富士
①【鉄道省】
東京~下関・長崎・長崎港を東海道本線・山陽本線・鹿児島本線・長崎本線経由で結んだ特急列車。
1912年に新橋(1914年に東京に変更)~下関で走り始めた特別急行1・2列車の愛称として1929年、3・4列車「櫻」とともに名付けられた。
登場時は一・二等車のみの編成で最後部の一等展望車にはテールマークを付けられていた。
1942年に関門トンネルが開通すると長崎まで区間を延長。
しかし1943年に特急は「第一種急行」とされ、1944年には戦争激化により運転を中止
使用車両:スハ32系客車(引退)
運転期間:1912年6月~1944年3月
②【国鉄・富士急行】
新宿~河口湖に中央本線・富士急行線経由で結んだ臨時準急列車。
戦争で止まっていた国鉄と富士急行の直通がこの列車によって再開された。
使用車両:70系電車(引退)、80系電車(引退)
運転期間:1950年ごろ
③【国鉄】
東京~神戸・宇野を東海道本線・山陽本線・宇野線経由で結んだ特急列車。
「
つばめ」「はと」「
こだま」「おおとり」とともに昼行の電車特急の一翼を担う。
東京~宇野の下り第一富士と上り第二富士は宇高連絡船を介して四国との連絡輸送の役割を果たしていた。
東海道新幹線開業に伴い廃止。
使用車両:151系電車(引退)
運転期間:1961年10月~1964年9月
④【国鉄→JR東日本・JR東海・JR西日本・JR九州】
東京~大分・宮崎・南宮崎・西鹿児島を東海道本線・山陽本線・日豊本線経由で結んだ寝台特急列車。
1964年に「
みずほ」の大分発着編成を改称して登場した。
翌年には西鹿児島まで区間を延長し、1574.2kmを24時間以上かけて走る日本最長運転の定期旅客列車となった。
利用者の減少で1980年に宮崎まで区間短縮、1990年に南宮崎発着に、1997年には大分発着となった。
そして2005年には「
はやぶさ」と東京~門司で連結運転となり、2009年に廃止。
東京対九州ブルートレインの終焉を飾る列車となった。
使用車両:20系客車(引退)、24系客車(撤退)、14系客車(撤退)
運転期間:1964年10月~2009年3月
最終更新:2011年12月22日 22:54