ひょんなことから女の子
◆wjOmYNm0Aw 1-4
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hyon
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171 名前: ◆wjOmYNm0Aw :2007/02/18(日) 23:19:14.34 ID:S3vHTtBK0
第四章:水曜日と疑問
第一話
トモ「よ、よぉ・・・おはよう、勇人」
学校へ着いて教室入ったらトモに挨拶された、けど何処かぎこちない
勇人「おはよう。まさか昨日のこと本気で信じてるの?」
トモ「いや、勇人のことだからそれはないと思うんだ・・・けど万が一のことを考えて」
…いい奴なんだけどな、たまに下らない想像もとい妄想するから困る
勇人「トモさ、僕のこと信用してないんだね」
トモ「い、いや。そういう訳じゃないんだ・・・ただ優さんのことを考えると」
あぁ・・・確かに。強引に風呂場連れて行きそうなイメージだよな。
つまり僕もそういうイメージってことか?・・・最悪だ
つまり僕もそういうイメージってことか?・・・最悪だ
勇人「大丈夫、あいつは肝心なところできちんと抑えるやつだ」
トモ「優さんのこと信用してるんだね」
そりゃ自分が信じられなくなるほど人間的に壊れた覚えはないからな。でもそうは言えないから
勇人「まあな」
172 名前: ◆wjOmYNm0Aw :2007/02/18(日) 23:19:32.09 ID:S3vHTtBK0
とだけ言っておいた。トモが何か言おうとしたら後ろから不意に話しかけられた
クラスメイトA「おい、秋空。昨日はどうした?色々聞きたかったのによ。優さんと何か進展あったか?」
こういう茶化すやつがいるから困る。トモの茶化しは気にならないが、他の人間の茶化しは酷く不快に感じる
勇人「何もない。眠いんだから帰れ」
無愛想に言ってやった。特に傷ついた様子もなくクラスメイトAは自分の席に帰っていった
クラスメイトB「ねぇ、今日も優さんだっけ?来るかな?」
別の人間が話しかけてくる。茶化しではないものの、はっきり言って邪魔である
勇人「忘れ物はしていないから、今日は来ない」
クラスメイトB「なーんだ、また見たかったなぁ。可愛かったよなー、優さん」
そんなこと言いながらクラスメイトBも自分の席に戻る。いつもは話しかけて来ないくせに
こういうときに限って話しかけてくる。下心丸見えなのが余計僕を不快にさせた
こういうときに限って話しかけてくる。下心丸見えなのが余計僕を不快にさせた
それを悟ったのか、トモが僕に話しかけてくる
トモ「気にするなって。勇人は普通に生活するだけでいいんだ」
トモがふとそんなことを言って来た。高校入ってからの付き合いでも、トモは僕の気持ちを
よく読んでくれている。そして優しく励ましてくれる
よく読んでくれている。そして優しく励ましてくれる
勇人「うん、そうだよね。有難う」
173 名前: ◆wjOmYNm0Aw :2007/02/18(日) 23:19:52.35 ID:S3vHTtBK0
トモ「そういえば1時間目何だっけ?」
勇人「確か・・・家庭科じゃなかった?」
トモ「あ、今日調理実習か。勇人忘れ物ないよな?」
勇人「うん、大丈夫。5回くらい荷物の見直ししたから」
トモ「5回もか・・・随分張り切ってるな」
調理実習のためじゃなくて、優がまた忘れ物届けに来ないための対策だったんだけどね
トモ「とりあえず調理室行こうぜ」
勇人「そだね」
174 名前: ◆wjOmYNm0Aw :2007/02/18(日) 23:20:07.45 ID:S3vHTtBK0
第二話
調理実習開始、だがトモと一緒だとちょっとふざけてしまう
勇人「おらおらトモ、ル○アン・カルツ様の登場だ。我が奥義、円舞でも食らうか?」
トモ「はっ、甘いな。俺は二刀流の使い手、ナ○トレイ様だぜ。影分身で葬ってやる」
