Uptempo Hardcore

Uptempo Hardcore(アップテンポハードコア)


2010年代半ばに誕生したサブジャンル。メインストリームハードコアから派生した。



【国内ハードコアDJ兼アーティストのMyosukeによる説明】
テンポは190~250程度で、ハードコアのくくりの中ではそこまで速いほうではない。メインストリームハードコアと比較してスクリーチを中心としたアッパーな構成になっている曲が多い。フレンチコアやテラーコアの要素を有していることもある。
まだ誕生したばかりのジャンルということもあり、明確な音楽定義があるわけではない。新しく生まれた音というよりかは、上記に該当する曲を後からカテゴライズしたような印象。
今ヨーロッパでは、このUptempo Hardcoreがかなり流行っており、Gabber→Nu-Styleと遅くなっていき、Mainstream→Uptempoと元の速さに戻っていて、リバイバル的な流れを感じる。
2016年現在、このジャンル内でメインで活動しているアーティストらとしてAndy The Core、Destructive Tendencies、F.Noize、Partyraiserが挙げられる。



【イタリアのハードコアDJ兼アーティストのF.Noizeによるインタビュー内での言及】
Q.Uptempoについて教えてください。

「(Uptempoという定義は考え方が人それぞれかもしれないから)自分の視点で答えると、ジャンル名はPartyraiserと僕がプレイしている時に、オーディエンスが『これはアップテンポだ!』と言い出してついた名前だ。
僕のサウンドはPartyraiserのスタイルに影響を受けていたし、好きな曲をスピードアップしてプレイするのも好きだった。そうやって出来ていった。
Andy the CoreがBPM180オーバーのトラックをPartyraiser Recordsから出したのがUptempoとしての最初のリリースとなった(Andy The Core - Steal This、2014年リリース)。それから沢山のプロデューサーがUptempoを作るようになった。
Uptempoはとても自由度が高いところがクールだと思う。Mainstream、Oldschool、Terror、Frenchcoreの要素を全て使える。BPMは190から240くらい。激しくてとてもクレイジーなサウンドだ。」



出典

最終更新:2017年09月03日 21:23