グリゴリ
堕天使陣営の中心組織で、「異能」「超能力」の研究を主目的とする機関。
神器関連では、「そのものの研究」「神器所有者の保護」「
人工神器の開発」などを行っている。
上層部はかつて「
聖書の神」に逆らい人間に知識を与えた
天使たちで、総督は
アザゼル、副総督はシェムハザ。
第3章終盤でアザゼルが辞任したため階級が繰り上がり、総督はシェムハザ、副総督にバラキエルが就任した。
大戦で大分消耗し、第2章開始時ですでに幹部は8名しか残っておらず、作中で
コカビエルが
コキュートスに封印され、アザゼルが「
隔離結界領域」に向かったため、最終章の時点で6名にまで減ってしまう。
元々天使時代から研究職だった者が多いため、幹部でも武闘派は少ない。
本部は
冥界にあるが、
人間界の各地に研究施設を設置しており、関東の山奥にも一つ施設が置かれている。
他陣営同様一枚岩ではなく、4年前には幹部のサタナエルが「オズの魔法使い」に、現在ではコカビエルの独断行動に加えて、武闘派構成員の一部が「
禍の団」に内通し人工神器研究の成果などを漏洩していた。
とはいえ現在残っている幹部同士は仲が良く、300回以上も麻雀大会をするなどかなり平和。
記憶の改変・消去を行うための技術を持ち、異能や異形に関係した一般人に対して使用するが、多用すると記憶に悪影響があるらしく本来は限定条件をつけて行うべきだとされる。
かつては情報漏洩を防ぐために「堕ちてきた者たち」で保護した神器所有者を組織内に留めていたが、
三大勢力で同盟を結んだことで所有者が望むなら条件付きで一般の暮らしに戻ることが許されるようになった。
「
邪龍戦役」では最初に襲撃を受け、
トライヘキサが吐き出した火炎で本部の施設が周囲の地形ごと一瞬で吹き飛んだ。
幹部のサハリエルとベネムネは重傷を負い、古株の配下も戦死している。
最終更新:2022年02月28日 01:16