦士ガンダム バトルオペレーション2攻略Wiki 3rd Season
  2. 提督たちの憂鬱 支援SSほか@ まとめウィキ
  3. イナズマイレブン 染岡さんと愉快な仲間たち wiki
もっと見る
人気Wikiランキング

atwikiでよく見られているWikiのランキングです。新しい情報を発見してみよう!

  1. アニヲタWiki(仮)
  2. ゲームカタログ@Wiki ~名作からクソゲーまで~
  3. 初音ミク Wiki
  4. ストグラ まとめ @ウィキ
  5. 機動戦士ガンダム バトルオペレーション2攻略Wiki 3rd Season
  6. 検索してはいけない言葉 @ ウィキ
  7. 発車メロディーwiki
  8. 機動戦士ガンダム EXTREME VS.2 INFINITEBOOST wiki
  9. オレカバトル アプリ版 @ ウィキ
  10. Grand Theft Auto V(グランドセフトオート5)GTA5 & GTAオンライン 情報・攻略wiki
もっと見る
新規Wikiランキング

最近作成されたWikiのアクセスランキングです。見るだけでなく加筆してみよう!

  1. MadTown GTA (Beta) まとめウィキ
  2. MADTOWNGTAまとめwiki
  3. まどドラ攻略wiki
  4. ちいぽけ攻略
  5. Shoboid RPまとめwiki
  6. SurrounDead 攻略 (非公式wiki)
  7. シュガードール情報まとめウィキ
  8. 戦国ダイナスティ攻略Wiki@ウィキ
  9. ソニックレーシング クロスワールド 攻略@ ウィキ
  10. 魔法少女ノ魔女裁判 攻略・考察Wiki
もっと見る
全体ページランキング

最近アクセスの多かったページランキングです。話題のページを見に行こう!

  1. 参加者一覧 - MADTOWNGTAまとめwiki
  2. 参加者一覧 - MadTown GTA (Beta) まとめウィキ
  3. angler - MADTOWNGTAまとめwiki
  4. 魔獣トゲイラ - バトルロイヤルR+α ファンフィクション(二次創作など)総合wiki
  5. XVI - MADTOWNGTAまとめwiki
  6. 行列のできる法律相談所 - アニヲタWiki(仮)
  7. 白狐 - MADTOWNGTAまとめwiki
  8. 参加者一覧 - ストグラ まとめ @ウィキ
  9. 868 - ストグラ まとめ @ウィキ
  10. 模擬ドラフト結果 - おんJ模擬ドラフトまとめwiki
もっと見る

  • このWikiのTOPへ
  • 全ページ一覧
  • アットウィキTOP
  • 利用規約
  • プライバシーポリシー

2019 AtWiki, Inc.