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されど罪人は狼と踊る

「……森も抜けたな、ここはどのあたりだろうか」

俺――――浅井政喜は学校を出た後ただ無心に道を歩いていた。
先ほどまでは森の中を通っていた覚えがあるのだが、気が付いたらすでに森ではなく辺りが空の色一面の場所だった。
普通ならば気づくのに、何故俺がここまでボーっとしているのか。
その理由は、つい数時間前にさかのぼる。

浅井きららとの平穏な生活、そのために彼は少年と少女に手をかけた。
獣人である彼にとって、ただの人間を殺すのなど容易い事だっただろう。
そう、それが『普通の』人間だったらだ。
少女――――神谷茜にはそんな力はない。
殺し合いとなれば何もする事は出来ないような年相応の少女だ。
だが、少年――――佐原裕二は違った。
彼には無意識ながら『能力』、いや『サイキック』が宿っている。
それに、身体能力も一般人とは比にならない。
もしその少年が『サイキック』だけならば倒すのは容易かっただろう。
もしその少年が身体能力だけでも、倒すのは容易かっただろう。
しかし、浅井政喜は負けた。
その『サイキック』と身体能力の前に惨敗した。
いや、怪我を負わせる事は出来たのだから惨敗ではない。
どちらかと言えば、彼は上等な『結果』を残した。
だが『過程』でいえば最低の結果だろう。
殺そうと襲いかかり、殺されてもおかしくなかったところを情けにより助かった。

そんな事があり、彼の心には迷いのような曇りがあった。
このまま自分がこのまま戦い続けて自分は優勝できるのだろうか。
それに、額賀さんだっているんだ。
彼が今の俺に会ったらどう思うのだろうか。
俺に失望するのだろうか。
俺を救いだそうと説得してくれるのだろうか。
わからない……ただ、俺は会いたくはないと思っている。
でも――――俺は彼も殺さなくてはいけないのかもしれない。
あんなに、俺を助けてくれた人だったのに。
俺達を……助けてくれたはずなのに。

「……ッ! ダメだ、考えるなッ――――!」

考えれば、また迷いが生まれてしまう。
脱出できるなんて言う幻想はないのだ。
あんな異常な奴が主催なだけでも無理に等しいのだ。
自分には首輪を解除する能力はない。
何よりも――――もし対抗すると決めて、きららが死んでいた場合はどうなる。
主催に願いを叶えてもらう事なく、自分だけ生きれるのか。
いいや、無理に決まっている。
だったら、もう最初から全員殺すことだけを考えていればいいんだ。
だけれども……心は人を殺すのを止めたがっている。

「…………」

やはりダメだ、どれだけ考えても、迷いしか出てこない。
だったら、また考えるのをやめよう。
それかもうこの際いっそ……誰かを殺せばいいか。
そうなってしまえば迷いも何もない。
もう戻れない道に入ってしまえば、それで終わりなんだから。

「――――なーんてな、今そんな事考えてたって無駄だろ」

今この場にいるのは俺だけなのだ。
今考えていたところでまた無駄になる。
そう、無駄なのだ。

「よし、誰か探すか……な」

迷いを心に抱えながら、道を進んだ。



◆        ◆       ◆



「――――ハッ、いなくなりやがったかか」

佐々木竜也は息を吐いた。
二人の老人達から逃げ、若干ではあるが息が乱れていた。
頬ににじみ出てくる汗をぬぐい、もう一度周りを確認する。
人の気配は一切しない。

「さーて……これからどうしましょうかねぇ」

デイバックの中から地図を取り出し広げる。
一緒にとりだした時計を見る、エリアはF-7とのこと。
行けそうな近くの施設は学校と神社、それに巨大な家と言うところだろうと確認する。
人がいそうなところに行くのならば学校となる。
だがしかし今現在人を殺す武器は皆無だ。
格闘で人を殺す事は出来るが、もし相手が二人以上で来ればそれは不可能だ。
武器を探すのなら巨大な家だろうか。
学校にも包丁や鎌と言った物ならあるだろうが、豪邸ならば運が良ければもっと強力な武器が得られるかもしれない。
銃を集めるのが趣味の金持ちもいる事だ、アタリだったならば大きいだろう。
その代わり外れれば学校で得れる物と大差はないだろう。

「――――神社にはさすがにないだろうからな……」

学校か巨大な家――――豪邸のどちらかだろう。
距離学校の方が近いが、誰かと遭遇するという確率でいえば豪邸の方が低いだろう。
巨大で有名な施設に人が集まるのは当然だ。
そうなると距離がとられるが豪邸だろうか。
だが移動中に誰かに遭遇する可能性も距離が遠い分高い。
それは学校に向かうのにも言える事ではあるが。

