ひょんなことから女の子
kAofk2 彼女のペット
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429 名前: 彼女のペット [見切り発車な上に暴走しすぎ('A`)] 投稿日: 2006/09/18(月) 19:23:08.95 ID:4IYT36Wf0
「可愛い女の子の体は要りませんか?」
「可愛い女の子の体は要りませんか?」
突然後ろからかけられた声に驚き、振り返る。するとそこに、10歳くらいの女の子がいた。
「えっと……君は誰?」
「誰でもいいんですよぉ。それより女の子の体いりませんか、お兄さん?」
「…………嘆かわしいな、今の日本にはこんな小さな子供を使ってキャッチセールスするやつがいるのか……」
「おにーさーん、遠い目してないで聞いてくださーい。別に怪しい者じゃないですから」
「はっ援助交際か!そうなんだな!?よし、お兄さんが君を真っ当な道に戻してあげる!まずは学校へ……!」
「だ、だから違います!お金は関係ないですぅ!!」
「えっと……君は誰?」
「誰でもいいんですよぉ。それより女の子の体いりませんか、お兄さん?」
「…………嘆かわしいな、今の日本にはこんな小さな子供を使ってキャッチセールスするやつがいるのか……」
「おにーさーん、遠い目してないで聞いてくださーい。別に怪しい者じゃないですから」
「はっ援助交際か!そうなんだな!?よし、お兄さんが君を真っ当な道に戻してあげる!まずは学校へ……!」
「だ、だから違います!お金は関係ないですぅ!!」
少女は必死で手をバタバタさせて否定しているが、そんなことで俺の信念は揺るがない。
こんな少女が、援助交際やらキャッチセールスやらしていては駄目なんだ!そんな日本は駄目なんだーー!!
こんな少女が、援助交際やらキャッチセールスやらしていては駄目なんだ!そんな日本は駄目なんだーー!!
「私はただ女の子の体いるかって聞いただけで……あ、て、手を引っ張ってかないでくださいぃー!!」
「大丈夫だよ。日の当たる道を生きてくことは決して悪くないんだ。さぁ、楽しい明日に向かってレッツゴー!」
「だからやめてーー!」
「大丈夫だよ。日の当たる道を生きてくことは決して悪くないんだ。さぁ、楽しい明日に向かってレッツゴー!」
「だからやめてーー!」
周りの視線が気になるがそんなことにかまってる場合じゃない。日本のピンチなんだ!
「……あれって誘拐かしら……」
「……ロリコンってやつよきっと……」
「……白昼堂々と物騒ね……」
「……ほらあなた、警察に連絡入れてあげて……」
「……ロリコンってやつよきっと……」
「……白昼堂々と物騒ね……」
「……ほらあなた、警察に連絡入れてあげて……」
俺は日本を救うんだーー!!
431 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2006/09/18(月) 19:41:07.12 ID:4IYT36Wf0
「わ、わかりました!じゃあこれに名前書いてくれたらこんなことやめますからぁー!!」
「それを書いたら君は学校に通ってくれるんだね?」
「そうですそうですそうします!!……学校行く必要なんかないんだけどなぁ……」
「わ、わかりました!じゃあこれに名前書いてくれたらこんなことやめますからぁー!!」
「それを書いたら君は学校に通ってくれるんだね?」
「そうですそうですそうします!!……学校行く必要なんかないんだけどなぁ……」
少女から渡されたのは小さな紙切れだった。下の方に小さく「署名」と書いてある。
キャッチセールスだとしてお金を取られるのはきついが、少女がやめると言ってくれているんだ!ちょっとの出費くらいなんだ!
そして俺はさらさらっと名前を書く。
キャッチセールスだとしてお金を取られるのはきついが、少女がやめると言ってくれているんだ!ちょっとの出費くらいなんだ!
