京都・大阪 - (2005/09/13 (火) 18:23:59) の1つ前との変更点
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*9月8日
熊野に行ったときに買って,余ってしまった「青春18きっぷ」を何故か僕が引き受けることになり,それを消化するために京都・大阪へと行ってきました。
日程を決めたのが直前だったため,御用達の「ムーンライトながら」指定席がとれず,1日かけて東海道線で行くことに。7:17品川発の電車に乗れば,大阪は16:14着です。意外と近いなあ。前々日に衆院選と最高裁国民審査の期日前投票を予め済ませて,いざ出発です。
**[[能登川町立図書館>http://www.town.notogawa.shiga.jp/]]
とは言っても,9時間もずっと電車に乗り続けるのは気が滅入るし,せっかくの18きっぷなのだから,と途中下車をしたいと思いました。石山寺とか関ヶ原とか幾つか候補が思いつきましたが,前日に図書館で偶然立ち読みした『世界』(岩波書店)8月号のなかで取り上げられていた図書館に行ってみることにしました。虫賀宗博さんの「自殺したくなったら,図書館に行こう―いのちを育てる図書館員の群像」という記事です。誤解を招かないように言っておけば,別に自殺をしたくなったわけじゃありません。「いのちを育む図書館」ってどんなんかな,と思って行ってみたくなっただけです。それにしても「行こう」と言われて,次の日本当に行ってしまうなんて,自分でもバカ正直だと思います…。
新快速で米原から13分,京都からなら40分弱。能登川町は人口23000人,琵琶湖東岸に位置する静かな町です。能登川駅に着いたのは15時過ぎ。図書館は18時までやっているので,まずは駅の東側を散策です。とりあえず善勝寺と北向岩屋十一面観音を見に行こうと思いました。しかし,地図をあまり見ず勘を頼りに歩いていたら,目的の寺がなかなか見つからず30分のロス。ようやく「→善勝寺」の看板を見つけ,小道を入り急な坂を登ると善勝寺がありましたが,なんだか普通のお家みたい。ちょっと予想とちがうなあ。
岩屋十一面観音は善勝寺の裏山を登ったところにあるようです。熊野・那智で,もはや無闇に石段は登るまいと心に決めたにもかかわらず,今日はひとりでも急な石段を登っています,これは業なのでしょうか。「急坂を息を切らして登りきて 観音さまに会うぞ嬉しき」という,人の心を見透かして励ましているのか嘲笑っているのか分からぬ歌碑を横目に,坂を登りきると,山の頂上に岩屋十一面観音がありました。この観音は,伝えによると,坂上田村麻呂が鈴鹿の鬼賊討伐を祈願した際に安置したものということです。観音は小さくてあまりよく見えなかったけど,山頂からは能登川町と琵琶湖が一望でき絶景でした。
山を下って,今度は駅の西側にある図書館へ向かいます。図書館は「総合文化情報センター」といって町立博物館も併設された施設にあります。駅からまっすぐ徒歩で20分くらいでしょうか。田園と家々とが広がるのどかな風景のなかに,図書館はありました。
図書館のなかは,虫賀さんの文章にもありましたが,書架が全て低く,開放的な印象を受けます。キッズルームや畳の部屋(!)もあり,ガラスドアを開ければ外にベンチがあります(外で本を読んでもいいのでしょうか。さすがに駄目かな…)。観葉植物の鉢植えが置かれ,織物が飾られています。かすかなピアノ音楽(フジ子・ヘミングか?)に混じって,となりの博物館で飼育している鈴虫の鳴き声が聞こえてきます。
*9月9日
**烏相撲(上賀茂神社)
**ピースおおさか
*9月10日
**イメージと解釈
京都大学大学院文学研究科21世紀COEプログラム
『グローバル化時代の多元的人文学の拠点形成』
「規範性と多元性の歴史的諸相」研究会
[[活動記録に戻る>http://www4.atwiki.jp/ikaikai/pages/19.html]]