「まぁ、悩んでも仕方ねぇ……。 とりあえず、豪邸に行ってみるか――――」



◆        ◆       ◆



(――――さて、どうしたものか)

行木団平は道をうろついていた。
一応、どこに行くかを決めずに動いていたため迷ってはいない。
ただうろつきながらついた場所を探索しようと考えていたのだ。
しかしながら、先ほどから歩いていても一向に施設が見当たらない。
自分にしては無計画過ぎたと反省する。
だがしかし今の状態では自分でできる事は無い。

首についているこの忌々しい機械――――――。

これを外す技能など、自分は持ち合わせてはいない。
今はこの首輪をはずせる人間を探す事が優先だ。
だが、どこにだれがいてどんな人間かなんて分かっているわけない。
それまでは適当にうろつこうと思っていたのだが、やはり間違いだった。

「――――すまない、長谷川さん……目的地の場所を探したいのだが、少し時間をいただいていいか?」
「んー、いいよー」
「ありがとう、少し待っていてくれ」

許可が取れたため、デイバッグから地図を取り出す。
ついでにエリア確認のため懐中時計も取り出す。
F-7と書かれたのを見て、懐中時計をバッグに戻す。
そして地図のF-7付近を見る。

先ほどまでいた豪邸以外に近くにあるのは学校と神社と言ったところだろう。
だが、神社は最初に自分が壊してしまったから行く価値は無いだろう。
しかもあんな罰当たりな行動をやった後である。
なおさら行く気がしない。
神とか仏と言った物を信じてはいないが……気分的な問題もある。

「――――とりあえず学校かな、ここからなら放送前に着けるだろう」

学校となれば人もいるはずだ。
それに周りの人間に呼び掛けるための放送機材もあるだろう。
拡声器みたいなものは少なくともあるはずだ。
損をする事は万が一にもないだろう。
あるとすれば、学校があの男――――ジャックのような奴らで占拠されてた場合とかであろう。
まぁ、俺にとっては何人いようが関係ない。
この力――――<無双劇場>があるから。
これで幾度も事件を解決してきた。
今回のこの殺し合いも必ず、この力をもってこの俺が止めてやる。
人無結及び人無つなぎを抹殺する。
それが俺の警察官の使命であり、俺の正義の示す先だ。

「さて、待たせたな長谷川さん――――行こう」
「ん、了解ー」

長谷川さんとともに歩きだそうと荷物をデイバックにしまった瞬間だった。


体に、悪寒のようなものが走った。


感じた事がある、この感覚。
ありえない――――あいつはここの名簿に名前は無かったはずだ。
いや、長谷川さんの例があったんだからありえなくはない。

「ん、アンタ――――見た事あんな」

佐々木竜也――――あの『世紀の大悪党』が、俺の目の前にいた。


◆        ◆       ◆


行木団平、そうそう思い出した。
あのダメダメ国の警察の中で一番逃げるのに苦労した奴だ。
俺も見かけてすぐは誰か思い出せなかったけどな。
結局は俺を捕まえれなかったからな、結果論としてはそこらの警官と同レベルってこった。
過程がどうだろうが、俺は逮捕されなかったんだしな。
惜しい? そんな事知ったことじゃあないね。

「貴様――――何故ここにいる」
「ん? 何故なんて愚問を言うねぇ……俺が参加者だから、これ以上の理由なんてあるか?」
「――――聞こう、貴様は殺し合いに乗っているのか」

こっちに敵意をピリピリと向けながら行木は問いかける。
だが、こんなこと問いかけるまでもないだろう、何を言っているんだろうな。
全くお笑いだ――――だから俺に逃げられるんじゃないのか。

「それをあんたに言ったところでどうなるんだ?
 この殺し合いを潰そうと動いています、なんて言ってもあんたは信じるのか?
 そんな事はあり得ないだろう、どうせあんたは俺に協力はしないだろう。
 だからこの質問は愚問――――答える必要がないと判断するが、どうだ」

その答えに、行木団平はさらに顔をゆがませる。
そこまで俺は嫌われてたんだな。
まぁ、それくらいは知っていた事だが。

「――――そうか、ならば俺からの答えは一つだ」

デイバッグを後ろの猫女に預け、構えを取る。
その行動で、この後何が起こるかなんて容易に予想がつく。
と――――次の瞬間、行木は地面をへこませるほど蹴り、勢いをつけてこちらに近づいてきた。
おいおい、マジかよ。
こんな大雑把な縮地法があってたまるか。
行木団平の腕は俺の体を掴もうと手を伸ばす。