そして俺はさらさらっと名前を書く。
「よし書いてあげたぞ。じゃあ君を学校へ連れて行ってそれから親御さんに……」
「ちょ、ちょっと待ってください!まず契約を発動しますから!」
「ちょ、ちょっと待ってください!まず契約を発動しますから!」
そういうと少女は、俺の名前が書かれた紙切れを読み始めた。ううむ、こんな小さい子供でも抜かりはないんだな。
発動って言葉がちょっと引っかかったけど。
発動って言葉がちょっと引っかかったけど。
「わかった、じゃあそれが終わったら学校へ行こうな。もうこんなことするんじゃないぞ」
「……よし……大丈夫ですよ、学校なんか行く必要ありませんから」
「な、約束だろ!?ほら、わがまま言ってないで早く……」
「だーかーらー、必要ないんですってば。ほら、お兄さん眠くなってきたでしょ?」
「何を言うか。君を真っ当な人間の道に戻してあげるまでは……眠くなんて…………」
「ふふ、ほら眠かった」
「……よし……大丈夫ですよ、学校なんか行く必要ありませんから」
「な、約束だろ!?ほら、わがまま言ってないで早く……」
「だーかーらー、必要ないんですってば。ほら、お兄さん眠くなってきたでしょ?」
「何を言うか。君を真っ当な人間の道に戻してあげるまでは……眠くなんて…………」
「ふふ、ほら眠かった」
俺の意思とは関係なく突然目蓋が降りていく。何なんだいったい……。
意識がなくなる直前、目の前の少女も倒れこむのが見えた。
437 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2006/09/18(月) 19:57:20.31 ID:4IYT36Wf0
「お兄さん、ほら、起きてくださいってば。……体が合わなかったのかな?」
「お兄さん、ほら、起きてくださいってば。……体が合わなかったのかな?」
ボーっとする頭に、誰だかわからない女性の声が聞こえてきた。
どうして倒れてるんだっけ?
確か少女を更生させようとして、紙切れに名前書いて突然眠くなって……
どうして倒れてるんだっけ?
確か少女を更生させようとして、紙切れに名前書いて突然眠くなって……
「そうだ、悪の道へと堕落した少女っ!!」
とっさに起き上がる。
とっさに起き上がる。
「あ、起きたんですね。ってその悪の道って私のことですか……」
横を見ると、17,8に見える女性が俺の顔を覗き込んでいる。なぜか睨みながら。
それにしてもでかい。俺の身長が170センチだったからおよそ200センチってところか。バレーの選手かな?
横を見ると、17,8に見える女性が俺の顔を覗き込んでいる。なぜか睨みながら。
それにしてもでかい。俺の身長が170センチだったからおよそ200センチってところか。バレーの選手かな?
「あの、すいません、ここら辺で10歳くらいの女の子見ませんでしたか?俺が救ってあげないといけないんです!」
相変わらず半眼で俺を睨む女性は、ため息をつきながらポケットから何かを出す。
そしてそれを俺の前に差し出した。
相変わらず半眼で俺を睨む女性は、ため息をつきながらポケットから何かを出す。
そしてそれを俺の前に差し出した。
「あ、悪の少女っ!」
そう、彼女が持っている鏡にさっきの少女が映っていたのだ。鏡に映ってるということは後ろか!
「よし、約束を!……ってあれ?」
後ろを見るが誰もいない。人っ子一人いない。
そう、彼女が持っている鏡にさっきの少女が映っていたのだ。鏡に映ってるということは後ろか!
「よし、約束を!……ってあれ?」
後ろを見るが誰もいない。人っ子一人いない。
「お兄さん、鏡に映ってるのお兄さんだけですよ」
横の女性が楽しそうに言った。鏡に映ってるのが俺だけ?ってことは……
もう一度鏡をじっと見る。少女もじっとこっちを見てる。コッチミンナ。
いやいやいや、見てるのは俺であって見てるのは少女であって……
横の女性が楽しそうに言った。鏡に映ってるのが俺だけ?ってことは……
もう一度鏡をじっと見る。少女もじっとこっちを見てる。コッチミンナ。
いやいやいや、見てるのは俺であって見てるのは少女であって……
「ど、どういうことだぁぁーー!!」
100 名前: ◆L97/kAofk2 投稿日: 2006/09/20(水) 04:23:59.24 ID:0/0tMU7P0
「なななんで俺が少女で少女が俺でっ!?」
「あ、お兄さんの体は契約通り、リサイクルに回してもらいましたからもうないですよー。」
「俺の体がないって……?」
「なななんで俺が少女で少女が俺でっ!?」
「あ、お兄さんの体は契約通り、リサイクルに回してもらいましたからもうないですよー。」
「俺の体がないって……?」
改めて自分の体を見ると、さっき一緒にいた少女のものだった。うむ、つるぺた。
