【種別】
人名(通称)

【元ネタ】
16世紀に作成された、カトリック教会が反カトリック的と判断した書物の一覧表。
通称『禁書目録』。( Wikipedia- 禁書目録
1559年に『INDEX LIBRORVM PROHIBITORVM』という本として正式に出版された。
最新版は1948年刷で、10万3000冊とはいかないが4000冊もの思想本を収録している。
有名どころでは、「レ・ミゼラブル」やケプラーの「新天文学」など。
1966年、ローマ教皇は正式に禁書の選定を廃止した。

【初出】
一巻で上条の部屋のベランダに引っかかっている所が初登場。

【CV】
井口裕香


【解説】

タイトルにもその名が含まれる、本作のメインヒロインにしてキーパーソンの一人。
必要悪の教会』所属の魔術師にして、禁書目録を司るシスター。
魔法名は『dedicatus545(献身的な子羊は強者の知識を守る)』。
魔道図書館としての正式名称は「Index-Librorum-Prohibitorum」。
人名とは思えない名前だが、パスポートにはしっかりこの名前が使われている。

【人物】

腰まで届くほどの長い銀髪と緑色の瞳を持つ、見た目14か15の少女。
あくまで見た目であり、実年齢は不明。

白い肌に小柄で華奢な体格で、上条曰く僅かに甘い匂いがするらしい。
胸は青髪ピアスに男と間違われるほどに無いが、間近で見た上条曰く、「ちょっとはある」とのこと。

普段は金刺繍の真白い修道服『歩く教会』を着込んでいるため、現代日本ではかなり目立つ格好をしている。
しかも『幻想殺し』により『歩く教会』を完全に破壊された影響から、
その布地を安全ピンで無理やり留めて修繕した物をそのまま着込んでおり、余計に変な格好になっている。
因みに、登場時は正装だったこともあり下着を着けていなかった。以降はその反省か穿いている模様。

外見に似合わず非常に食欲旺盛かつ大食いで、よく「はらぺこシスター」と形容される。
好き嫌いは特になく、数人前の量でも一気に食べ尽くす。
質より量のタイプで味にも特に頓着はなく、
お湯を入れたカップラーメンを3分待たずにバリボリ噛み砕いてもご機嫌な程。

この食欲については、後述の完全記憶能力による膨大な記憶量の影響で脳が大量のエネルギーを必要としているからという見方もある。

魔術サイドの総本山たるロンドンで生まれ育ち、
聖ジョージ大聖堂で過ごしていた。
外部の文明から隔離されていた影響からか、極度の科学オンチで、科学的な用語についても無知。
具体的には食堂の食券が買えない位。
しかしながら、学園都市で暮らすうちに、自販機のジュースが買えるくらいにはレベルアップしたようだ。
ただしスパナやドライバーのようなマニュアルな道具に対しては、(完全記憶能力の存在も手伝って)1度説明を受けるだけで完璧に使いこなす。

魔道図書館を担うだけあって、言語方面は非常に優秀。英語は無論、日本語も普段からペラペラ、イタリア語なども簡単に話せる。
曰く「難しいのは体系化されていない語圏」らしく、一部の島国や密林の文化圏で残る歌のような記述のものが一番手強いらしい。
また、同じ言語でも地方などの訛りで苦戦する事もあった。
イタリア旅行に出掛けた時には日本語しか話せない上条に頼りにされていたが、
バスの運行表が読めないというオチによって結局手詰まりとなった。

ネットの懸賞金サイトのパズルを解きまくり数万を稼いだりと地味に上条家の家計に貢献したりもしている。
因みに手に入れたお金はスチームオーブンを上条にプレゼントする為に使った模様。
この際死者の書を狙ったバステトの巫女の襲撃を受けるが、自身のみで撃退している。

原作1巻では学園都市のIDを持っていなかったが、原作4巻の時点ではゲストIDが発行されていた。

【性格・人間関係】

天真爛漫かつ若干わがままで、子供っぽい言動が目立つ。
姫神秋沙曰く「誰かに助けてもらうべき特別な才能も知識も兼ね備え、側にいるだけで他人を幸せに出来る心の持ち主」。

