魔王

まおう


元は「ルシファー」「ベルゼブブ」「レヴィアタン」「アスモデウス」の4人が「四大魔王」として君臨していた。
しかし、先の大戦で魔王が全員死亡してしまう。
そのうえ、他勢力との徹底抗戦を主張した初代魔王の実子であるビドレイド、ツファーメ、ダマイドスもまた、数百年以上前に勃発した勢力内の戦争に敗れて死亡し、世襲が廃止され襲名制に移行したことでその地位は現在最強の悪魔4人*1へ引き継がれる。

今では単なる役職名となっているため、親族でも魔王の姓を名乗ることはできない。
冥界の片隅に追いやられたことを良しとしない初代魔王の血族は「禍の団」へ旧魔王派として参加し、現政府へのクーデターを企てる。

2代目四大魔王は非公式に「魔王戦隊サタンレンジャー」を結成していたり*2、自身で企画したアニメの主演を自分で演じるなど、プライベート時には非常に「カルい」のが特徴。
それに反するように、サーゼクスのグレモリー家やセラフォルーのシトリー家にはしっかり者が多い。
ただし、アジュカのアスタロト家やファルビウムのグラシャラボラス家は家族に恵まれておらず、問題児や裏切り者を出している。

2代目魔王は全員が悪魔としては比較的若手であり、政治面において大王派などの古い悪魔の上役達より影響力が低いという問題がある。
そのため内政干渉を受けることが多く、才能ある転生悪魔達の登用も機を見て少数ずつ行わなければならないなど思い通りの改革を行えない状態にあった。

邪龍戦役」終盤、トライヘキサを封印するため魔王のうち3名が「女王」を除く自分たちの眷属と共に「隔離結界領域」の中に向かったため、現在の魔王はアジュカのみとなる。
一方で第4章終盤にてレーティングゲームの大規模不正が明らかにされたことにより上役の影響力が大きく低下し、今まで行えていなかった計画を実行できるようになった。
その一環として欲望を表す七つの大罪に倣う形で「七大魔王」制度の導入が計画されており*3、枠は四大魔王から継続して「ルシファー」「レヴィアタン」「ベルゼブブ」「アスモデウス」に、元72柱の「ベリアル」、さらに番外の悪魔より名を拝借し「マモン」「ベルフェゴール」も加える予定になっている。
二天龍も候補者に挙げられているが、イッセーを魔王にするとなると7つの席に合うのが無かった*4ため、新たな「8枠目」として魔王そのものを意味しドラゴンとも同一視される「サタン」を入れるという意見も出ている。

また、初代魔王と「聖書の神」が死んだためか、「魔王クラス」と呼ばれる実力を持った悪魔が生まれるようになる。
純血悪魔では2代目四大魔王に加え、ルキフグス家の姉弟やレーティングゲームトップ3の「王」、神滅具を用いたリアスサイラオーグが該当する。

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最終更新:2022年06月02日 05:48

*1 サーゼクス、アジュカ、セラフォルー、ファルビウム

*2 2代目四大魔王にグレイフィアを加えての5人組で構成されている。

*3 30年後の「邪神戦争」への備えとして強力な悪魔を揃えておきたいという意図がある。

*4 「色欲」を司るアスモデウスも検討されたが、ファルビウムの活躍で戦術家としての側面を必要とする役職になったため見送られている。