横にはニヤニヤとこっちを見る女性。今気づいたが、彼女が大きいんじゃなく俺が小さいだけなのか。
横にはニヤニヤとこっちを見る女性。今気づいたが、彼女が大きいんじゃなく俺が小さいだけなのか。
「って何を冷静に分析してる俺!?」
「大丈夫ですよー。しっかり体定着してるみたいです♪」
「言ってる意味はわからないし誰だかわからないが戻せ!戻してくださいお願いします!」
「駄目でーす。私の変わりにその体使ってくれるって……ほら!この契約通り!」
「大丈夫ですよー。しっかり体定着してるみたいです♪」
「言ってる意味はわからないし誰だかわからないが戻せ!戻してくださいお願いします!」
「駄目でーす。私の変わりにその体使ってくれるって……ほら!この契約通り!」
そう言いながら彼女が取り出したのは、さっき俺が名前を書いた紙。
だが、書名の欄の上に、さっきはなかった細かい文字がびっしりと書かれていた。
だが、書名の欄の上に、さっきはなかった細かい文字がびっしりと書かれていた。
「……さっきはこんな文章なかったぞ」
「そうですか?ちょっとこのライターで炙ったら出てきたんですけど♪」
「炙り出しかちくしょー!!」
「そうですか?ちょっとこのライターで炙ったら出てきたんですけど♪」
「炙り出しかちくしょー!!」
102 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2006/09/20(水) 04:57:06.64 ID:0/0tMU7P0
さらに俺はまくし立てる
さらに俺はまくし立てる
「私の体ってことは、あんたはさっきの少女だとでも?」
「もちろんそうですよ」
「そんな馬鹿なこと起こるわけ……!」
「でも実際お兄さんの体、私の前の体になってますよね」
「もちろんそうですよ」
「そんな馬鹿なこと起こるわけ……!」
「でも実際お兄さんの体、私の前の体になってますよね」
む、確かにそのとおりだ。頭では絶対起こることない現象だと考えつつ、目の前の現実がそれを覆す。
「じゃ、じゃあ何で俺がこんな体に……」
「私ですね、パパに新しい体が欲しいって言ったら、じゃあその体はしっかり処分しなさいって言われたんです」
「なら処分すればいいじゃないか……俺が巻き込まれた理由はどこに?」
「でも最近私たちのほうでも、簡単に処分できないんですよー。いろいろ面倒で」
「私ですね、パパに新しい体が欲しいって言ったら、じゃあその体はしっかり処分しなさいって言われたんです」
「なら処分すればいいじゃないか……俺が巻き込まれた理由はどこに?」
「でも最近私たちのほうでも、簡単に処分できないんですよー。いろいろ面倒で」
まったくわからない。ごみの分別か?リサイクル法か?
「だから適当な人にその体あげちゃえば、私が処分する必要はないだろうって思って。私天才♪」
「いやいやいやいや」
「いやいやいやいや」
いまだよくわからないが、なんとなく危ない……気がする。
「ちょうどお兄さんが名前書いてくれて助かりました」
「ちょっと待て!俺はそんなこと知らないで」
「でもこの契約は有効ですよ。何よりも強い力があるんですから」
「……それじゃあ戻してください」
「駄目です。というかお兄さんの体はもう原型なくなってると思いますけど……」
「ちょっと待て!俺はそんなこと知らないで」
「でもこの契約は有効ですよ。何よりも強い力があるんですから」
「……それじゃあ戻してください」
「駄目です。というかお兄さんの体はもう原型なくなってると思いますけど……」
なにぃ!!
103 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2006/09/20(水) 05:13:25.14 ID:0/0tMU7P0
「じゃあ俺はどうやって生きていけばいいんだー!」
「えっと、なんとか頑張るって感じで……」
「なんとかじゃどうにもならん!」
「じゃあ俺はどうやって生きていけばいいんだー!」
「えっと、なんとか頑張るって感じで……」
「なんとかじゃどうにもならん!」
どうする、どうするよ俺!自分のこと証明できないんじゃ、早速今夜からどうすれば……
「あ、そうです。もし困ってるなら、私が責任を持って世話をしてあげますよ」
「へ?」
「そうですそうです。妹みたいでいいかもしれません♪」
「いや、それはどういう……」
「じゃあ早速……」
「へ?」
「そうですそうです。妹みたいでいいかもしれません♪」
「いや、それはどういう……」
「じゃあ早速……」
俺の問いかけを完全無視して、彼女は俺の名前の書かれた紙を指でなぞる。
すると紙が淡い光を放ち、細かな文字列が増えていく。って
すると紙が淡い光を放ち、細かな文字列が増えていく。って
「おい!契約書とか言ってただろ!それを書き換えるなんて……!」