*9月8日
熊野に行ったときに買って,余ってしまった「青春18きっぷ」を何故か僕が引き受けることになり,それを消化するために京都・大阪へと行ってきました。
日程を決めたのが直前だったため,御用達の「ムーンライトながら」指定席がとれず,1日かけて東海道線で行くことに。7:17品川発の電車に乗れば,大阪は16:14着です。意外と近いなあ。前々日に衆院選と最高裁国民審査の期日前投票を予め済ませて,いざ出発です。
**[[能登川町立図書館>http://www.town.notogawa.shiga.jp/]]
とは言っても,9時間もずっと電車に乗り続けるのは気が滅入るし,せっかくの18きっぷなのだから,と途中下車をしたいと思いました。石山寺とか関ヶ原とか幾つか候補が思いつきましたが,前日に図書館で偶然立ち読みした『世界』(岩波書店)8月号のなかで取り上げられていた図書館に行ってみることにしました。虫賀宗博さんの「自殺したくなったら,図書館に行こう―いのちを育てる図書館員の群像」という記事です。誤解を招かないように言っておけば,別に自殺をしたくなったわけじゃありません。「いのちを育む図書館」ってどんなんかな,と思って行ってみたくなっただけです。それにしても「行こう」と言われて,次の日本当に行ってしまうなんて,自分でもバカ正直だと思います…。
新快速で米原から13分,京都からなら40分弱。能登川町は人口23000人,琵琶湖東岸に位置する静かな町です。能登川駅に着いたのは15時過ぎ。図書館は18時までやっているので,まずは駅の東側を散策です。とりあえず善勝寺と北向岩屋十一面観音を見に行こうと思いました。しかし,地図をあまり見ず勘を頼りに歩いていたら,目的の寺がなかなか見つからず30分のロス。ようやく「→善勝寺」の看板を見つけ,小道を入り急な坂を登ると善勝寺がありましたが,なんだか普通のお家みたい。ちょっと予想とちがうなあ。
岩屋十一面観音は善勝寺の裏山を登ったところにあるようです。熊野・那智で,もはや無闇に石段は登るまいと心に決めたにもかかわらず,今日はひとりでも急な石段を登っています,これは業なのでしょうか。「急坂を息を切らして登りきて 観音さまに会うぞ嬉しき」という,人の心を見透かして励ましているのか嘲笑っているのか分からぬ歌碑を横目に,坂を登りきると,山の頂上に岩屋十一面観音がありました。この観音は,伝えによると,坂上田村麻呂が鈴鹿の鬼賊討伐を祈願した際に安置したものということです。観音は小さくてあまりよく見えなかったけど,山頂からは能登川町と琵琶湖が一望でき絶景でした。
山を下って,今度は駅の西側にある図書館へ向かいます。図書館は「総合文化情報センター」といって町立博物館も併設された施設にあります。駅からまっすぐ徒歩で20分くらいでしょうか。田園と家々とが広がるのどかな風景のなかに,図書館はありました。
図書館のなかは,虫賀さんの文章にもありましたが,書架が全て低く,開放的な印象を受けます。キッズルームや畳の部屋(!)もあり。観葉植物の鉢植えが置かれ,織物が飾られています。かすかなピアノ音楽(フジ子・ヘミングか?)に混じって,となりの博物館で飼育している鈴虫の鳴き声が聞こえてきます。
各所に職員さんの工夫が凝らされています。特集コーナーはもちろん,関連する新聞記事の切り抜きがあちこちに置かれています。各新聞の書評欄はファイルされて閲覧できるようになっています。
*9月9日
**烏相撲(上賀茂神社)
**ピースおおさか
*9月10日
**イメージと解釈
京都大学大学院文学研究科21世紀COEプログラム
『グローバル化時代の多元的人文学の拠点形成』
「規範性と多元性の歴史的諸相」研究会
[[活動記録に戻る>http://www4.atwiki.jp/ikaikai/pages/19.html]]
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