アルフェッカ・タイラント
「
聖遺物」の1つであり、イエス・キリストが磔にされた際に使用された釘、「
聖釘」を用いて作られた王冠。
カール大帝やオットー大帝が戴冠したが、歴史の裏で消失したという「
ロンバルディアの鉄王冠」が、「
神器システム」により再構築され、現世に具象化されたものとされる。
根本的な特性は「支配」と「聖なる釘」の2つだが、所有者によって内容の詳細が変質するのが特徴。
前所有者の能力は、聖なるオーラで作った釘による攻撃と、「聖釘」での王冠をかぶり、ある一定のキーワードを入れた会話を対象者に数分間聞かせることで、数に限りなく異能力者以外の常人を洗脳できるというものだった。
一方、メレディスのものは聖なるオーラの釘を対象者に打つことで
相手の概念を塗り替える能力で、洗脳できる相手は神器所有者に限定されるものの、神滅具所有者にも有効。
認識を変えられた対象は周囲に違和感を持たれるほどの状態になっても自覚がなく、本人の得意とする施錠系の魔法と組み合わせることで、
グリゴリの技術でも解除できない強力な改竄になることから、アンチ神器の能力、神器の天敵と危険視されている。
また、ナイフのような大きさから長剣ほどの長さの聖なる釘を生やし、至るところから発射することも可能。
また、「聖杯」同様、本物の「聖釘」も確認されている。
最終更新:2022年05月23日 22:49