人に愛され易く、すぐに他者と打ち解けることが出来る性分であり、
初対面の上条のクラスメイト達を始め、例え相手が一方通行であっても物怖じしない。

また、親しい相手に対する噛み付き癖があり、感情が昂ぶった時に繰り出される噛み付き攻撃は、上条の頭皮に大きなダメージを与えている。
なお、上条以外には噛み付き攻撃を繰り出す姿は確認されていない。
最近噛み付き行為の問題点に気付いたが、それを乗り越え以前を凌ぐ威力の噛み付きを家主に繰り出している。
また、スカイバス365のハイジャック事件に巻き込まれた影響で晩御飯・機内食・ランチと尽く食べ損ねた際には、
空腹感によって「噛みつき」から「咀嚼」にレベルアップしている。

明るく脳天気な部分が日常では目立つが、
根幹の部分では誰かが傷付くのを非常に嫌っており、有事の際には自身で救うことが出来るならば躊躇わずに行動する。
普段はシスターらしからぬ振る舞いが多いが、
絶望的な状況でも「祈りは届く」として決して諦めないなど、篤い信仰心や深い慈愛の精神も併せ持つ。

上条は彼女を世話をやいて溺愛しており、彼女が絞殺されかかったときにはいつにもなく激怒し、
危害を加えた相手に容赦なく拳を振るい、上条の言動は非常に暴力的になってしまっていた。
また、オティヌス位相を改変して作り上げた幾千億もの世界を体感し、それでも挫けなかった上条がとどめを刺されたのは、
『幸せな世界』でステイル神裂と楽しく暮らす幸せそうな彼女の笑顔だった。

無論彼女の方も彼に対し好意を寄せており、日常では彼に対し父や兄に甘える娘や妹のような態度をとっている。
そして非常に嫉妬深く、彼がラッキースケベをかましてはそれを目撃したインデックスが彼に噛みつくのがお約束となっている。
上条自身、彼女が自分にとってのアキレス腱になっていることは理解しており、外伝で黒幕に手出しされた時は本気の殺意に満ち溢れ、あの一方通行の手さえも借りるほど激昂していた。
(オマケにそれが「黒幕を倒すために火力を貸せ」ではなく「自分の歯止めが利かなくなって殺しそうになったら止めてくれ」という頼みだったことからも、
上条にとってどれほど大切な存在なのかが窺い知れる)

このため上条は事件から彼女を遠ざけているが、その事について彼女自身は「蚊帳の外に置いておかれている」と不満を漏らしている。

作者曰く、「出番が少なくとも話の流れに深く関与する不思議なキャラクター」であり、
彼女が殆ど登場しないエピソードであっても、
「彼女が事件から遠ざかっている度合いによって、上条の平穏がどれだけ危険にさらされているかが分かる」
という平和の象徴として描かれている。

【能力・スキル】

眼に映る全ての物を完全に記憶してしまう『完全記憶能力』という特異体質を持ち、
その名が示すように、世界中のありとあらゆる魔道書・邪本悪書10万3001冊(新約19巻時点)をその頭に記憶している。

事情により生命力を練って魔力を作ることができない為、それだけでは何の脅威にもならないが、
彼女が誰かの手に渡るとなると話は別。
言わば、彼女は世界中にある10万3001冊もの原典を記憶の中で完全に複製した生きる魔術大百科であり、
彼女の蔵書全てを手に入れることができれば、魔術師は『魔神』に至ることすらできるという。
そのため常に魔術師から追われる立場にあり、今までも数々の危機を乗り越えて来たと推測される。
ステイル神裂の二人から逃げ続けられるほどの腕は、
聖人である神裂をして天才と言わしめた。

なおバードウェイ曰く彼女が魔道書の毒に苦しまない理由は、「一歩間違えば人間としての基本性能すら失うレベルの精神調整を何十回も繰り返し、大量の宗教防壁を格納しているため」である。

本人の魔力が皆無であるためか、魔力や魔術に対し非常に鋭敏な感覚を持ち、
その知識と併せて高い魔術発見能力を有する。
記憶した魔道書も「知識」として所持しているため、
黄金練成天罰術式などの未知の魔術に遭遇しても、
既存の知識から正体・解法を導き出すという、まさに『魔道図書館』と言える解析能力を持つ。
前述のステイル・神裂両名の目を掻い潜って来られたのも、この鋭い感度の影響が少なからずあるだろう。

