2人は道路の真ん中で立ち往生していた。
急な寒波で雪が降り出し、あっという間に吹雪いてしまったのだ。
急な寒波で雪が降り出し、あっという間に吹雪いてしまったのだ。
「……はい、申し訳ありません……え?今日は閉鎖?……わかりました。
一応雪が止み次第、日直で出勤しますわ。それでは。
……水銀燈、どうやら遅刻にはならないのだわ」
「……ん?学級閉鎖ですってぇ?丁度いいじゃない。そのまま帰りましょお?」
「帰ることができたら帰りなさい。絶対に無理だわ」
一応雪が止み次第、日直で出勤しますわ。それでは。
……水銀燈、どうやら遅刻にはならないのだわ」
「……ん?学級閉鎖ですってぇ?丁度いいじゃない。そのまま帰りましょお?」
「帰ることができたら帰りなさい。絶対に無理だわ」
もう既に雪は膝元くらいまで積もっている。
……数時間経過。雪はもはや腰まで積もっている。
「……何よ何よ何よ、こんな缶詰、つまんなぁい」
水銀燈が言うのも無理はない。
ラジオは気象情報ばかり、エアコンもこの状態では役に立たない。
「ねぇ真紅、あなたのほうはどうなのよ?」
お互いやる事もなくやれる事もなく、事あるごとに電話で連絡をしあってた2人。
「……何よ何よ何よ、こんな缶詰、つまんなぁい」
水銀燈が言うのも無理はない。
ラジオは気象情報ばかり、エアコンもこの状態では役に立たない。
「ねぇ真紅、あなたのほうはどうなのよ?」
お互いやる事もなくやれる事もなく、事あるごとに電話で連絡をしあってた2人。
しかし。
「真紅?ねえ真紅?」
急に電話が通じなくなった。
「真紅?ねえ真紅?」
急に電話が通じなくなった。
「ちょっと真紅ぅ?あんたもしかして電話の電池が切れたの?」
ふと前の車両……真紅の車を見ると。
さっきまで見えていた真紅の頭が見えない。
ふと前の車両……真紅の車を見ると。
さっきまで見えていた真紅の頭が見えない。
「ちょっと真紅ぅ!あんたまさかこんな中で寝ちゃったんじゃ……真紅!」
あわてて外に出ようとする水銀燈。しかし、
「あぁもう!この雪邪魔ぁ!」
積もり積もった雪が扉をさえぎってしまっているではないか。
こんなことならランボルギーニ・ディアブロにすればよかった!そう思っても後の祭り。
「…・・・そうよ、雪華綺晶に連絡すればいいじゃなぁい?私って頭いいわぁ。
……もしもしぃ、雪華綺晶?……かくかくじかじかなでぇ……」
しかし。
「三十分?もう少し早くなんないのぉ?」
既に他の教員や生徒の救出作業に従事しているらしく、早くてもあとそれくらいかかるという。
あわてて外に出ようとする水銀燈。しかし、
「あぁもう!この雪邪魔ぁ!」
積もり積もった雪が扉をさえぎってしまっているではないか。
こんなことならランボルギーニ・ディアブロにすればよかった!そう思っても後の祭り。
「…・・・そうよ、雪華綺晶に連絡すればいいじゃなぁい?私って頭いいわぁ。
……もしもしぃ、雪華綺晶?……かくかくじかじかなでぇ……」
しかし。
「三十分?もう少し早くなんないのぉ?」
既に他の教員や生徒の救出作業に従事しているらしく、早くてもあとそれくらいかかるという。
「ああもう!この窓狭いじゃないの!」
なんと車の窓を開け、そこから車外に出ようとするではないか!
「うううううううう!!寒い!寒い寒…・・・じゃなくてぇ!」
思わず車に戻りそうになるが、すぐに思い直して必死に脱出を試みる水銀燈。
「真紅だったら、こんな窓でも十分通れるでしょうけどぉ・・・・・・」
胸が窓に閊えて数分の苦闘の末、何とか脱出した。
そのまま真紅の車まで雪を掻き分け寄ると。
「ああもう!真紅!真紅!返事なさい!真紅っ!」
ドアをしきりに叩く水銀燈。
なんと車の窓を開け、そこから車外に出ようとするではないか!
「うううううううう!!寒い!寒い寒…・・・じゃなくてぇ!」
思わず車に戻りそうになるが、すぐに思い直して必死に脱出を試みる水銀燈。
「真紅だったら、こんな窓でも十分通れるでしょうけどぉ・・・・・・」
胸が窓に閊えて数分の苦闘の末、何とか脱出した。
そのまま真紅の車まで雪を掻き分け寄ると。
「ああもう!真紅!真紅!返事なさい!真紅っ!」
ドアをしきりに叩く水銀燈。
すると?
「(ウィーン)あら水銀燈?そんなに雪まみれでどうしたの?」
普通に窓から顔を出した真紅。
「……あ、あれ?真紅あなた、気を失ってたんじゃ……ない……の?」
ふと車内を見ると。
「(ウィーン)あら水銀燈?そんなに雪まみれでどうしたの?」
普通に窓から顔を出した真紅。
「……あ、あれ?真紅あなた、気を失ってたんじゃ……ない……の?」
ふと車内を見ると。
持参していたらしい毛布に包まって、ポットからの紅茶を片手に、
携帯電話のTV機能で「くんくん探偵」の再放送を見ていたらしい真紅の姿があった。
とても快適そうである。
携帯電話のTV機能で「くんくん探偵」の再放送を見ていたらしい真紅の姿があった。
とても快適そうである。
「まったく。あなたの様な常識知らずのせいで折角の
くんくんの推理のシーンを見逃してしまうのだわ」
くんくんの推理のシーンを見逃してしまうのだわ」
……。
真紅がTV画面に視線を移した直後。
「こ~の~!馬鹿真紅!!」
両手いっぱいの雪玉を車の中に放り込んだ。
「こ~の~!馬鹿真紅!!」
両手いっぱいの雪玉を車の中に放り込んだ。
そして数十分後。
雪華綺晶のヘリが救援に駆けつけたとき、
雪合戦と吹雪の影響でお互い真っ白な雪ダルマになった2人がいた。
雪華綺晶のヘリが救援に駆けつけたとき、
雪合戦と吹雪の影響でお互い真っ白な雪ダルマになった2人がいた。
翌日、二人は仲良く?風邪を引いた。