【種別】
魔術

【初出】
新約二十二巻

【解説】
コロンゾンが使用するホルスの時代の術式。
人間には到達不可能な領域である「創造世界」の法則を用いることで、「純粋属性」を引き出し自由自在に扱う。

使用する際は詠唱と同時に髪で虚空に文字を打ち込んでいくような動作を取る。

作中では計5種類を披露したが、術式名の通りなら残り14種が存在する。

作中で使用した召喚文は以下。
  • 「第一の召喚文、すなわちTablet_of_Union_a_Whole、色と名前なき元素よ。統一のタブレット全体を司る言葉の羅列に従い我が前にその本質を表せ」
不純なき四つの元素(火、風、水、土)ですらない、色と名前がない元素を呼び出す。
現世的、即物的な防御の構えを取ったところで確実に貫いて蒸発させる不可視の衝撃波を放つ。

  • 「第三の召喚文、すなわちIDOIGO、風の中の風よ。同色のタブレットを司る言葉の羅列に従い我が前に不純なき力を表せ」
風の中の風。混じりけのない元素の奔流で、虚空から鋭い風の刃を取り出し全て切り裂く烈風を放つ。

  • 「第六の召喚文、すなわちRZIONR、火の中の火よ。同色のタブレットを司る言葉の羅列に従い我が前に不純なき力を表せ」
火の中の火。虚空から爆発的な炎を取り出し攻撃する技で、その火力と純度は娘々も感心するほど。

さらに追加で
「元素のタブレットの一角、火の文字盤よすでに放たれし我が力に働きかけよ。これより示すは終末の脅威、その源泉。世界の万象は滞りなく自然分解せり、エノキアンマジックは破壊のためにこの炎を増幅する」
と詠唱することで、虚空へ戻るはずだった火の粉を再度集結させ、炎の竜巻として解き放つ派生技もある。

  • 「第七の召喚文、すなわちLILACZA、風の中の水よ。元素に元素を注入し、もって扱いやすい現世の素として従わせよ」
風の中の水。虚空から取り出した風の刃に冷たい霧を纏わせ、毒蛇のような軌道で対象を攻撃する。
異なる二元素を混ぜているため、第三~六の純粋属性と比べると威力はやや落ちる。

  • 『記される事のない秘匿された召喚文、すなわち※※※※※。※※※※※…』
人間には発音不能な、秘されし1の召喚文。
作中ではAAAを乗っ取る形で使用され、対象を切断・蒸発させる七色の閃光を放った。


最終更新:2025年06月13日 01:43