ひょんなことから女の子
第一部「思い通りにいかないのが世の中なんて割り切りたくないから」
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匿名ユーザー
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585 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/08/10(木) 01:53:21.83 ID:Ft8VEqHT0
それはちょうど、太陽がサンサンと輝く真夏の昼時の事だった・・・
今日は休日。両親は夫婦仲良く出かけていて家には俺一人しかいなかった・・・
それはちょうど、太陽がサンサンと輝く真夏の昼時の事だった・・・
今日は休日。両親は夫婦仲良く出かけていて家には俺一人しかいなかった・・・
ピンポーン・・・・
ウチのチャイムが鳴る。
俺(ん。誰か来たな)
俺「はーい。今行きまーす」
俺(ん。誰か来たな)
俺「はーい。今行きまーす」
ピンポーンピンポーン
俺「逃げたりしないから。すぐ行きますって」
誰かが聞いている訳でもないが、玄関に視線を向けてそう言い放った。
俺はやや小走りで入り口へと向かう。
誰かが聞いている訳でもないが、玄関に視線を向けてそう言い放った。
俺はやや小走りで入り口へと向かう。
ガチャ・・・
俺「・・・」
ドアを開けた途端、俺を眼を疑った。
この世に美しいと言われているモデルが大勢いるが、そんなモノの非じゃない。
色白で美しくかわいらしい、”俺の中の理想の女性”が目の前に立っていた。
この世に美しいと言われているモデルが大勢いるが、そんなモノの非じゃない。
色白で美しくかわいらしい、”俺の中の理想の女性”が目の前に立っていた。
593 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/08/10(木) 02:21:34.65 ID:Ft8VEqHT0
直球ど真ん中。まさにそれである。
心の奥底を震わせる高揚感。落雷のように俺の神経を揺さぶる。
ふと我に帰ってもう一度彼女を見てみる。
胸元までありそうな長髪で、ツインテールの金髪。
パッ見ただけで分かる見事に整ったプロポーション。
若さの象徴である制服を身にまとい、日光で額から滴る汗が一層彼女の魅力を
引き出していた。
直球ど真ん中。まさにそれである。
心の奥底を震わせる高揚感。落雷のように俺の神経を揺さぶる。
ふと我に帰ってもう一度彼女を見てみる。
胸元までありそうな長髪で、ツインテールの金髪。
パッ見ただけで分かる見事に整ったプロポーション。
若さの象徴である制服を身にまとい、日光で額から滴る汗が一層彼女の魅力を
引き出していた。
それに・・・どこか・・・
あれこれ物思いにふけっている俺を見た彼女は、不思議そうな顔でこちらを見ている。
謎の女子高生「あの…」
この上目遣いは卑怯だ。
俺「(!!こ、こっち見んな)」
そのせいで、幸か不幸か思いついた疑問の何もかもが吹っ飛んでしまった。
冷静になった俺は、一息入れて声をかけた。
俺「な、何でしょう?」
謎の女子高生「あの…」
この上目遣いは卑怯だ。
俺「(!!こ、こっち見んな)」
そのせいで、幸か不幸か思いついた疑問の何もかもが吹っ飛んでしまった。
冷静になった俺は、一息入れて声をかけた。
俺「な、何でしょう?」
607 名前:586 2006/08/10(木) 02:46:56.73 ID:Ft8VEqHT0
謎の女「上野さんチはここでいいでしょうか…?」
俺「あ、はい…」
俺「あ、どうぞ上がってください」
謎の女「えっ、はい…」
はたから見れば無用心極まりない行動だったろう。彼女に「あなたは誰か」と聞かず
見ず知らずの女性であるにも関わらず家へと上げたのだから。
謎の女「上野さんチはここでいいでしょうか…?」
俺「あ、はい…」
俺「あ、どうぞ上がってください」
謎の女「えっ、はい…」
はたから見れば無用心極まりない行動だったろう。彼女に「あなたは誰か」と聞かず
見ず知らずの女性であるにも関わらず家へと上げたのだから。
玄関に入って右に2、3歩進んで壁沿いに歩くとリビングだ。
誰もいないので静まり返っている。
俺「どうぞ座ってください!」
謎の女「あっ、はい…」
リビング中央に置かれたテーブルの椅子を引き、彼女に座らせる。
俺「今お茶入れますから、座っててね」
謎の女「…」
俺は台所へと向かった。
誰もいないので静まり返っている。
俺「どうぞ座ってください!」
謎の女「あっ、はい…」
リビング中央に置かれたテーブルの椅子を引き、彼女に座らせる。
俺「今お茶入れますから、座っててね」
謎の女「…」
俺は台所へと向かった。
俺(彼女は一体何者なんだ?まるで分からないぞ…?)
