○序盤のあらすじ
デイジーはBL本を書いていました。
しかし、このままでは締め切りに間に合いません。
デイジーは親友の魔法使い、キャロルにお願いをしました。
「物語の登場人物自身が、物語の続きを書いて、エンディングまで完成させる。そんな魔法をかけてほしい」
キャロルはデイジーのお願いを聞いて、教会に置いてある書きかけのBL本に魔法をかけました。
しかしなんということでしょう、本の中から突然木の枝が伸びたかと思うと、瞬く間に部屋の一面を枝や根で覆いつくしてしまいました。
それだけではありません。デイジー達のすぐ近くの宿直室が、半分だけ馬小屋をくっつけたかのような、奇妙な空間になっていました。
キャロルは急いで、教会をぐるりと囲う、魔方陣を描きはじめました。
「本は一旦、教会ごと封印する。どうも、相当やばい本が出来上がってしまったみたい。
やばい本を燃やすなり封印するなりする場合、気を付けないと痛い目を見ることがある。
今から私たちがやることは、本の安全な破壊か、完全な封印を施す手段を見つけて、それを実行すること。
だからとりあえず、サモンとアレックスを呼ぼうと思う。サモンは私が連絡するから、デイジーはアレックスを呼びにいってほしい」
2時間かけて、デイジーはアレックスを連れてきました。デイジーの教会は、もうすっかり枝葉に覆われています。
デイジーの姿に気がつくと、キャロルは言いました。
「サモンが本に食われた」
キャロルは順をおって、説明を始めます。
簡単にまとめると、次のようになります。
- 教会の周りに描いた結界の魔方陣は機能している。しばらくの間、木の枝はここから外に出られないだろう。
- キャロルがサモンを呼び出して、サモンが到着したのは1時間30分前。
- まず結界に穴をあけ、自由に出入りできるようにした。
- 解決の鍵になるものは、おそらく本の中にあるのではないかと、二人は推測をたてた
- 本の中の世界に入る方法と出る方法を見つけた
- 「本格的な調査はアレックスと一緒にやる。
でもその前に、中がどんな風になっているのか覗いてくる」と言って、サモンは本の中に入った
そう約束して本の中に入ったのが、今から15分前。連絡はつかない
以上の話を聞いて、アレックスはキャロルに尋ねます。
「デイジーの描いたBL本って、どんな内容なんだ?」
「アレックス総受け本」
アレックスは深くためいきをつきました。キャロルは続けます。
「『アレックスは神に愛されし、伝説のアナルをもっている』
で、『世の中に蔓延る悪を、そのエクスカリバーの鞘におさめて浄化させる旅のお話』だとさ。
ようするに、行く先々であんたが掘られまくるっていうクソみたいな話よ」
「すごく行きたくないけど、まぁ、がんばるよ」
「あなたのそういうところ、本当に感心するわ。
でも気をつけて。まだ仮説段階だけど、サモンはこんなことを言っていたの。
『この物語は本の中だけじゃなく、現実世界まで書き換えているのではないか』って」
――第一章のあらすじ――
ゲイの男しかいないのかと思いきや、普通に女性もいる。
序盤になんやかんやあって、BB、フィオナ、クレアスを仲間にする。
第一章ではサモンを助け出して、サモンも加わる。
ただサモン曰く、「この本をほっとくと現実世界がやばい。空想と現実がごっちゃになってやばい」みたいなことを話すので、引き続き異変解決に協力する。
「俺が思うに、この本はエンディングを探してるんだと思う。
デイジーの腐った本は書きかけだったからな。
適当なエンディングを与えてやれば、この本の活動は治まると思う。
例えばそうだな。
『勇者と魔王が決着をつける』だとか」
最終更新:2017年09月14日 19:14