だが、それは俺によって容易く受け流される。
半分力任せな突撃を交わすのなんて容易い。
行木はそれにもかかわらず再び力任せに殴りかかる。
しかし、それも俺は受け流す。
力任せに殴りかかって倒せるほど簡単じゃないのが理解できないのかな。
そこらへんが二流なんだよ。
だがしかし、向こうはどう見ても体力馬鹿だし、延々と殴ってきそうなんだよな。
別にこのまま遊んでやってもいいが、残念ながらこっちには武器らしい武器がないしな。
何か手段を考えないといけないが……。

「…………ほう」

一つ見つけた、良い駒を。
俺はポケットに隠していた『ソレ』を取り出す。
それを、行木団平――――

「――――ッ! ま、待てッ!」

ではなく、その背後にいる猫獣人に向ける。
ある意味これは賭けではあった。
もし行木が後ろの奴を放置して攻撃を続けていれば効果はなかった。
それどころが、俺に攻撃が入る可能性もあった。

だが、俺は賭けに勝った。
猫獣人に向けて放たれたはずのその兵器は、行木によって遮られた。
もし『ソレ』を気にせず行木が俺を攻撃していれば、俺が負けていた。
攻撃が外れたりしていても、すぐに攻撃態勢を取られ俺が不利になっただろう。
だが、そんな可能性をすべて通り越した。
つまり、それが意味するものは。

「っ、ぐがああああああああああああああああああ!!」

そう、俺の勝利――――気絶するほどの電気が行木の体を流れる。
いくら奴が強いとはいえ、人外ではない。
『異常』や『過負荷』であろうが、『超常』ではない。
体に電撃が加えられれば気絶する。
体にある程度以上の電気が流れて気絶しない人間など、この世にはいない。
行木の体は地面に堕ち、そして何度か痙攣し動かなくなる。

「う、嘘……行木さん!」

猫獣人が驚愕と恐怖の表情で地面に倒れた行木を見る。
そりゃあそうだろうな、もうこれで俺が完全優勢になったんだから。
さて、あとはあの猫獣人からバック奪ってこいつらを始末するだけ……。
猫獣人は呆気に取られ歩くことすらままならない。
これならば簡単に殺す事が出来るだろう。
いや、出来たであろう。



――――パァン



この、邪魔が入りさえしなければ。



◆        ◆       ◆



乾いた音が響いた。
だが、前の男は倒れる素振すらない。
外した、それくらいは俺でもわかる。
流石に向こうも俺の事に気付く。

「おいおいおいおい……誰だテメェ、妨害とは良い度胸だなぁ」

男は苛立ちも見せつつ笑いながらこちらに近づいてくる。
俺は手に持っている銃をソイツに向ける。
だが、止まる気配を見せない。

「近づくな! そっちには変な銃があるのは知ってるんだよ……それを置け!」

ソイツはただ何も言わずに、銃を地面に置く。
しかし、あいつが何を考えているか分からない今、油断はできない。
だからこそ―――― 一気に終わらせる!

パァン、パァン、パァン――――

下手な鉄砲数撃ちゃ当たる、その通りに撃ちまくる。
だが、全然当たらない。
距離は十数メートル、当たる可能性はあるはずだ。
そう思いながらもう一度引き金を引く。

「……え?」

引き金を引いても、全然出てこない。
弾切れかと思ったが、また十発も撃っていないはずだ。
どういう事か分からずに焦っていると、右手に痛みが走る。

「ッ――――!」

右手を見ると、手に何かが刺さっていた。
それは、パーティーなんかで見るような、ただのダーツの矢だった。

「残念だったな……お終いだよ」
「――――え」

いつの間に男は俺の目の前に迫っていた。
頬に痛みを感じ、視界が揺れた。



◆        ◆       ◆



いやー、危ない危ない。
銃が出てきたときはどうなる事かと思ったよ。
でも、俺の勝ちのようだな。
Cz75だったし、ジャムが起きたりしないかなって思いながら粘った甲斐があったな。
実際、起きてなかったらいつか俺に当たっててお終いだが、賭けなきゃこの世の中生きていけないしな。
しっかしまぁ、この狼は色々やらかしてくれやがって。
あの警官と猫獣人を逃がしちまったじゃねーか。
まったく……どうしてくれようかねぇ。

