ひょんなことから女の子
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hyon
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657 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [>>656 ワタシニハソンナハナシカケナイノデウラヤマシイィィィ 訳)楽しんで読んでます] 投稿日: 2006/08/30(水) 05:00:07.38 ID:F1vrdHMO0
すぐ、帰る時間になった
飼い主様の所に早く帰りたい
でも、もうちょっとここにいたい
優しい子がもう時間かって寂しそうな顔してた
その顔を見るだけで、私も、なんだか、悲しくて
また涙が出てきて
いっしょにわんわん泣いて
「また…会えるよね?」
涙を手で拭きながら、泣いてた顔で無理矢理笑って
「うん」
そう答えるしかできなかった
すぐ、帰る時間になった
飼い主様の所に早く帰りたい
でも、もうちょっとここにいたい
優しい子がもう時間かって寂しそうな顔してた
その顔を見るだけで、私も、なんだか、悲しくて
また涙が出てきて
いっしょにわんわん泣いて
「また…会えるよね?」
涙を手で拭きながら、泣いてた顔で無理矢理笑って
「うん」
そう答えるしかできなかった
私が持っていたもの
飼い主様の服だけ、他には何一つ無い
服を沢山貰ったから、交換だねって私が着てきた服をあげる
飼い主様の服だけ、他には何一つ無い
服を沢山貰ったから、交換だねって私が着てきた服をあげる
多分、体小さいから着れないと思う
貰ったのみたいに可愛くない
でも、ありがとうっていってくれた
貰ったのみたいに可愛くない
でも、ありがとうっていってくれた
私は、何も持っていない
昔から貰ってばかり
昔から貰ってばかり
658 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2006/08/30(水) 05:09:02.95 ID:F1vrdHMO0
眼鏡の人から髪を留めるものを貰った
カチューシャっていうんだよ、そういっていた
眼鏡の人から髪を留めるものを貰った
カチューシャっていうんだよ、そういっていた
「あの人は、狐派で尻尾の存在も強調するんだけどやっぱり貴女には猫の耳の方が合うと思うのよ
ああ、もう貴女何でも似合う~。また来なさいよ、新しい服用しとくから」
ああ、もう貴女何でも似合う~。また来なさいよ、新しい服用しとくから」
やっぱりこの人はどこかおかしい気がする
『おともだち』に会いには行きたいけど、この人はもうやだ
『おともだち』に会いには行きたいけど、この人はもうやだ
「はーい、じゃあ私この子送ってくるから」
「あー、あんた帰りにこれと同じインク買ってきて」
「おねーちゃん、また今度もつれてきてよね」
「あー、あんた帰りにこれと同じインク買ってきて」
「おねーちゃん、また今度もつれてきてよね」
「ばいばい」
さよならをする時はこういうものらしい
「またね」
ばいばいといったらまたねって答えるのかな?
またね、って手を振ってこの家を離れて行く
さよならをする時はこういうものらしい
「またね」
ばいばいといったらまたねって答えるのかな?
またね、って手を振ってこの家を離れて行く
貰ったものは服だけ
でも目に見えないけどもう少し暖かいものを貰った気がする
でも目に見えないけどもう少し暖かいものを貰った気がする
659 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2006/08/30(水) 05:20:39.77 ID:F1vrdHMO0
飼い主様はすぐに出てきた
またこの女の人と楽しそうに話して、また私はずっとしがみついていた
さっきと違うのは服がひらひらしてるとこ
頭に何かを乗っけていること
飼い主様はすぐに出てきた
またこの女の人と楽しそうに話して、また私はずっとしがみついていた
さっきと違うのは服がひらひらしてるとこ
頭に何かを乗っけていること
「もうそろそろ時間かな、それじゃあ私帰るから」
バタン、と扉が閉まって家の中、飼い主様と二人になる
「今日どんなことがあった?」
質問
最初と違って優しく微笑んで、うまく喋れない私の答えをいつまでも待っていてくれた
「今日どんなことがあった?」
質問
最初と違って優しく微笑んで、うまく喋れない私の答えをいつまでも待っていてくれた
「おまえさぁ、家の猫だったりしてなぁ」
飼い主様はご飯を作りながらそうつぶやいた
飼い主様はご飯を作りながらそうつぶやいた
うれしくってぱたぱた手を振りながら
飼い主様の周りをくるくる回る