戦闘においては自身が魔力を持たない関係上、
強制詠唱魔滅の声といった、魔力を必要としない「声」や「歌」を利用する魔術を使用して戦う。
これらの応用で、打ち止めのウイルスを『歌』を用いて止めることに成功している。
そのほか、ダウジングのように自身の魔力を必要としない術は使える。

また秒間三〇コマの映像を一枚一枚記憶し瞬時に精査出来る程の観察力を有していたり、
超高速詠唱の応用で唇の動きだけで二〇分の一秒の間に意思を伝達したりと、
上記の知識・解析力を活かし応用した技術にも長けている。

かつては『王室派』や『清教派』の指示により、万が一の裏切りや強奪を防ぐために
首輪』・『自動書記』という2つの術式が施されていた。

このうち「首輪」は上条の手で破壊されたが、「自動書記」の方は破損が酷いものの存続している。

「自動書記」モードのインデックスは普段使えない魔術を使用可能となり、
魔道書の知識を使い相手に応じた最適の術式で敵対者を粉砕する。

この状態のインデックスは「魔神」に近い存在であり、
彼女と対峙することは一つの戦争を迎えることと同義とまで言われる。
また、シルビアによると「普通の魔力だけで魔神の力を行使する者は正真正銘の怪物」らしく、インデックスはこれに当てはまると思われる。

【作中での行動】

一巻。7月20日、彼女を追うステイルと神裂から逃走中に学園都市に迷い込み、ビルから落ちて上条の部屋のベランダに引っかかっていたところ、彼と出会ったことから物語が始まる。

「首輪」を上条が破壊したことで、イギリス清教は彼を禁書目録の管理人とし、インデックスは上条家の居候となる。
上条がインデックスを救う際に記憶喪失になったことは、彼女を悲しませたくない上条の配慮により彼女には知らされていない。
なお、7月28日以降もしばらくはステイルや神裂がその動向を監視していた。

2巻。事件に巻き込みたくない上条らの手により寮に留守番。
寮に貼られたルーンカードの魔力の痕跡を追い三沢塾に進入するが、かつてのパートナーであるアウレオルスに捕らわれる。
アウレオルスを撃破した事により救出される。

5巻。魔道書「抱朴子」を狙った闇咲逢魔に誘拐されるも、上条によって救出される。

6巻。上条の高校にやってきた際に風斬氷華と出会い、学園都市に来てから初めての友達となる。
学園都市に侵入した同僚のシェリーが起こした騒動に巻き込まれるも、「強制詠唱」を駆使しゴーレム相手に奮戦する。

7巻。イギリス清教の要請で、ステイルに都市外へ連れ出される。
アニェーゼ部隊に誘拐されたオルソラを救出するため、上条らと共闘。
魔滅の声を使い戦闘シスターに応戦し、オルソラの「法の書」解読法がダミーであることを伝える。

11巻。福引きに当選し、上条と共にイタリア・キオッジアへ旅行に行く。
現地ガイドがやってこないため、先にホテルを目指す際にオルソラと出会う。
オルソラの引越し手伝い後「アドリア海の女王」事件に巻き込まれ、上条らと共に女王艦隊に乗り込む。

12巻。上条を捜して街を彷徨っていた時に、一方通行と偶然遭遇する。
その後、アレイスターにより人工天使「ヒューズ=カザキリ」と化した風斬とその発動に利用された打ち止めを救うために奮戦し、歌による詠唱で打ち止めに打ち込まれたウイルスを停止させることに成功する。

17巻。英国王室に請われて英国に向かったが、その先でクーデターが勃発。
英国を巡る戦いが決した直後にバッキンガム宮殿に来襲した右方のフィアンマが、
『自動書記』の遠隔制御霊装を強奪・使用したことで、意識不明に陥る。
『自動書記』を構成する重要な因子『首輪』を壊された状態で、
遠隔制御霊装を使用する状況などを実験していなかったために起きた不具合……という事らしく、
彼女の身柄は治療のためにエリザード達が預かることになる。

上条やステイル達の奮戦によって意識を取り戻し、
上条から彼が記憶喪失であったことを告白されるが、「戻ってきてくれればいい」と上条を赦した。
しかし、上条は大天使ミーシャを迎撃するためにベツレヘムの星に残り、消息不明になってしまった。