始まって早々、そんなことをやりだす始末
勇人「ふん、雑魚が。食らえ!召雷剣!」
左手にかまえたおたまをトモに向かって突き出す。だがトモはそれを両手に構えたしゃもじでガード
トモ「そんな技食らうかよ。手前こそ食らいやがれ!ピアシングスラスト!」
トモが両手のしゃもじを同時に突き出す
勇人「させるかっ!チャンスガード!」
僕は右手にかまえたフライパンでトモのしゃもじをガードする
トモ「くっ!」
勇人「がら空きじゃねーか。食らえ!飛連波!!」
おたまを横に振る。トモの腹にダイレクトに当たる
勇人「クリカンスト7kダメージ!!」
175 名前: ◆wjOmYNm0Aw :2007/02/18(日) 23:20:24.45 ID:S3vHTtBK0
トモ「くそっ・・・まさか俺が負けるとは・・・」
クラスメイトC「ふざけてないで少しは手伝えよ、お前ら」
同じグループのクラスメイトCにつっこまれる。まぁ当然か
トモ「やや、すまんすまん。つい面白くってな」
トモがクラスメイトCに謝って、手伝い始める。だが僕は
勇人「ご飯マダー?AA略」カンカン
未だに持っていたおたまとフライパンでいい感じの金属音を出す
トモ「はやく食いたいなら、お前も手伝え」
勇人「へいへい」
全力で体をはったボケも見事にスルーされてしまったため、僕も手伝うことにする
…だがここで違和感を感じる
勇人「・・・ん?」
トモ「おい、どうした?」
トモに呼ばれてる。でも何か違和感を感じて返事が出来ない
176 名前: ◆wjOmYNm0Aw :2007/02/18(日) 23:20:41.65 ID:S3vHTtBK0
勇人「あれ・・・?」
トモ「おい勇人、どうした?」
勇人「ん・・・いや、何でもない」
トモ「ん、そっか。何かあったらすぐ言えよ?」
勇人「うん、分かった」
返事はしたものの、意識は完全にさっきの違和感のほうに向いていた
一体何だろう・・・この違和感。トモと戦ってるときも感じた・・・
何が原因?召雷剣?飛連波?それともご飯マダー?
どれも原因な気がする・・・でも、どれだか分からない
結局、その違和感が何だったのかは分からなかった
177 名前: ◆wjOmYNm0Aw :2007/02/18(日) 23:21:15.01 ID:S3vHTtBK0
第三話
昼休みになった、もちろん優は来ていない
1時間目の調理実習のときに感じた違和感についてはもう考えないことにしていた
2時間目、3時間目、4時間目とずっと考えていたが分からないままだったからだ
2時間目、3時間目、4時間目とずっと考えていたが分からないままだったからだ
トモ「よう、飯食おうぜ」
と言いながらトモがいつも通り僕の対面に座る。だが
勇人「なぁ・・・1時間目調理実習で飯食ったのに、昼休みも飯食うのか?」
トモ「当然だろ。あれだけでは足りない」
凄い食欲だな・・・僕には到底出来ない芸当だ
勇人「なんという食欲。見てるだけで満腹になってしまった。トモは間違いなく太る」
トモ「おい、さりげなく酷いこと言うな」
ちっ、バレたか
勇人「それにしてもホント凄い食欲だね。僕にはやっぱり無理だ」
トモ「だから勇人は痩せてるんだぞ。もっと食え、すぐ折れそうな体しやがって」
勇人「うるさいな、僕だって好きでこんなに痩せてるわけじゃないんだ」
178 名前: ◆wjOmYNm0Aw :2007/02/18(日) 23:21:47.20 ID:S3vHTtBK0
トモ「お前それ嫌味だぞ、特に女性向けの」
勇人「痩せてる人だって痩せてるからこその悩みだってあるよ。僕にそんなこと言うなよ」
トモ「悪い悪い」
そう言ってトモは食事を再開する。しかし、一口食べたら僕を見たまま固まってしまった
勇人「ん?どしたの?」
トモ「なぁ・・・一つ聞きたいことがあるんだけど」
ん、昨日も同じこと言ってたような。でも昨日とは態度が違うから、何か真面目な質問なんだろう
勇人「ん、いいよ。何でも答えてあげる」
昨日と同じ応答をする。ただ、今日の方が少し真剣味を帯びている
