【初出】
新約二十巻
【解説】
イギリスの首都ロンドン全体を覆う最奥の防御結界。
元々連合王国が三つの派閥と四つの地域が複雑に重なり合う特異な毛色を持った領域であることから、
全く同じ座標に三重四色を配置することで、Aの道をBが塞ぐの繰り返しが折り重なっている。
具体的には凄まじく巨大な壁が行ったり来たりを繰り返していて、下手に触れば中空に引きずり込まれ、莫大極まるプレス機に押し潰されるだろうとの事。
外観はオーロラのように見える。
鳥の巣状態のケーブルのように結界が絡み合っており、しかもわざと正解に暗号化が施されているため、最結界を張った術者本人でも解除出来ない。
上条の
幻想殺しでも打ち消しきれず、むしろ下手に破壊すると引きずり込まれてそのまま潰されてしまう。
インデックスの魔道書の知識をもってしても解除は不能。
インデックスによると「基本的には土地や空間に染み付いた規律に現実の斥力を与えた感じ」らしい。
さらに曰く「国民性や地域性などの『部外者』を遠ざける効力によるもの」。
東洋における道祖神を連想させるが、おそらくは会員に組織の秘密を守らせるよう強制するギルドの参入が出発点であると分析している。
最結界の発動を支えているコアは
処刑塔に秘蔵されていたが、
上条が処刑塔に移送された後
オティヌスの助力で解放された際、処刑塔脱出のため手当たり次第に右腕を振るったことで破壊された。
アレイスターはこれを期待してわざと上条を捕縛させていたようだ。
最終更新:2018年07月27日 23:35