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【種別】
超能力

【元ネタ】
Synthesize Grid=「格子の合成」

【初出】
心理掌握 13話
詳細は17話

【概要】

国蝶舞結が持つ遺産(レリック)が有する原石の能力。
かつて超能力者第一位に認定されていた。

あらゆる結晶の元となる『始点の結晶』を生み出し、操ることができる。

警策看取側の「遺産」が持つ『支配箔化』とは個体識別のために名称が違うだけで同じ能力である。
過去回想により、『支配箔化』は研究者による仮称であり、『万能結晶』がアレイスターが名付けた正式名称であると判明した。

【性質】

始点の結晶の最大の特徴は比類なき『結合力』。
有機無機問わずあらゆる物質を侵食し、その性質を変化させ、操作することができ、空間そのものを掌握するかの如き支配力を発揮する。
この結合力の正体は「金属結合」で、侵食された物質は金属の性質を有する。

侵食対象は能力も例外ではなく、能力を侵食して生じた金属は当然自然界に存在しない金属となる。
そのため能力を侵食した万能結晶を育てれば、新たな物質を育てることとなり、架空金属のオリハルコンやヒヒイロカネも理論上生成可能。

万能結晶は存在するだけで空気中の分子に結合し熱量を奪い、能力範囲内にいる者は寒さと侵食の脅威による悪寒を覚える。

万能結晶は微細な金属粒子を核にして形成・成長するため、核となる何らかの金属粒子を散布する必要がある。(国蝶はオジギソウを核として使用していた。)
しかし空気中に金属粒子が存在しない場合でも、血液中の鉄を核にして生成できる。
ただしこれは自分自身を削る緊急対応であり、多用することはできない。

結合による侵食を除いても、核さえあれば無限に結晶を生成することが可能。

本気で能力を使用する際は、自身(または結合した人間)の背後に翼のようなものを形成・接続している。
作中では赤いオーロラ、蝶、花びら、天使(光環付き)などの形状を見せている。
この翼は見せかけではなく、実際に飛行することが可能。

【利用例】

万能結晶自体の性質とその操作により、その名の通り「万能」と言っても過言ではない極めて高い戦闘力・応用力を持つ。

対象を侵食して金属に変えたり、金属結晶の中に閉じ込めるのは勿論のこと、万能結晶自体を自在な形に形成・形状変化させることが可能。

作中では立方体、球体、板といった図形から、弾丸の形状にして飛ばしたり、蜂やムカデなどの昆虫状の形状にしてけしかけたり、槍状にして突き刺したりと多彩な形状を見せており、かなり精緻な形状にも形成できる模様。
勿論これらに少しでも接触するとそこから侵食され、金属となる。

万能結晶の侵食速度は音速の数倍に達し、結晶に接触した物質を侵食することで消滅させ、空気分子に結合して爆風をも消滅させられる。
これを利用して自身の周囲を高密度の万能結晶で覆うことで、自身に迫る攻撃を自動的に侵食・消滅させる自動防御として働く。

他にも人間を失神させたり、静電気を発生させたり、熱量を奪う特性により物体を凍結させたり、窓のないビルと通信したりすることが可能。

生命維持装置やディスプレイなどの精密機器を修復することもでき、修復箇所は虹色の構造色を帯びる。

加巳野昴との戦闘において、ミクロの世界の住人という類似した能力特性と、加巳野の空間干渉の技術を習得したことで、
11次元空間に干渉することもできるようになった。

【弱点】

欠点として、この能力は能力者自身も侵食する。
先代の第一位の場合、初期症状は視力低下として現れ、末期には髪が白くなり、全身に金属光沢の霜が付着し、最終的に全身が金属の立方体、「遺産(レリック)」に変化してしまった。

ただし先代の一位は侵食に対しある程度の抵抗力を有しており、結合を妨げる遺伝子が存在する可能性がある模様。

この遺伝子を研究して侵食の影響を受けない肉体、「真体」を作成し、遺産に囚われた魂を移すことが⬜︎⬜︎の目的である。

遺産(レリック)

遺産こと金属の立方体の正体は、侵食の結果先代の第一位の肉体が『万能結晶』と化したものであり、その中に先代の魂が囚われている。
つまり『未元物質』の「能力が本体から分離して自律稼働している」状態に近い。

警策の持つ遺産は骨伝導の要領で、立方体を振動させて意思疎通を図っている。後に口囃子が振動を音声に変換する装置を作ることで遺産と直接話せるようになった。

立方体に触れた人体に結合して肉体を乗っ取り、肉体の操作や万能結晶の使用をすることもできる。
ただし精神までは乗っ取れず、操作中宿主とは脳内で会話をしている。

結合して万能結晶を使用した能力者は、強大極まる能力の感覚を体験した結果、一時的に脳に高い負荷(鼻血として現れる)が掛かるが、その後徐々にこの感覚を記憶し、自身が保有する能力も引きずられるようにして向上する。
国蝶のバリア能力が強化されたのはこのためである。

無論「真体」でもない限り適応の限界はあり、使い続けると脳の負荷の結果能力の制御が困難となり、五感も衰弱する。
適応限界を超えると万能結晶が制御を失って暴走し、接触したすべての物質を粒子に分解する。

最終更新:2026年05月28日 10:50