予定か何か無いか、冷蔵庫に張ってあるカレンダーの予定表を見る。
今日は土曜日で何も無し、明日は日曜日で弟が帰ってくる日か…
予定か何か無いか、冷蔵庫に張ってあるカレンダーの予定表を見る。
今日は土曜日で何も無し、明日は日曜日で弟が帰ってくる日か…
613 名前:586 2006/08/10(木) 03:05:56.23 ID:Ft8VEqHT0
俺の弟。名前は上野ツバサ。
子供の頃は二人してよく野球をして遊んだ。二人だったからキャッチボールしかまともに
出来なかったが、夕暮れ暗くなるまでずっと遊んだ。
それで良かった。それが良かった。
昔の俺「野球選手になりたいなぁ!」
昔の弟「ボクは下手だけど、お兄ちゃんならなれるよ!ボク応援するから」
俺の勉強の実力は中の下。中途半端な成績だったがスポーツは出来た。
自分で言うのも何だが、出来た。特に野球に関しては自信があった。高校までは。
甲子園に出て自分の実力を思い知った今、大学で細々と野球を続けている。
弟の方は対照的で、スポーツは駄目だが勉強がずば抜けて出来た。成績は常に一位
と二位をいったりきたり。兄弟でこうも違うのかと噂されるぐらいである。
こんなデコボココンビでも、いや、だからこそケンカもせず仲良くやってこれた。
俺の弟。名前は上野ツバサ。
子供の頃は二人してよく野球をして遊んだ。二人だったからキャッチボールしかまともに
出来なかったが、夕暮れ暗くなるまでずっと遊んだ。
それで良かった。それが良かった。
昔の俺「野球選手になりたいなぁ!」
昔の弟「ボクは下手だけど、お兄ちゃんならなれるよ!ボク応援するから」
俺の勉強の実力は中の下。中途半端な成績だったがスポーツは出来た。
自分で言うのも何だが、出来た。特に野球に関しては自信があった。高校までは。
甲子園に出て自分の実力を思い知った今、大学で細々と野球を続けている。
弟の方は対照的で、スポーツは駄目だが勉強がずば抜けて出来た。成績は常に一位
と二位をいったりきたり。兄弟でこうも違うのかと噂されるぐらいである。
こんなデコボココンビでも、いや、だからこそケンカもせず仲良くやってこれた。
その弟が、ちょうど一年前にアメリカへと留学をした。俺が高校三年の夏、甲子園
への切符をかけて戦っていた頃、高校一年の弟は単身アメリカへと渡った。
その弟が明日帰ってくるのである。
への切符をかけて戦っていた頃、高校一年の弟は単身アメリカへと渡った。
その弟が明日帰ってくるのである。
617 名前:586 2006/08/10(木) 03:32:01.78 ID:Ft8VEqHT0
俺(あいつ…今どうなってるかな)
俺は麦茶をトポトポとコップに注ぎながら、弟の事を考えていた。
俺(あれ…まてよ…あいつ…)
弟は俺と違って両親の良いトコ取りをした相当な美形である(俺も中の上ぐらいはあるが)
ひょっとしたら、海を越えた向こうでガールフレンドを作ってきたんじゃないだろうか。
アメリカも夏休みのハズだから、弟の彼女が付いて来たとも考えられる。
そうだそうだ。そう考えれば話が繋がる。
いや、飛躍しすぎたか。断定はしちゃいけないな。まだ納得のいかない点が多すぎる。
ちょっと、さぐりを入れてみよう…
俺(あいつ…今どうなってるかな)
俺は麦茶をトポトポとコップに注ぎながら、弟の事を考えていた。
俺(あれ…まてよ…あいつ…)
弟は俺と違って両親の良いトコ取りをした相当な美形である(俺も中の上ぐらいはあるが)
ひょっとしたら、海を越えた向こうでガールフレンドを作ってきたんじゃないだろうか。
アメリカも夏休みのハズだから、弟の彼女が付いて来たとも考えられる。
そうだそうだ。そう考えれば話が繋がる。
