声:池田昌子(メーテル•••)
キメラ=アントの女王。
他の生物を食べることによりその生物の特徴を次世代に反映させることができる″摂食交配という産卵形態″をとっているため、キメラ=アントの中において唯一蟻としての容姿をそのまま持つ。
僅かに人間の血が流れているため人間らしい思考を持ち合わせる。しかし次世代の蟻と違い人語の発音機能が無いためテレパシーで兵隊達と会話を行う。本来は何処かの地にいたのだが何らかの事情で海で漂流し、NGLに近い海岸沿いに辿り着く。その際偶然食べた人間を極上の餌とし、キメラ=アントの本能に従い人間のみの大量捕食を開始。一匹の状態からコミュニティを形成する(後に王が受け継ぎ、一部は離反)。
一定の
師団長、兵隊長、戦闘兵、雑務兵を出産後、次世代の『王』を生むため巣の奥へと籠り、良質の餌を食べながらまず王直属護衛軍を生み出し、次に後述の王「
メルエム」を受胎する。
当人はあくまでキメラ=アントの本能に従い行動をしていたため、色濃く人間の血を引いた他のキメラ=アントと比較して温厚。わが子の誕生を何よりも楽しみにしていたという穏やかな一面を持つ。
メルエムの早産(本人が勝手に母の体内から出た事)により瀕死の重傷を負う。メルエムが巣立ちを迎えた際残った師団長コルトらがネテロたちに降伏、治療を求めるがその甲斐もなく死亡。女王は最後までわが子を案じ、遺言として王の「名前」を託した。また、出生直後のメルエム本人は母の死にも一顧だにしなかったが、自身の名前を知った際には「母から賜った」と形容するなど
コムギにより成長した後はそれなりに敬意を表しているようであった。
最終更新:2024年01月05日 21:55