72柱

ななじゅうふたはしら


大戦以前に存在した純血の上級悪魔が連なる名門の家系。

全員が爵位を持ち、全盛期には一族ごとに数十もの軍勢を率いていた。
序列15位以上が強いのは確かだが、序列=強さというわけではない。

現在ではその半分以上*1が断絶し、軍勢と共に滅びるか生活が立ち行かなくなるなど、冥界辺境や人間界の奥地に隠棲していることもあって、かつての序列とは乖離しつつあるため*2、「元72柱」とも表記される。

「大王バアル家」「大公アガレス家」に、2代目魔王を輩出した「グレモリー家」「シトリー家」「アスタロト家」「グラシャラボラス家」を加えた六家は、冥界でも特別な名家となっている。

大戦後は若い世代を重視し*3、次期当主が成長すると跡目を譲って隠居することになっているが、「純血」や古くからの手法を重視する風潮も残っており、深刻な問題となっている。

上級悪魔の当主の婚約の際には祖父母、曾祖父母、さらにその上の世代で存命の先祖に順番に報告をしに行く、通称「ご先祖巡り」と言われるあいさつ回りが行われている。

断絶したとされる家も他種族との混血という形でまだ存続している可能性がある。
既にいくつかの家の末裔が確認されており、発見した場合は保護するよう現政府から通達が出ているが、混血したことで純血至上主義者たちから差別を受けることもある。
末裔の中には居場所を求めて人間界に移住し、人間と混血したことで神器を手に入れた者もいる。

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最終更新:2022年06月05日 05:20

*1 72家中39家、全体の約54.2%に達する

*2 現在レーティングゲームトップランカーであるディハウザーの「ベリアル家」は旧序列では68位。

*3 少なくとも作中の最近5 - 6代は