「こらこら、綾里中は危ないから踊らない。暇ならこのお皿を持ってきなさい」
いつもはごはんがお皿に入れられてはいどうぞだったけど
今は飼い主様と一緒にご飯を作っている
飼い主様の周りをくるくる回る
「こらこら、綾里中は危ないから踊らない。暇ならこのお皿を持ってきなさい」
いつもはごはんがお皿に入れられてはいどうぞだったけど
今は飼い主様と一緒にご飯を作っている
貰ってばっかりだったけど
ちょっとだけ、私も誰かにものを与えられるのかもしらない
飼い主様は重いお鍋でふらふらしてるのを笑顔で見続けていた
ちょっとだけ、私も誰かにものを与えられるのかもしらない
飼い主様は重いお鍋でふらふらしてるのを笑顔で見続けていた
660 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2006/08/30(水) 05:34:49.82 ID:F1vrdHMO0
ごはんが入ったお皿が何枚もある
今日はとくばいびとかいうやつでたくさんあるらしい
ごはんが入ったお皿が何枚もある
今日はとくばいびとかいうやつでたくさんあるらしい
いつもみたいに顔を付けて食べようとするのが難しい
そういえば飼い主様、何かを使っている
それを真似してたべてみるけど
お皿からぽろぽろ
「お前、ほんとへんなやつだな」
飼い主様は朝みたいにごはんを口の中にドンドン運んできてくれた
「あーん」って言われたら「あーん」って口を開ける
そういえば飼い主様、何かを使っている
それを真似してたべてみるけど
お皿からぽろぽろ
「お前、ほんとへんなやつだな」
飼い主様は朝みたいにごはんを口の中にドンドン運んできてくれた
「あーん」って言われたら「あーん」って口を開ける
そうやってたら何も口の中に入ってこないときがあった
飼い主様をみると、私の自分の口に運んでいる
私のなの!
飼い主様の口に入ったご飯を追っかけてご主人様に飛びつく
もぐもぐいってる口の中に舌とか指とか入れてご飯を取り返してやる
「も、もまえ、なにおしてりゅんだお(お、お前、なにをしてるんだよ)」
私のご飯とった飼い主様が悪いの
飼い主様をみると、私の自分の口に運んでいる
私のなの!
飼い主様の口に入ったご飯を追っかけてご主人様に飛びつく
もぐもぐいってる口の中に舌とか指とか入れてご飯を取り返してやる
「も、もまえ、なにおしてりゅんだお(お、お前、なにをしてるんだよ)」
私のご飯とった飼い主様が悪いの
問題は机に変に乗っかったこと
机が思いっきり傾いて、私も飼い主様もスープとか何かでぐっしゃぐしゃ
飼い主様いいにおい
服とか顔とか色々舐める
机が思いっきり傾いて、私も飼い主様もスープとか何かでぐっしゃぐしゃ
飼い主様いいにおい
服とか顔とか色々舐める
「ちょ、やめ、くすぐったい。……はぁお風呂入って綺麗にするから」
……お風呂、そういえば濡れるのって大嫌い
……お風呂、そういえば濡れるのって大嫌い
661 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [今の時間帯は皆さん眠っておられるのでしょうか] 投稿日: 2006/08/30(水) 05:46:05.38 ID:F1vrdHMO0
「はい脱いで」
ご飯でぐしゃぐしゃになった服を脱がせてもらう
「へぇ、下着まで貰ったの」
いままではそんなこと無かったけど
まじまじと見つめられると少し恥ずかしい
「これでよし、っと。じゃ、お風呂入るよ」
「はい脱いで」
ご飯でぐしゃぐしゃになった服を脱がせてもらう
「へぇ、下着まで貰ったの」
いままではそんなこと無かったけど
まじまじと見つめられると少し恥ずかしい
「これでよし、っと。じゃ、お風呂入るよ」
~飼い主様の裸をみたのはこれが初めてでした~
猫の時はそうでもなかったけど、みてみると腕とかお腹とかいろいろかっこいい
それに私の体と少し違う
私はほんの少し胸が出てるけど
飼い主様はがしっとしてる
それに私の体と少し違う
私はほんの少し胸が出てるけど
飼い主様はがしっとしてる
でも、一番の違いは変なのがぶら下がっていること
私にはない
じっ、と飼い主様の変なのを見ながら自分の場所も触ってみる
やっぱり違う
じっ、と飼い主様の変なのを見ながら自分の場所も触ってみる
やっぱり違う
「よし、髪洗うからむこう向け」
何の変化も見せない飼い主様をみて、なぜだか少し腹が立った
ぷーっとほほを膨らませながら背中を向けていすに腰をかけた
なんだろう、この気持ち……
ぷーっとほほを膨らませながら背中を向けていすに腰をかけた
なんだろう、この気持ち……
662 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [またあとで続き頑張ります] 投稿日: 2006/08/30(水) 05:54:01.45 ID:F1vrdHMO0
