ビターエピローグ - ひょんなことから女の子

15 名前： カタカナ ◆iqP3HuSAqU [前シリーズエピローグという名の保守短編] 投稿日： 2006/08/26(土) 21:50:31.57 ID:n//1BHsCO
　　　　　ケータイ「鳴り響いた事務所の電話～♪」

　　　　　トモの携帯が鳴り出した。この着うたは確かメールだ。

　　　　　オレ「誰からだ？」
　　　　　トモ「えっと…………ダチから」
　　　　　オレ「ダチか……なんだって？」
　　　　　トモ「…………なんでもない」
　　　　　オレ「なんでもないって何だよｗ」
　　　　　トモ「だ、だからなんでもないんだって！」
　　　　　オレ「隠し事か？　彼女に隠し事する気か？」
　　　　　トモ「彼女だから、だよ！」
　　　　　オレ「…………じゃあ仕方ないか」
　　　　　トモ「そうそう、だからさ、今回だけはゴメン」
　　　　　オレ「彼女には見せられないなんて、　余　計　気　に　な　る　じ　ゃ　ね　え　か　」
　　　　　トモ「……え？」

　　　　　トモの手の中にあったケータイを素早く盗み取る。

　　　　　オレ「ゲットォー！！」
　　　　　トモ「ダ、ダメだって！」

　　　　　ケータイを見ると、そこには虹エロ画像が表示されていた。

　　　　　オレ「…………コレだけ？」
　　　　　トモ「そうだけど……///」
　　　　　オレ「んだよ、つまんねーの」
　　　　　トモ「え、驚いたり怒ったりしないのか？」
　　　　　オレ「お前さ……オレ、元男だぞ？」
　　　　　トモ「あ、そういえば……前は一緒に見てたか」

285 名前： カタカナ ◆iqP3HuSAqU [保守エピローグ] 投稿日： 2006/08/28(月) 09:29:15.44 ID:hGiEvYK7O
　　　　　放課後。

　　　　　トモ「今日部活あるか？」
　　　　　オレ「三年は一学期で引退だよ」
　　　　　トモ「それもそうか。じゃあ一緒に帰ろうぜ」
　　　　　オレ「一緒に帰って友達に噂されると恥ずかしいし・・・」
　　　　　トモ「ちょｗｗｗ付き合ってるのに？」
　　　　　オレ「お前、今の評価（･_･）だぞ」
　　　　　トモ「彼氏の評価低っ！？」
　　　　　オレ「正直、お前、オレのタイプじゃないし」
　　　　　トモ「元男が何を言う？」
　　　　　オレ「男の頃からショタコンだったが？」
　　　　　トモ「…………好きだって言ってくれたじゃん」
　　　　　オレ「なんだろ、ノリっていうか、その場の勢い？　若気のいたりってやつ？」
　　　　　トモ「何だよソレ…………」
　　　　　オレ「……嘘だよ。マジに好きだ、それだけはホント」
　　　　　トモ「……俺も好きだ。マジに好きだ。どストライクだし」
　　　　　オレ「あ、でもお前がオレのタイプじゃないのもホントだぞ。オレのストライクはかわいい系だし」
　　　　　トモ「…………努力します」

326 名前： カタカナ ◆iqP3HuSAqU [エピローグはコレが最後かな。もう設定が全く生きてないし。] 投稿日： 2006/08/28(月) 15:00:36.39 ID:hGiEvYK7O
　　　　　オレ「そういやお前さ、オレのどこらへんが好きなの？」
　　　　　トモ「ルックス」
　　　　　オレ「……そうか。でも普通"全部"とか言うトコだろ、ソコはさ」
　　　　　トモ「じゃあお前は俺のドコが好きなの？」
　　　　　オレ「見た目はあんま好みじゃないって言ったろ？」
　　　　　トモ「……お前も"全部"じゃねえじゃん」
　　　　　オレ「ま、見た目以外って言ったらアソコしかないだろ」
　　　　　トモ「マジか！？　俺のアソコってそんなに良い？」
　　　　　オレ「下ネタじゃねーよ。第一お前はちいせえだろうが」
　　　　　トモ「…………」
　　　　　オレ「外見じゃないなら？」
　　　　　トモ「……そっか、俺、性格良いもんな」
　　　　　オレ「金しかないだろ」
　　　　　トモ「…………マジ？」
　　　　　オレ「安心しろ、マジだから」
　　　　　トモ「…………」
　　　　　オレ「まあ正解はからかうとおもしろいトコかな」
　　　　　トモ「……じゃあ金っていうのは？」
　　　　　オレ「冗談だ」
　　　　　トモ「良かった……そして大好きだー！」
　　　　　オレ「キショイ、抱きつくな」
　　　　　トモ「…………」