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唯閃(ゆいせん) - (2008/08/05 (火) 01:01:53) の編集履歴(バックアップ)


【種別】
魔術・技名

【初出】
名前は一巻。
四巻で実際に使用したシーンが登場。

【解説】
神裂火織の使用する奥義。
独特の呼吸法で魔力を練り上げて人間の限界を超えた体の組織に組み変え、そこから繰り出される必殺の抜刀術。
聖人の力を大きく引き出す関係上、体に相当な負担がかかるため、元来は短時間しか使用できない。
抜刀術なのも得意不得意の問題ではなく一発で勝負を決めるしかないからである。

剣術や術式構成などは天草式十字凄教の技法を土台としており、
十字教術式にできないことは仏教術式で、仏教術式にできないことは神道術式で、神道術式にできないことは十字教術式で、
といった具合に互いの弱点を適切な形で補うことで完全なる破壊力を生み出している。
このように、「特定の宗教に対し別の教義で用いられる術式を迂回して傷つける」という手法を取ることで、
一神教の天使を切断し、人間の『内部(精神)』に宿った“大天使”ごと相手を切り裂くことすら可能。
実際に使用した際には「天使の力」が行き通った70mの水翼による一撃を、あっさりと両断してみせた。

強大すぎる聖人の力を制御する為に組み上げられた技法であり、
体捌きからバランスまで、各種術式を綿密な計算の上で組み合わせて作られた『結晶』である。
よって術式に遊びや余裕がなく、ある意味「完成した魔術」とも言える。

【コメント】
◆強力すぎて手加減できないらしい。