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サミュエル=リデル=マグレガー=メイザース - (2018/06/17 (日) 20:04:52) の編集履歴(バックアップ)


【種別】
人名

【元ネタ】
同名の実在した魔術師。
Wikipedia- マクレガー・メイザース

【初出】
新約十二巻(名前のみ)
新約十八巻の再現映像で登場

【解説】
魔術業界においては著名な魔術師の一人。
黄金夜明』の「三人の創設者」の一人であり、結社内の二大派閥・メイザース派のトップ。
そこらの魔術師を捕まえて有名人を挙げてみろと質問すれば、
10本指が埋まる頃には『薔薇十字(ローゼンクロイツ)』やサンジェルマンと並んで名前が挙がるとされる。

赤と青のスコットランド軍服の上からとんがり帽子やマントを着た中年男性。
右に重心を傾けて立つ癖がある。
妻はミナ=メイザース
若手魔術師だったアレイスター=クロウリーの才能を見出し、スカウトした人物でもある。
4種の象徴武器を自在に操り、未知の悪魔を召喚し契約するなど伝説の魔術結社の代表に恥じない実力者だった。

野心家、というより子供の願望と同種のモノを抱く男でもあり、アレイスターをスカウトした理由もそこにあった。
アレイスターが作った革新的な魔術様式を認めると同時に、ウェストコット(未編集)ら先人達が作り上げた『黄金』の基礎理論の一つ一つをアレイスターが開発したモノと置換していき、ゆくゆくはその革新的な技術を自らの物として、それらを時代にもたらした大魔術師として、自らの名を史実に打ち立てようと企てていた。
またハイランダーの末裔を自称しており、スチュアート王朝の再興を切望していた。

その後「ブライスロードの戦い」において、ブライスロードの秘宝の一撃やクレイモアの斬撃を受けながらも、最期はアレイスターを巻き込む形で爆発を起こして死亡。遺体は名前を伏せてウェストミンスター寺院に埋葬された。

...と、アレイスター(と読者)からは思われていたが、新約二十巻ラストでメイザースおよび黄金メンバーら本人が生存した状態で登場。
理屈や経緯は不明だが生きながらえており (コロンゾンが関わっていることが示唆されている)、
同じように生存していた『黄金』の構成員達を引き連れ、アレイスターと対峙した。
リリスは救われるべきではなかった」と断じ、『復讐者』という性質を失ったアレイスターを蔑んでいた。