トモ「答えたくなかったら答えなくていい。そしたら俺は何も聞かなかったことにする」
勇人「うん。分かった」
よほど重要な質問なのだろうか・・・トモの顔から冗談の色が全く見られなかった
181 名前: ◆wjOmYNm0Aw :2007/02/18(日) 23:29:16.77 ID:NWCoKPmqO
トモ「じゃあはっきり聞く。去年の二学期、つまり中3の9月まで勇人さ、自分のこと俺って言ってたんだって?」
勇人「!!」
驚いた。まさかトモがこんなこと知ってるとは思ってなかった
トモ「でもお前は二学期始まって話しかけたら自分のこと僕って言うようになった」
勇人「・・・」
やっぱり・・・そのことか・・・でも何でも答えるって約束したからな
トモ「それと、俺と同じ中学のやつがお前と同じ中学のやつと友達だったから一回遊んだんだ。
そのときに聞いたんだ。去年の中3の8月に起きたあの『事故』」
勇人「・・・」
トモ「その『事故』について俺はもう全て知っている。ごめん、勝手にこんなこと聞きだして」
勇人「いや・・・」
トモ「けど、本当に全てを知っているわけじゃないんだ。お前のことがどうしても解決出来ない」
トモは俯いてしまった。罪悪感からだろうか・・・
トモ「優さんが来てから、お前が明るくなったって・・・お前と同じ中学のやつに言ったんだ・・・
そしたら、あいつは本来あのくらい明るかったって言ってたんだ」
優が来てから・・・僕が明るくなった・・・?
勇人「!!」
驚いた。まさかトモがこんなこと知ってるとは思ってなかった
トモ「でもお前は二学期始まって話しかけたら自分のこと僕って言うようになった」
勇人「・・・」
やっぱり・・・そのことか・・・でも何でも答えるって約束したからな
トモ「それと、俺と同じ中学のやつがお前と同じ中学のやつと友達だったから一回遊んだんだ。
そのときに聞いたんだ。去年の中3の8月に起きたあの『事故』」
勇人「・・・」
トモ「その『事故』について俺はもう全て知っている。ごめん、勝手にこんなこと聞きだして」
勇人「いや・・・」
トモ「けど、本当に全てを知っているわけじゃないんだ。お前のことがどうしても解決出来ない」
トモは俯いてしまった。罪悪感からだろうか・・・
トモ「優さんが来てから、お前が明るくなったって・・・お前と同じ中学のやつに言ったんだ・・・
そしたら、あいつは本来あのくらい明るかったって言ってたんだ」
優が来てから・・・僕が明るくなった・・・?
183 名前: ◆wjOmYNm0Aw :2007/02/18(日) 23:31:16.32 ID:NWCoKPmqO
トモ「それで・・・どういうことかそいつに聞き出したんだ。ゴメン、勝手に人の過去を聞きだして」
僕は・・・黙っていた
トモ「でもそいつも原因が分からないって。二学期始まったらそうなっていたって」
トモ「じゃあ何か夏休みの間に大きな出来事はなかったのか?って聞いたら」
勇人「その・・・例の『事故』のことを聞いたんだな?」
トモが無言で頷く
トモ「それ以上何も分からなかった。でもお前を苦しめてることがどうしても気になったんだ」
勇人「・・・」
また僕は黙る
トモ「だから・・・俺に・・・教えてくれ・・・」
その先は聞かずとも分かる・・・だが僕はあえてトモに言わせることにした
僕は・・・黙っていた
トモ「でもそいつも原因が分からないって。二学期始まったらそうなっていたって」
トモ「じゃあ何か夏休みの間に大きな出来事はなかったのか?って聞いたら」
勇人「その・・・例の『事故』のことを聞いたんだな?」
トモが無言で頷く
トモ「それ以上何も分からなかった。でもお前を苦しめてることがどうしても気になったんだ」
勇人「・・・」
また僕は黙る
トモ「だから・・・俺に・・・教えてくれ・・・」
その先は聞かずとも分かる・・・だが僕はあえてトモに言わせることにした
トモ「その『事故』の被害者と、お前・・・どういう関係だったんだ?」