「大丈夫ですよー。最初に『私ならいつでも書き換えられる』って書いておきましたから」
「それは契約書とは言わないんじゃあ……」
「細かいことは気にしないでいいですよぅ♪」
「俺が気にするっ!」
「大丈夫ですよー。最初に『私ならいつでも書き換えられる』って書いておきましたから」
「それは契約書とは言わないんじゃあ……」
「細かいことは気にしないでいいですよぅ♪」
「俺が気にするっ!」
なんという理不尽な。詐欺被害者の気持ちが今ならよーくわかるぞ
104 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [のんびり投下~] 投稿日: 2006/09/20(水) 05:34:31.09 ID:0/0tMU7P0
「出来ました!見てください!」
そういって俺の前に突きつけられる紙切れもとい契約書。
まったく文字が読めませんが。
まったく文字が読めませんが。
「……読めないぞ」
「あ、そ、そうですか……えっとですね。お兄さんが私に絶対服従するようにしました」
「なっ!?妹とか言ってたのは何なんだ!?」
「だから妹兼ペットってことで、いつまでもかわいがってあげますよ。お人形さんってことですかね」
「なんだと!」
「あ、そ、そうですか……えっとですね。お兄さんが私に絶対服従するようにしました」
「なっ!?妹とか言ってたのは何なんだ!?」
「だから妹兼ペットってことで、いつまでもかわいがってあげますよ。お人形さんってことですかね」
「なんだと!」
今までのことから冗談とも思えない。まずい、まずいですよぉ。
「んー、自分の体だともう飽きてましたけど、こうして見るとかわいいですねー」
「ふざけるな、元に戻せ!」
「あ、そういうこと言うんですか?もうお兄さんは私のモノなのにー」
「物になった気はないぞ!そもそも――」
『ダマレ』
「――っ!?…………!?」
「ふざけるな、元に戻せ!」
「あ、そういうこと言うんですか?もうお兄さんは私のモノなのにー」
「物になった気はないぞ!そもそも――」
『ダマレ』
「――っ!?…………!?」
声が出ない!?今言葉で黙れって言っただけなのに……。
「ってこういうことも出来るんですよー。あ、喋っていいですよ」
「……ぁ」
「……ぁ」
確かに声は出た。だが声は出せるがあまりの出来事に俺自身が声を出せないでいる。
一体この少女だった彼女は……?
一体この少女だった彼女は……?
105 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2006/09/20(水) 06:00:07.05 ID:0/0tMU7P0
「さて、これでいいですね。じゃあ行きましょうか、お兄さん」
「行くってどこへ……」
「もちろん私の家ですよー。飼ってあげるんですから、ちゃんとパパやママにも紹介しないと」
「っ!?」
「さて、これでいいですね。じゃあ行きましょうか、お兄さん」
「行くってどこへ……」
「もちろん私の家ですよー。飼ってあげるんですから、ちゃんとパパやママにも紹介しないと」
「っ!?」
本当にまずい。このまま連れてかれたら一生……!
かといってこの小さい体で逃げ出すのに成功してもどうしたら……
かといってこの小さい体で逃げ出すのに成功してもどうしたら……
「あ、いつまでもお兄さんじゃ不便なんで、家に帰ったら名前付けてあげますね♪」
「そ、そんなペットみたいに」
「ペットなんですよー。私に従ってくれるかわいい妹として頑張ってくださいね。私も精一杯可愛がりますから」
「そんな……」
「じゃあ家に向かいますよー」
「そ、そんなペットみたいに」
「ペットなんですよー。私に従ってくれるかわいい妹として頑張ってくださいね。私も精一杯可愛がりますから」
「そんな……」
「じゃあ家に向かいますよー」
そして彼女が右手を上げた。すると目の前に真っ黒な塊が現れる。
いや、それはまったく厚さのない、ポスターが空中に貼られたような真っ黒な空間だった。
いや、それはまったく厚さのない、ポスターが空中に貼られたような真っ黒な空間だった。
「ちゃんとついて来て下さいね」
「うぁ、わぁぁぁー!」
「ほらー、『ツイテキテ』」
「うぁ、わぁぁぁー!」
「ほらー、『ツイテキテ』」
必死で逃げようとする俺の気持ちとは裏腹に、体は回れ右をし彼女についていく。
まずい、ここに入ったら引き返せない。もう……
まずい、ここに入ったら引き返せない。もう……
「いやだぁぁーー!!」
「うふふ、家でいろんなことしましょうねー、お兄さん♪」
「うふふ、家でいろんなことしましょうねー、お兄さん♪」
耳に彼女の声が残る。行くわけにはいかない、行くわけには……。
そして、視界が暗闇に包まれた。