【種別】
サイボーグ・計画名

【初出】
とある魔術の禁書目録10周年ー食蜂操祈フィギュア編ー

【解説】
強大な能力者と同じ骨格、筋肉、内臓、血管、神経など
純粋な工学技術だけで能力者そっくりの標本を作ることを目的とする計画。
「工科標本プロジェクト」とも表記される。

元々はサイボーグ技術から派生したプロジェクトで、
分類上は医療機器の集合体だが、
内臓を機械で完全に模しているため、空腹を感じるし睡眠も必要とする。
モノ自体は完成してしまえばサイズの拡縮は自由。

保存と輸送の手間を省くため人形サイズで作られたのが、
食蜂操祈をモデルにした工科標本「ミサキ」である。
なお能力者の身体的特徴を完全再現しているが、
脳は再現できていないので能力までは模倣していない。

工科標本は同時に進行していた複数のプロジェクトのうちの1つに過ぎず、
それら全てのプロジェクトの総合的な最終目的は、「超能力者(レベル5)の喪失防止策および永久保存法」を確立すること。
超能力者は強大な戦力であるが生産性・再現性が極めて低く、
一度失えば取り戻すことが困難であるため、
失う前に一通り保存しておくことが工科標本に与えられた役割だったようだ。
能力を再現出来ていない工科標本だけなら大した意味は無いが、
他のプロジェクトと合流した場合どうなるかは未知数である。

ミサキの製造者である「博士」曰く、これまで47の工科標本が作製されたようだが、
ミサキを除く他の工科標本は現在どうなっているかは明かされなかった。

食蜂の暗躍により博士が消息不明となったため、計画は頓挫した。

最終更新:2020年08月19日 19:34