新兵器
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homuhomu_tabetai
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作者:mghJi0W9o
378 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2012/04/26(木) 18:26:02.14 ID:mghJi0W9o
さやか「社長こんにちは!」
町工場の職人(以下職人)「お。さやかちゃんこんにちは。できてるよ。」
さやか「うわーすっごーい!頼んだ通り!!社長ありがとう!!」
職人「そうかい。喜んでくれて嬉しいよ。しかしこんなもんいったい何に使うんだい?」
さやか「ふふ~ん♪ちょっとねぇ~♪」
職人「はっはwちょっとねぇ~かいw」
さやか「ホントにありがとう♪で、おいくら?」
職人「タダでいいよ。」
さやか「え?そんな…駄目だよぉ!」
職人「いや。さやかちゃんが最後のお客さんだからね。サービスだ。」
さやか「え…」
職人「妻と二人でやってる零細だからね。この円高と電力不足でもう厳しいんだ。ワシも妻ももう歳だし…。幸い息子は出来が良く育ってくれた。
こんど家を建てるから、一緒に暮らそうって言ってくれたんだよ。まぁもうちょっと続けたいんだけどね。ここが潮時かと…」
さやか「そんな…駄目だよ!社長みたいな腕のいい職人が減ったら困る人がいっぱいいるんだよぉ!アタシだって…」
職人「ハッハッハ…。今はもうワシみたいな職人の勘に頼ったハンドメイドなんかより、人件費の安い国で大量生産するのが主流だよ。
もうワシの腕は必要なくなったんだよ。でもなぁ、最後にさやかちゃんにそう言ってもらえるなんて職人冥利に尽きるなぁ。」
さやか「ダメェ!絶対ダメェ!社長がいなくなったら…アタシ…社長とこのヤツじゃないとヤダ…」
職人「さ、さやかちゃん…あわわ……」
妻「あらお父さん!?女の子泣かせて!!いったいどうしたのよ?困ったわね…さやかちゃんとりあえず家にお上んなさい。」
さやか メソメソ…
職人「まいったなぁ…おぃ…」
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妻「そう…主人の作ったものをそんなに気に入ってくれてるの。私も嬉しいわ。」
さやか「おばちゃん…この町工場ホントに閉めちゃうの…グスン…」
妻「最近もう仕事が入ってこなくてねぇ。それ自体はいいんだけど、それが原因で主人がやる気をなくしちゃって…また仕事が入ってくれば主人も考え直すかもしれないけど…」
さやか「!また仕事が入ってくれば工場続けてくれるのっ?!」
妻「ものづくりが好きな人だからその辺をくすぐれば…」
さやか「そんなの簡単だよ!社長の腕は一流なんだから!今日作って貰ったこれで…!」
妻「あらそれさやかちゃんの注文だったの?いったい何に使うのかしら?そんなもの…」
さやか「まっててね!社長!おばちゃん!社長の腕がもう必要ないなんて嘘!あたしが証明してみせるんだから!!」
妻「はぁ…」
ほ虐。それは見滝原で発祥した庶民の文化である。近年、その愛好家は爆発的に増加した。その担い手となったツールがインターネットの動画サイトである。
動画のうp主はそれぞれ思い思いの虐待を披露していた。その中で多数の再生回数を獲得したうp主は「P」と呼ばれ人気を博した。
男「はー今日も疲れたー。まだ寝るにゃ早いし「ホビャ動」でも観てくつろぐか…。えーと俺の好きなホビャッってみたのタグはっと…」カチカチ…
ー趣向を変えてさやさやを虐待してみたYOー
さやさや「ザヤァァアァアァァァァアァァァアァァーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」シボウカクニン
男「ぶっちゃげ最近秋田よなぁ。ガキとかつまんない奴増えすぎ。面白いヤツの真似して滑ってるヤツばっかって…ぉぉぉおおおぉぉぉ!!キタァァアアァァ!!!!」
ー新兵器宣伝してみたー
男「す、すげぇ………。てか市場…。これ買えば俺もあんなふうにできんのかなぁ…?よし!ポチるぞ!ポチっちゃうぞ!!!!!!!!」
ー1ヶ月後ー
さやか「社長こんにちはー」
職人「おう!さやかちゃん!今ちょっと手が放せないんだ!ちょっと待っててくれ!」
妻「主人もすっかりやる気をとりもどしちゃって…。何をしたのか知らないけどありがとうさやかちゃん。」
さやか「おばちゃんだからいったじゃん。社長の腕は超一流って。今の時代ITだよIT。うまく使えばわけないよ♪」
職人「おまたせさやかちゃん!」
さやか「あ、社長。でさぁ次はこれなんだけどさぁ…」
職人「なんだこりゃ?!こりゃおもしれえ!!!今入ってる注文分作り終わったら早速試作品つくってみるか!!!!」
おわり
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