いや、飛躍しすぎたか。断定はしちゃいけないな。まだ納得のいかない点が多すぎる。
ちょっと、さぐりを入れてみよう…
俺は麦茶を運びながら、リビングへと戻る。
謎の制服美少女は部屋を見渡し、感慨深げな様子であった。
謎の制服美少女は部屋を見渡し、感慨深げな様子であった。
俺「さぁどうぞ。今日は暑いから冷たいものでも飲まないとね」
謎の女「あっ。ありがとう…」
俺は勇気を出して、聞いてみた。
俺「あの、君さっ、ツバサって子知らない?俺の弟なんだけど」
彼女の体がピクッと反応し、すんでのところでお茶を飲むのを止める。
謎の女「あっ。ありがとう…」
俺は勇気を出して、聞いてみた。
俺「あの、君さっ、ツバサって子知らない?俺の弟なんだけど」
彼女の体がピクッと反応し、すんでのところでお茶を飲むのを止める。
俺(これは…何かあるな)
俺「君、もしかして弟の彼女?」
謎の女「!!」
俺「君、もしかして弟の彼女?」
謎の女「!!」
…聞いてから、長い間があった。俺は「しまった!」と思った。
まずいことを聞いてしまったのか。彼女に不快感を与えてしまったのか、悪い妄想が走る。
だが、次の瞬間、意外な反応がおきた。
彼女は突然ニンマリとして、クスクスと笑っている。
まずいことを聞いてしまったのか。彼女に不快感を与えてしまったのか、悪い妄想が走る。
だが、次の瞬間、意外な反応がおきた。
彼女は突然ニンマリとして、クスクスと笑っている。
621 名前:586 2006/08/10(木) 03:56:09.32 ID:Ft8VEqHT0
俺「どどどどどうしたんですか?」
謎の女「クスクス…そうですヨー!ツバサの彼女デース。 一日早く、日本に来ましター。」
俺「やっぱりそうだったのか…」
彼女はそう言いながら、また俺の顔を上目遣いでじっと見つめる。
その眼で見られるのは本当にきつい…。恥ずかしさと嬉しさで堪らなくなる。
俺「どどどどどうしたんですか?」
謎の女「クスクス…そうですヨー!ツバサの彼女デース。 一日早く、日本に来ましター。」
俺「やっぱりそうだったのか…」
彼女はそう言いながら、また俺の顔を上目遣いでじっと見つめる。
その眼で見られるのは本当にきつい…。恥ずかしさと嬉しさで堪らなくなる。
(眼をそむけながら)
俺「じゃあアイツも、弟も帰ってきてるんだな!」
謎の女「そうですネー」
俺(そうか、あいつもこんな可愛い彼女を作ったのか…男として尊敬するわ。
弟にはもったいないくらい。畜生。俺もこんな子を彼女に…)
ここでまた突然、彼女が笑い出す。
俺「じゃあアイツも、弟も帰ってきてるんだな!」
謎の女「そうですネー」
俺(そうか、あいつもこんな可愛い彼女を作ったのか…男として尊敬するわ。
弟にはもったいないくらい。畜生。俺もこんな子を彼女に…)
ここでまた突然、彼女が笑い出す。
622 名前:586 2006/08/10(木) 03:57:11.52 ID:Ft8VEqHT0
謎の女「ハハハハッ、まだ気づかないのー?」
いきなり流暢な日本語を話すので驚いた。それ以上に…
俺「な、何でしょう?」
謎の女「私だよ私!…じゃなかった、オレだよオレ!お兄ちゃん!弟のツバサだよぉ」
俺「そうか、弟のツバサだったのかぁ。」
謎の女「ハハハハッ、まだ気づかないのー?」
いきなり流暢な日本語を話すので驚いた。それ以上に…
俺「な、何でしょう?」
謎の女「私だよ私!…じゃなかった、オレだよオレ!お兄ちゃん!弟のツバサだよぉ」
俺「そうか、弟のツバサだったのかぁ。」
俺「って、うぇぇえええええええええええーーーーーーー!!!!!!!!」
これから始まる奇想天外な日々。俺は無事に生きていけるだろうか。
第一部「思い通りにいかないのが世の中なんて割り切りたくないから」 完