頭を洗うのは気持ちよかった
しゃかしゃか、髪の毛をこすってどんどん白いものが大きくなっていく
時々頭を傾けながら色々な所に飼い主様の手がくるようにする
頭を洗うのは気持ちよかった
しゃかしゃか、髪の毛をこすってどんどん白いものが大きくなっていく
時々頭を傾けながら色々な所に飼い主様の手がくるようにする
「はい、次は体」
今度は布で背中をごしごしされる
背中、腕、首、腰、お腹、胸、足と後ろからごしごしごしごしされる
痛いようで、痛くない不思議な感覚
頭と同じように体中泡立ってくる
今度は布で背中をごしごしされる
背中、腕、首、腰、お腹、胸、足と後ろからごしごしごしごしされる
痛いようで、痛くない不思議な感覚
頭と同じように体中泡立ってくる
バシャー
上からお湯をかけられ一気に体中の白いものが流れ落ちていく
ぶるぶると体をふって水滴を飛ばす
ぶるぶると体をふって水滴を飛ばす
バシャンとお湯の中にいれられる
「んじゃ、俺体洗うから」
そういって飼い主様はまず私にしたように今度は自分で髪の毛に白い液体をかけごしごし仕始めた
さっきまでは気づかなかったけど甘い花の香り
飛んでくる泡を手ですくってふーと吹いてみた
そういって飼い主様はまず私にしたように今度は自分で髪の毛に白い液体をかけごしごし仕始めた
さっきまでは気づかなかったけど甘い花の香り
飛んでくる泡を手ですくってふーと吹いてみた
669 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [そういえばこの子、年はどれくらいなんだろ] 投稿日: 2006/08/30(水) 08:33:30.46 ID:F1vrdHMO0
じーっと飼い主様を見続ける
髪の毛を洗い終えてザパーと水をかぶって
今度は自分の体を洗い始める
ごしごしごしごし
「……何でお前こっちみてんの?」
なんでってなんでだろ
いつもみてたよ?
今飼い主様を思う気持ちは昔とはちょっと違うけど
昔と違って、分からない不思議な感情
今日の朝、目が覚めてから生まれた新しい気持ち
じーっと飼い主様を見続ける
髪の毛を洗い終えてザパーと水をかぶって
今度は自分の体を洗い始める
ごしごしごしごし
「……何でお前こっちみてんの?」
なんでってなんでだろ
いつもみてたよ?
今飼い主様を思う気持ちは昔とはちょっと違うけど
昔と違って、分からない不思議な感情
今日の朝、目が覚めてから生まれた新しい気持ち
“飼い主様が欲しい”
そうとしか言い表せない
ご飯を食べるみたいに欲しいんじゃなくて
いつまでも一緒にいたい
一方的に愛されるんじゃなくて
自分も相手のために尽くしてあげたい
ご飯を食べるみたいに欲しいんじゃなくて
いつまでも一緒にいたい
一方的に愛されるんじゃなくて
自分も相手のために尽くしてあげたい
だんだんと自分の顔がほてっていくのが分かる
飼い主様が欲しい、一緒に歩いていきたい
無意識のうちに体がお湯の中から出ていって
飼い主様に近づいていって……
飼い主様が欲しい、一緒に歩いていきたい
無意識のうちに体がお湯の中から出ていって
飼い主様に近づいていって……
670 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [エロは書きません。淑女ですから] 投稿日: 2006/08/30(水) 08:42:12.31 ID:F1vrdHMO0
飼い主様が、欲しい
顔を洗っている男の大きな背中に谷も築けぬ胸を預けて
手を肩の上から回す
唇を耳元へ近づけ、そっと息を吐く
飼い主様が、欲しい
顔を洗っている男の大きな背中に谷も築けぬ胸を預けて
手を肩の上から回す
唇を耳元へ近づけ、そっと息を吐く
少しの間動きを止める
私の手を力強く、優しく握ってくれる
この人が私の一番好きな人
私の一番大切な人
私の……
私の手を力強く、優しく握ってくれる
この人が私の一番好きな人
私の一番大切な人
私の……
顔が真っ赤なのが自分でも分かる
飼い主様が叫んでいるのが分かる
飼い主様が叫んでいるのが分かる
「……い、…ぉ…い、大丈……か?…ぃ…」
でも、何がどうなっているのか分からない
天井の明かりがぼんやりと見える
ただ…それだけ
天井の明かりがぼんやりと見える
ただ…それだけ
ふぅ…
671 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [自分の頭が腐っていくのがよくわかります] 投稿日: 2006/08/30(水) 08:55:16.16 ID:F1vrdHMO0
ぼんやりとした感じで目が覚める
くらい部屋の中で頭の上に濡れた布
飼い主様!?どこ!?
