幻影旅団

幻影旅団(げんえいりょだん)は、冨樫義博の漫画『HUNTER×HUNTER』に登場する架空の盗賊集団団長を蜘蛛の頭団員を12本の蜘蛛の脚に見立てた13人で構成される旅団に近しい者や詳しい者達からは「クモ」と呼ばれている1986年頃当時13歳だったクロロが旅団を結成。

  • 活動は主に窃盗と殺人、稀に慈善活動をする。危険度Aクラスの賞金首の集団であり、熟練ハンターですら迂闊に手が出せない。所属メンバーには、団員ナンバーが入っている12本の脚の蜘蛛の刺青が、体の何処かに彫られている。旅団のメンバーになるには、現役団員を倒した後に入団の意志を示すか、欠員時に団員からの推薦がある事が必須条件となる。

  • 原則として頭である団長に手足である団員が従って行動するが、生存の優先順位は団長ではなく旅団そのものであるとされている。そのため、団員は全員、死に直面しても動揺や混乱を見せず、旅団さえ存続できれば自分がどうなろうと二の次であると考えている。それは団長も例外ではない。ただし念能力の希少さや便利さ、また能力から来る旅団内での役割から、団員の中でも(択一を迫られたら)生き残らせる優先順位のようなものはあるようである(シズクやパクノダは「レア」だがウボォーギンやノブナガは特攻隊員と言うような発言が出てきている)。
また団員の死に対して他の団員が涙する場面もあることから、一部を除いて仲間同士の結束は非常に強く単なる利害一致だけの組織ではないと言える(団長のクロロやノブナガウボォーギンの死に涙し「暴れる」ことが好きだった彼への弔いとしてヨークシンを壊滅させた)。
その他団員同士での揉め事はコインで解決するなどあらかじめ衝突を防止するためのルールが定められている。
旅団員は普段は各自自由に行動しており、団長のクロロからの指示によって集合し旅団としての活動を行う。

  • 作中ではヨークシンシティにて開催される地下競売の品を全て盗むべく、旅団員全員がヨークシンに招集された。会場に潜り込み競売品の強奪を狙うも、直前にマフィアンコミュニティが競売品を移動させていたために入手できず、マフィアや陰獣らと交戦した。途中ウボォーギンを失うというアクシデントに見舞われるも、全世界のマフィアの集まりに正面から攻撃を仕掛け、結果的に競売品の強奪に成功する。
その後は本拠地に戻る予定であったが、ヒソカの策略によりヨークシンに留まり、「鎖野郎」(クラピカ)の追跡を敢行。その過程で彼の正体をつかむものの、クロロは念能力を封印され孤立、パクノダは死亡しヒソカは本性を表して旅団を抜ける。また、クラピカとの交渉時には団長の命を優先するか否かで内部対立が起こり、ネオンの予言によればこの場で旅団は半分に減る可能性があったが、ゴンの介入により阻止されている。
それ以降はグリードアイランドをプレイしてゲーム中のお宝を狙ったり、クロロの念を解く除念師を捜したり、流星街に現れたキメラ=アントを討伐したりといった活動を行っている。

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2024年01月05日 16:01