「……おっと、逃げようとしたって無理だぜ? 獣人捕まえる心得はあるし、獣だって同じようなもんだろ」
「ッ、離せ!」
「離せと言われて離す奴がいるかってんだよ、考えてみろよ。
 かの有名な首相は『話せばわかる』と言いながら話せずに死んでしまったんだぜ?
 早々世の中上手く行くもんじゃあねーんだよ」

単純に拷問でもしてやろうかと思ったが、それで殺すとまぁ、面倒だしな。
俗に言う人格B……そいつが出てくると面倒だ。
この場面――――殺し合いにおいては、確実に入れ替えてはダメだ。
下手するとバカみたいに特攻して死ぬ可能性もあるしな。
死ぬのは御免だからな、俺も。
――――だが、特に何もしないわけにはいかないしな。

「……俺は、死ぬわけにはいかないんだよ! だから、こんなところで……こんなところでッ!!」
「あーあー、うっせー黙ってろ……」
「離せッ! 俺は、アイツと一緒に――――!」

――――ほう、アイツねぇ。
それっていったい誰の事なんだろうな。
そして、俺にいったいどんな利益をもたらしてくれるのかな?
ハハッ――――コイツも軽率だなぁ。
頭に血が上るといいことなんかないぜ?

「ふーん……何? お前そんなに生きたいの?」
「当たり前だ! 俺は優勝して……優勝して……!」
「そうかそうか……それじゃあ心優しい俺から提案がある、聞くか?」
「アァ!? 誰がそんな……」

俺は先ほどこいつが落とした拳銃(ちゃんと薬莢は排出させた)を獣に向ける。
正直、これ以上暴れられるのも面倒だしな。
ちっとばかし、痛い目にあってもらうとするか。

――――パァン

「ッ、ガアアアアアアアアアアアアアアアア!!」
「言っておくが、俺はお前を好きにできるんだぜ?
 今すぐ殺してやったっていいんだ……さぁ、どうする」
「ゥ、グ――――」

一応、掠るくらいに調整したが、結果的にはよかったな。
先ほどまで暴れてたのがこんなに大人しくなってやがる。
うるさい犬には調教を、ってか?

「お前、生きたいんだったら参加者を殺していけ、お前が生きるにはそれ以外許されない。
 逃げるな、悩むな、戸惑うな、お前に残された道は一つだけだ。
 『俺以外全員を殺せ』――――わかったな」

今ここに、罪人と獣人が契約を結ぶ。
史上最悪な契約が、結ばれる。



◆        ◆       ◆



あぁ、この気持ちを何というのだろうな。
愉悦――――そうかもしれないな。
今の俺は最高の気分だ。
手駒、しかも獣が手に入ったんだ。
これ以上ないほどの気分だ。

「さーて、あの狼君はどこまで働いてくれるかな?」

ニヤニヤと顔をゆがませながら歩く。
豪邸まであとどれくらいだろうか。
まぁ、歩いていればそのうち着くだろう。

「今回の収穫は拳銃一丁、大したものだな」

拳銃をクルリと指先で回し、ポケットに仕舞う。
ダーツも回収して、武器は失わなかった。
強いて言えば、電磁砲だろうな。
だが、あの面倒なやつを電磁方一発で避けれたんだ。
上々すぎる、最高の結果ともいえるな。

「ん、そうだ――――狼君に助言を言ってなかったな」

佐々木竜也、世紀の大悪党は狼君――――浅井政喜が向かった方向を見る。
そして、一言こう呟いた。



「誰かのため、なんて言って報われた奴なんてこの世にいないんだよ」



悪党は、笑い続ける。


【F-7/平地/一日目/昼】


【佐々木竜也@DOLバトルロワイアル】
[状態]:人格A、身体的疲労(小)
[服装]:特筆描写なし
[装備]:電磁砲(2/3)@DOLバトルロワイアル、Cz75@俺オリロワ2nd(4/15)、ダーツの矢×1
[道具]:基本支給品一式 、不明支給品0~1、Cz75予備マガジン×3
[思考]
基本:殺し合いに乗る。場合によっては拷問する
1:とりあえず人を殺す。人格が変わった時はその時はその時
2:豪邸に向かい殺傷能力のある武器を探す、探したら適当にうろつく
3:相川友はどうなったかねえ
4:まっ、せいぜい頑張れよ――――狼君
[備考]
※DOLバトルロワイアル死亡後からの参戦です
死神舞凪の『サイキック』について知りました



