神の領域に近づいた者が魔術や錬金術を使って作り出す聖なる武器。
日本製のものは「神霊剣」とも称される。
聖剣は剣身から強い光力を発するため、「
悪魔」「魔物」「
吸血鬼」は聖剣に触れただけで大きなダメージを負い、「
堕天使」にも有効。
あまりに強力すぎて、一部の例外を除き「聖なる神器」とは比べ物にならないとまでいわれている。
聖剣を扱う者を作中では「聖剣使い」と呼び、教会にとって強力な戦力として扱われている。
聖剣は自身で使い手を選び、なおかつ「因子」のある者しか扱うことができない性質を持ち、使い手となれるほどの因子を持って生まれる者の数は非常に少ない。
過去には、僅かながらも素質を持つ人間を材料にして集めた因子を凝縮、これを移植して人工聖剣使いを作り出す「
聖剣計画」が実行された。
大量の死者を出すという計画のあまりの非道さに首謀者が破門された後も、教会では人死にまでは行かないレベルでの研究は継続され人工聖剣使いは生まれていた。
エージェントを聖剣使いにするために祝福として因子を与えていたが、受け取った当人たちはその原材料については知らされていなかった。
ただし後天的な聖剣使いは実験段階だったこともあり、分けられた
エクスカリバーを何本か扱うことはできても
デュランダルレベルの強力な聖剣を扱える域にはなかった。
和平締結によって錬金術に技術革新が起こり、教会で強力な聖剣が次々作り出されている。
30年後の世界では新しく作り出す技術がさらに発展しており、超常の力と機械的な科学技術が結びついた武器が生まれている。
最終更新:2022年05月24日 21:19