がばっと上半身をあげ辺りを見回す
「おー起きたか」
くらい部屋の入り口で光を背にして水を持ってきてくれた
コクコクと水を飲み干し、ぷはーっとコップを返す
「お前さぁ、風呂が苦手ならそういいなさい。のぼせたお前つれてくるの大変だったんだからな」
そういいながらぬるくなったタオルを冷たくして頭にのせてくれる
「ほらちゃんと寝て、体調よくなるまでは休んでろ」
やっぱり飼い主様は優しくて
でも、私のことをきっと対等には見てくれていない
あくまで手のかかる娘
ぼんやりとした感じで目が覚める
くらい部屋の中で頭の上に濡れた布
飼い主様!?どこ!?
がばっと上半身をあげ辺りを見回す
「おー起きたか」
くらい部屋の入り口で光を背にして水を持ってきてくれた
コクコクと水を飲み干し、ぷはーっとコップを返す
「お前さぁ、風呂が苦手ならそういいなさい。のぼせたお前つれてくるの大変だったんだからな」
そういいながらぬるくなったタオルを冷たくして頭にのせてくれる
「ほらちゃんと寝て、体調よくなるまでは休んでろ」
やっぱり飼い主様は優しくて
でも、私のことをきっと対等には見てくれていない
あくまで手のかかる娘
とっても悲しくなって……
私は子どもじゃない、特に飼い主様には一人の女として見てもらいたい
他の女の人みたいに綺麗じゃないし、胸だって無くて
可愛い可愛いと言われるだけで、言われたことだけをやることしかできない
言葉だって上手く喋れないし
お風呂にも長く入ってられない
何も持っていなくて、力も無くて
そんな自分が恥ずかしくて
私は子どもじゃない、特に飼い主様には一人の女として見てもらいたい
他の女の人みたいに綺麗じゃないし、胸だって無くて
可愛い可愛いと言われるだけで、言われたことだけをやることしかできない
言葉だって上手く喋れないし
お風呂にも長く入ってられない
何も持っていなくて、力も無くて
そんな自分が恥ずかしくて
ただ顔を赤くてふとんをかぶって上を見続けるしかできなかった
そんな私を飼い主様は優しく撫でてくれるだけだった
そんな私を飼い主様は優しく撫でてくれるだけだった
それが……辛かった
672 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [間違えは誰にだってあります。行き当たりばったりならなおさらです] 投稿日: 2006/08/30(水) 09:06:00.78 ID:F1vrdHMO0
「……好き」
小さな声で、とっても小さな声でぼそっとつぶやいた
希望があったのかもしれない
もし、この言葉を飼い主様が気づいてくれたら
気がついてくれたなら、もしかしたら私の願いも叶うかもしれない
そんな小さな小さな希望が……
「……好き」
小さな声で、とっても小さな声でぼそっとつぶやいた
希望があったのかもしれない
もし、この言葉を飼い主様が気づいてくれたら
気がついてくれたなら、もしかしたら私の願いも叶うかもしれない
そんな小さな小さな希望が……
「……じゃあ、今晩だけでも一緒に寝る?」
飼い主様はそっと、耳元で囁いてくれた
一体なんて聞こえたんだろう
「(ここに)いて」そんな風にとったのかもしれない
一体なんて聞こえたんだろう
「(ここに)いて」そんな風にとったのかもしれない
どんどん暗くなっていく自分が分かる
一日を通して色々なことを学んで
同時に何かもっとも大切な何かをおいてきてしまったような
……寂しさ
一日を通して色々なことを学んで
同時に何かもっとも大切な何かをおいてきてしまったような
……寂しさ
「はいはい、寝ますよ」
飼い主様は私がふとんから落ちないように
半分くらい床の上にいた
半分くらい床の上にいた
決して私を、その…人間の言う……『恋人』…としては見てはくれていないこと
それだけがはっきりと分かる
それだけがはっきりと分かる
674 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [もうそろそろ終わります。長いお話でした] 投稿日: 2006/08/30(水) 09:19:34.87 ID:F1vrdHMO0
飼い主様のしゃつをぎゅっと掴んで引っ張る
自分はまだ少し余裕のあるふとんの反対側によっていって
飼い主様にふとんに入るよう伝える