◆        ◆       ◆



猫獣人こと長谷川智美は走り続けていた。
人間より素早い、猫の脚力を駆使して。
背中に背負うは、史上最強の警察官である。
先ほどの戦いから、彼は目を覚ます気配がない。
息はあるから、死ぬことはないだろうが、危ないことに変わりはない。

「ここから近いのは……学校だよね?」

誰に聞いたのかわからないが、少なくとも見た中で一番近いのは学校だ。
でも、学校という人が集まるのには絶好な場所――――最悪、ここには自分たちを殺そうとする者もいるだろう。
その時私は、躊躇うことなくこの人たちを殺せるのだろうか。

「――――あー、ダメダメ……私がこんなことを考えるなんてどうかしてるわ」

一気にマイナスの思考を吹き飛ばす。
ともあれ自分たちは生き残ることができた。
これから起こることを考えて落ち込むのなんか自分らしくない。
明るく、ちょっとエッチな感じで。
それが自分なのだ、と。

「もし生きて帰れたら、その時は――――絶対にヤってもらうからね、フフッ」

生きて帰るためには、確実に行木さんを治療しないといけない。
自分だけで、あの主催に対抗するなど不可能なのだ。

「学校、きっと私たちと同じ考えを持っている人がいるはずだよね! うん、いる、絶対いる」

今はただ、学校に向かうことだけ。
それだけを考えよう。
それがきっと、私ができることだから。
諦めないで明るくいかないと、希望だって見えない。
だから私は、自分のできる限りで頑張ろう。

(――――あぁ、でも……重い、行木さん……ちょっとだけ休もう)

でも、限界はある。

【F-6/平地/一日目/昼】

【行木団平@DOLバトルロワイアル4th】
[状態]:気絶中、長谷川に背負われている
[服装]:特筆事項なし
[装備]:なし
[道具]:なし
[思考]
基本:《わずかな正義》を執行して殺し合いを潰す。
0:――――。
1:狭山さんは無理には探さない。瀬戸麗華を優先して探したい。
2:佐々木は絶対に捕まえる
3:殺し合いに乗った参加者は殺すが、説得してみてどうにかなりそうなら説得も試みる。
4:長谷川さんを同行させる。
[備考]
※ロワ参加前からの参加です。
※《無双劇場》は特に規制されていないようです。

【長谷川智美@DOLバトルロワイアル3rd】
[状態]:疲労(極大)、行木を背負っている
[服装]:国分由貴の服@DOLオリロワ
[装備]:グロック19(15/15)
[道具]:基本支給品一式、グロック19弾倉(3)、四式陶製手榴弾(3)、折れたアイアン、行木の支給品(基本支給品一式、ランダム支給品(2))
[思考]
基本:殺し合いはしたくないが行為はしたい。
1:行木さんを連れて逃げる。
2:お、重い……。
[備考]
※DOLロワ3rd参戦前よりの参戦です。




◆        ◆       ◆




今の気分は、なんて聞かれたらなんて答えるんだろうか。
まぁ、間違いなく『最悪』だろうな。
武器もなくなり、その上あの男にいいように使わされるんだ。

「でも、まだ……生きてるんだ」

そう、生きている。
まだ俺は死んでいない。
優勝するチャンスはまだ残っているんだ。
あの男も、全員殺して、優勝するチャンスが。
武器はまだないが、誰かを殺せば手に入る。

「きらら――――俺は、もう、決めたよ」

もう、迷ってなんかいられない。
今回は自分の心の隙があってのことだ。

「絶対に、優勝する――――そして、きららと」

狼は心に決める。
もう迷いはしないと。

「人が集まりそうな方に向かおう……どこがいいかな」

残された支給品の中から地図を取り出す。


【F-7/平地/一日目/昼】

【浅井政喜@俺のオリキャラでバトルロワイアル2nd】
[状態]:疲労(大)、精神疲労(極大)、決意、左頬にかすり傷(止血済み)
[服装]:特筆事項無し
[装備]:
[道具]:基本支給品一式、
[思考]
基本:優勝してきららと幸せに暮らす、もう迷わない
1:どこに行くか決めないとな……
2:きららには……会ったらその時次第かな
[備考]
※俺オリロワ2nd死亡後からの参戦です




◆        ◆       ◆




狼は気付かずに、罪人の手の上で踊り続ける。




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047:誰かのためなら悪くはないけれど 浅井政喜 :[[]]
033:迷い猫オーバーラン! 行木団平 :[[]]
033:迷い猫オーバーラン! 長谷川智美 :[[]]
052:犯物語~しかみアリス~ 佐々木竜也 083:Dead End - 白紙 -(前編)

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最終更新:2013年02月04日 18:00