1985年、登場から20年経ちさすがにマンネリ化してきた0系の後継車種としてデビュー。
0系の丸みのあるデザインとは対照的にとがった外観
新幹線で初めて2階建て車両を連結するなどの新たな試みが見られる。
国鉄が分割民営化されJRになってからも1992年まで製造が続けられた。
なかでもJR西日本が製造したV編成は100N系とも呼ばれ、2階建て車両を4両連結。
最高速度を230km/hまで引き上げていた。
この編成を使用していた
ひかりは「グランドひかり」と呼ばれ親しまれていた。
しかし300系・500系・700系とさらに速い形式の登場からスピードアップの妨げになり、2003年に東海道新幹線から撤退。
一方山陽新幹線ではこだま運用でまだまだ活躍が続いていたが東海道より利用者が少ないため、4両・6両という短い編成に組成され直して運用された。
その際グリーン車や二階建て車両は淘汰され、オールモノクロスとなっている。
これらの編成は新幹線の他、博多南線の運用にも使用される。
その後N700系が
のぞみに進出してきたことで捻出された500系を8両化、こだま専用にしたことでそれらに置き換えられ始める。さらに九州新幹線との直通列車「
さくら」の登場で700系「ひかりレールスター」もこだまで使用される機会が増え、それにより100系は徐々に活躍の場を狭める。
そして2012年3月、全車が引退した。
編成 |
16両(X編成,G編成,V編成) |
12両(暫定G編成) |
6両(K編成) |
4両(P編成) |
MT比 |
12M4T(X編成,G編成,V編成) |
10M4T(暫定G編成) |
6M(K編成) |
4M(P編成) |
車両長 |
26050mm(先頭車) |
25000mm(中間車) |
編成質量 |
838.5t(X編成) |
839.2t(G編成) |
851.8t(V編成) |
214.6t(P編成) |
軌間 |
1435mm |
電気方式 |
交流25000V-60Hz |
編成出力 |
230kW×4×12=11040kW(X編成,G編成,V編成) |
230kW×4×6=5520kW(K編成) |
230kW×4×4=3680kW(P編成) |
制御方式 |
サイリスタ位相制御 |
起動加速度 |
1.6km/h/s |
営業最高速度 |
230km/h(V編成) |
220km/h(V編成以外) |
東海道新幹線、山陽新幹線、博多南線
ひかり、こだま
JR西日本では一時期このようなグレー調にグリーンの帯を巻いてたことがあった。
リニア鉄道館に展示されている車両もいる。
最終更新:2012年12月09日 23:08