飼い主様のしゃつをぎゅっと掴んで引っ張る
自分はまだ少し余裕のあるふとんの反対側によっていって
飼い主様にふとんに入るよう伝える
狭いふとんの中、飼い主様の懐で小さく丸くなって
ドキドキしながら体を密着させる
ドキドキしながら体を密着させる
『好き』
口にすることができない
告白することができないもどかしさ
興奮して眠れず
胸の鼓動だけが少しずつ、はっきりと早まっていく
告白することができないもどかしさ
興奮して眠れず
胸の鼓動だけが少しずつ、はっきりと早まっていく
すー、すー
人間が寝入った証、規則的な寝息
人間が寝入った証、規則的な寝息
ー 私には勇気がない。でもこの人を好きな気持ちは誰よりも強い…… ー
寝入った『彼』の唇へと顔を近づけていく
その距離は徐々に徐々に近づいていく
ちょっと頭を押されればすぐにくっついてしまう、そんな距離
もし彼が起きていたら、今目をあけたらどう思うだろう
女性の魅力なんて無い、お子様のお遊戯だって考えるだろうか
その距離は徐々に徐々に近づいていく
ちょっと頭を押されればすぐにくっついてしまう、そんな距離
もし彼が起きていたら、今目をあけたらどう思うだろう
女性の魅力なんて無い、お子様のお遊戯だって考えるだろうか
色々考えて、考えすぎて頭が真っ白になっていく
うん、これでいいんだ
私は目をつぶって精一杯の勇気を彼の唇の上へ運んでいった……
うん、これでいいんだ
私は目をつぶって精一杯の勇気を彼の唇の上へ運んでいった……
675 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [読んでいて恥ずかしいのは仕様です。品質上多少の問題しかありません] 投稿日: 2006/08/30(水) 09:29:34.04 ID:F1vrdHMO0
眠っていたはずの彼が私のことをぎゅっと抱きしめて起き上がる
小さな私は彼が動くままにおこされる
いつまでも終わらないキス
私の中へと入ってくる最愛の人
同時に口の中で交わり合う喜び
眠っていたはずの彼が私のことをぎゅっと抱きしめて起き上がる
小さな私は彼が動くままにおこされる
いつまでも終わらないキス
私の中へと入ってくる最愛の人
同時に口の中で交わり合う喜び
彼が何を考えているか分からない
これは遊びだ、なんて思ってるかもしれない
本気じゃないかもしれない
これは遊びだ、なんて思ってるかもしれない
本気じゃないかもしれない
ただ、今だけは彼の世界は私だけのもの
私の心に何の悲しみも無い
私の心に何の悲しみも無い
長く続いた営みの後もずっとずっと抱きしめられていた
いままでの飼い主様と違って無理矢理、力づくで
それが私には嬉しかった
彼が決して私を逃がさないように、どこにも行かないように押さえてくれているのだから……
いままでの飼い主様と違って無理矢理、力づくで
それが私には嬉しかった
彼が決して私を逃がさないように、どこにも行かないように押さえてくれているのだから……
676 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [文体が途中で変わるのは何ででしょうね。] 投稿日: 2006/08/30(水) 09:39:03.36 ID:F1vrdHMO0
この町にある小さな屋敷があった
中に住んでいたのは人付き合いの無いお爺さん
……そして一匹の猫
庭には奥さんが眠っていると言う
この町にある小さな屋敷があった
中に住んでいたのは人付き合いの無いお爺さん
……そして一匹の猫
庭には奥さんが眠っていると言う
持ち主が死に、屋敷が捜索された時
ある日記が見つかった
ある日記が見つかった
“私は妻と長く生きてきたが、それ以上の付き合いが猫にある
妻はそんな猫によく嫉妬したものだ
わたしにとって猫は家族であり、妻と同じくらい大切な家族だった
妻と死に別れ、私ももう長くはないだろう……”
妻はそんな猫によく嫉妬したものだ
わたしにとって猫は家族であり、妻と同じくらい大切な家族だった
妻と死に別れ、私ももう長くはないだろう……”
最後のページにはこう書かれていた
その上には一匹の猫が今にもおきそうに幸せそうに眠っていた
その上には一匹の猫が今にもおきそうに幸せそうに眠っていた
猫はもう二度と目覚めることは無い fin