新約1巻。終戦後は学園都市へ戻ったようだが、
上条不在のショックからか、疲労感と焦燥感で雰囲気が大きく変貌した彼女の姿を一方通行が目撃している。

新約2巻。学生寮で彼の帰りを待っているだけではなく彼を見つけるべく行動する事を決意、イギリス清教にコンタクトをとり行動...しようとした直後複数の女性を引き連れた上条が突然帰宅。
あまりに唐突すぎる展開に最初は混乱していたが、事態が少しずつ落ち着いた後、当然の如く後頭部に噛みついた。
そしてラジオゾンデ要塞での一件が終わり、また新たな事件に関わろうとする上条を案じていたが、
彼が立ち止まる事はないという事を理解し、引き止めようとはしなかった。

新約8巻。グレムリンとの決戦に連れてかれる上条と空港で「日常の象徴」ぶりを発揮していたが、決戦の舞台「東京23区」に行く上条に「魔術師と集団で戦闘する時に専門家に頼まないのはどういうつもりだ」と憤慨し彼と共に超音速旅客機に乗り込むが、フレイヤの術式のドラゴンに旅客機を破壊され、搭乗していた仲間は無事だったが上条と彼女は分断されてしまう。
美琴と共に船の墓場を目指す内に地下鉄の車両の上でフレイヤと戦闘をしている上条を発見。
彼の窮地を救い、美琴と共に「嫌でも共に戦う」と宣言。

そして、
「頼む。お前達の力を俺に貸してくれ」
とヒロイン二人が望んでいた言葉が遂に主人公の口から放たれ、
「「任せて」」
科学サイドのヒロインと共に魔術サイドのヒロインは告げ、望んだ場所へ共に立つ。
そしてフレイヤを救い彼女は船の墓場へ到着する。

--だが、世界は魔神の手によって滅びた。

新約9巻。彼女はオティヌスが作り出した「幸せな世界」に登場。
他の人物と同じくこの上なく幸せになっており、禁書目録としての役割から解放され、神裂とステイルと共に初めて見る少年の目の前でサッカーをしていた。
「インデックスが上条のことを覚えていない」という事実は、
幾千億もの地獄の世界をも耐え抜いて来た上条の心を折り、自殺を決意させるほどのショックを与えた。

新約10巻。「元の世界」が復元され、当然彼女は「幸せな世界」を覚えていない。
故にオティヌスの味方となった上条の寝返りに驚愕したが、
「魔神に届きうる資格」を持つ彼女はその理由に薄々見当がついていた。
そしてレイヴィニアと共に少年と対峙し、レイヴィニアの模倣神技を「歌」でサポートした。
「槍」の発動を止めようとした上条がインデックスのを触った事で彼女は絶叫し、
槍を維持していた歌が途切れたことで槍は爆散した。

新約12巻。騒動終結後はオティヌスと良好な関係を築いており、
サンジェルマンとの一件でも「魔神になるまでのエキスパート」と「魔神になった後のエキスパート」として活躍した。

新約18巻。土御門と府蘭から学園都市脱出に協力を求められる。
その際「アレイスター=クロウリー」の名前を聞いたことで危機感を覚える。
舞夏への攻撃を解除するため、「窓のないビル」へと向かう。
業の術式の解呪などに貢献した。

新約19巻。コロンゾンに操られ『自動書記』を発動させられる。
しかしミナ=メイザース黒猫祭祀秘録を読み込ませられた事で、「首輪」を制御する悪性プログラムを破壊され、平常状態に戻った。

イギリスでの決戦にも同行。同じ「コロンゾンに操られていた者」として烏丸府蘭と行動を共にする。

【口調】

「~かも」「~(なん)だよ」という語尾を多用する。
日本人の名前は平仮名表記(外国人はカタカナ表記)だが、旧約一巻では現在ほど親密では無かったこともあり、上条を「君」とも呼んでいる。
また、美琴のことは例外的に「短髪」と呼ぶ。
例)「ど、どうしよう。未曾有の大ピンチかも」
   「とうま、なんか口調が違うし誰に向かって説明してるかわからないんだよ」
   「短髪!ねえ短髪ってば‼」

【備考】

とある魔術の禁書目録ノ全テで原作者の鎌池和馬が禁書キャラの中で恋人にしたい相手に選んだ。