当サイトではWindowsでプログラム開発をされている方が、メインフレームのプログラム開発をする事になった場合に、まずネックになるメインフレームのエディタの初歩的な使い方を解説しています。
対象としているメインフレームは以下の通りです。
メーカー:IBM
OS:MVS(S/390、Z/OS)
通信:TSO
エディタ:ISPF
Windowsのエディタ操作を知っているメインフレーム初心者向けの内容です。
よってメインフレームエディタの全機能を解説している訳ではありません。
IBMメインフレームが対象ですが私が知っている限り富士通や日立の大型メインフレームもほぼ同じ使い方でした。
【注意事項】
当サイトとメインフレームメーカー各社とは一切関係ありません。
内容には充分に注意をしておりますが責任を負うものではありません。その点を了解の上で当サイトを活用下さい。
🖥️ メインフレーム(超大型コンピュータ)の世界へようこそ!
学校の授業などで「メインフレーム」という言葉を聞いたことがあるかもしれませんね。一言でいうと、巨大で超パワフルなコンピュータのことです。
世界中の銀行、保険会社、金融機関、薬局、証券取引所などで使われています。たとえば、世界中に店舗がある銀行では、毎日何百万件ものお金の出し入れ(取引データ)が発生しますよね。こういった超大量のデータを「絶対に止めずに、素早く正確に処理する」ために活躍しているのがメインフレームです。巨大なデータがあるところには、必ずメインフレームが潜んでいます!
それでは、メインフレームの世界でよく使われる用語を順番に探検していきましょう!
💡 メインフレームで出会う用語たち
大勢の人が1台の巨大なメインフレームを同時に使うための「順番調整システム」です。これがあるおかげで、自分のパソコンからメインフレームにアクセスして、直接対話しながら仕事を頼むことができます。
メインフレーム専用のOS(WindowsやMacのようなもの)です。「ゼロ・ダウンタイム」つまり絶対に止まらないことを目指して作られた、IBM製の超頑丈なシステムです。
画面の「受付窓口」を担当するシステムです。
裏側でデータをしっかり保管する「巨大なデータ金庫」です。
メインフレーム特有の「整理整頓されたデータ棚(ファイルシステム)」です。
- COBOL / PL/I / アセンブラ / REXX
メインフレーム上で動くアプリを作るためのプログラミング言語です。特にCOBOL(コボル)は、昔から銀行などのシステムを支える超ベテラン言語です。
メインフレームへの「作業指示書」です。「このプログラムを夜の間に順番に実行しておいてね!」という命令を書くためのスクリプト言語です。
メインフレームを操作するための「メインメニュー画面」です。画面に出てくるメニュー番号を選んで、いろいろな操作を行っていきます。
🔑 ログインに必要なもの
システムに入るための名札です。通常は7〜8文字で作られます。管理者から発行され、会社名+自分の名前(例:XYZTARO1)のような形で割り振られます。
3〜8文字程度で設定します。大文字と小文字の区別がない(どちらで入力しても同じ)のが特徴です。
💻 パソコンからメインフレームに繋ぐツール
自分のパソコンからメインフレームを操作するには「エミュレータ」という接続ソフトを使います。TN3270やHummingbird、Vistaといったソフトをパソコンにインストールすることで、メインフレームの画面を開いて操作できるようになります。
📁 ファイルの名前ルール「クオリファイア」
メインフレームでは、ファイルの区切られた名前のパーツを「クオリファイア」と呼びます。
ファイル名をつくるときには、次のような決まりがあります。
- ドット(.)で区切る(例:test.JCL.lib)
- 区切られた各パーツは1〜8文字まで
- 使える文字は、アルファベット(A〜Z)、数字(0〜9)、記号($、#、@)
- 各パーツの最初の1文字目は、必ず「アルファベット」で始める
住所のように「〇〇県.〇〇市.〇〇町」とドットでつないでファイル名を表現するイメージです。
📂 2種類のファイル形式「PS」と「PDS」
メインフレームのファイルは「データセット」と呼ばれ、大きく2種類あります。
Windowsでいう「1つのファイル(テキストファイルなど)」です。データがそのまま書き込まれています。
Windowsでいう「フォルダー」です。このフォルダーの中には複数のファイルをまとめることができます。フォルダーの中に入っている1つひとつのファイルのことは「メンバー」と呼びます。
❓ 困ったときは「F1キー(ヘルプ)」
操作に迷ったら、キーボードの「F1キー」を押してみましょう。ヘルプ画面が開いて使い方を教えてくれます。もっと詳しい全体情報が知りたいときは「G」と入力してエンターキーを押すと、マニュアルが表示されます。元の画面に戻りたいときは「F3キー(終了)」を押せばOKです!
最終更新:2026年08月11日 10:49