20 :創る名無しに見る名無し:2008/11/10(月) 15:42:45 ID:GWbBa1nC
私メリーさん。今戦場にいるの。
「メリーさんだ! メリーさんが出やがった! ちくしょう、ちくしょう!!」
「殺してやる! 殺してやる!! こ……うわああああ!?」
「殺してやる! 殺してやる!! こ……うわああああ!?」
罵声が耳に心地よい。
悲鳴が耳に心地よい。
ここでは鋼鉄の玉が戦場を飛び交う。
臓腑を震わすような轟音が上がる度に、誰かが金切り声で叫ぶ。
土と血煙を巻き上げ、死の臭いが空を焦がす。
鉛色の空には慈悲の欠片も見えない。
もだえ苦しむ肉の塊を、私は容赦なく踏み砕き蹂躙する。
私は戦場の死神。
今日も泥の中を一人歩く。
悲鳴が耳に心地よい。
ここでは鋼鉄の玉が戦場を飛び交う。
臓腑を震わすような轟音が上がる度に、誰かが金切り声で叫ぶ。
土と血煙を巻き上げ、死の臭いが空を焦がす。
鉛色の空には慈悲の欠片も見えない。
もだえ苦しむ肉の塊を、私は容赦なく踏み砕き蹂躙する。
私は戦場の死神。
今日も泥の中を一人歩く。
私メリーさん。今──戦場にいるの。
22 :創る名無しに見る名無し:2008/11/10(月) 15:55:28 ID:bH8Zqtox
「私メリーさん。前線航空統制官なの」
「私メリーさん。現在そちらに指向できる火力はないの」
「私メリーさん。交信終了なの。神のご加護をなの」