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ストーリィ・メモ No.01 - Memos of Stories
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hikarino_youko
Memos of Stories
仁視ちゃん ~ 玉虫のメイドの娘にして、甕覗きの巫女。*
「 “仁” って、人が‥ 」
未咲が、ちらっと見た。
「 2つの米俵を持ってるのかと‥ 」
ドレスの背が、まっすぐに開いている、と思った。
「 じゃあ、 」
「 え? 」
秋本くんの声だ。
( なんで? 胸が‥ドキドキする?! )
未咲は‥混乱してきた。
「 2つの米俵を‥ 」
彼女は、構わず続けた。
微動だにせずに。
「 盗まれないように手で押さえているのかと 」
「 “盗まれない” って? 」
「 !そういえば 」
未咲が、斜めうしろをふり返った時、
「 2つの米俵というから、その‥てっきり、 」
秋本くんが、歩いてきながら言った。
顎に右手を当てているのは、考え事をするときの癖だ。
ただのクセだから、する時と、しない時があるけれども――。
「 “てっきり” って何だ?‥皆目見当つかねぇ‥ 」
腕を組み、考え込む大助。
( 大ちゃんって、苦笑いしても男らしいんだ‥ )
未咲は、胸がきゅーんとした。
ほんの2秒ほどだったが。
「 だから、私、‥ 」
「それで、“ひとみ” っていう‥名前なの‥!?」
「 ジーンさん? 」
「 あ、あのっ 」
ジーンは、未咲の手を振り払うように、直進しながら言った。
「 財宝を、‥守るために? 」
そのうしろ姿は、少女のそれであったが、
男性よりも勇敢なくらいであった。
- 大助の考え
- 「 そういうヤツこそ、守らねぇとな 」
- 「 うん! 」(未咲)
- やがて、女性に対しては「 そういう人 」と言うようになる。
- 未来では、男性にも同じ言い方をしている。
- 秋本くんの考え
- 「 だからじゃないかな? 」
- 「 え?? 」(未咲)
- 「 そのための体力を温存して
おくのも、紳士の務めだからね 」 - 「 つとめって、なぁに?? 」(未咲)
- 「 “任務” っていう意味だと思うよ 」
- マリヤの考え
- 「 “財宝 ” って、どんな感じかしら? 」
- 「 えっと、‥たからもの‥かな?? 」(未咲)
- 「 宝物だとしたら、
大事なこと だと思わない? 」 - 「 ああ、 」
(頷く未咲) - 「 もし‥ね、その人たちの宝物を取っちゃったら、
やっぱり‥傷つくんじゃないかしら? 」 - (やがて、「 外人さんは、“もの” と “こと”を混同する 」と主張する学者風の青年が現れ、一時、翻弄される‥)
- ジーンの考え
- 「 財宝の番人は、どこへいったのかしら? 」
- 「 番人? 」「 って、誰? 私? 」(ハンナ、未咲)
- 「 もっと使命感を持ってくれないと、
‥自分も困るんじゃないかしら? 」
(ためいき) - 「 そうだよねっ!
もし、私が海賊で、盗んじゃったら‥! 」(未咲) - 「 確かに 」(秋本くん)