【初出】
SS2巻
【解説】
学園都市のような人工的な手段に依らず、
超能力を発現させた天然の異能者。
偶発的に周囲の環境が『開発』と同じ効果をもたらした場合に発生するとされる。
学園都市の開発によって作られる異能者を人工ダイヤモンドとするならば、
こちらは天然のダイヤモンドにあたる存在であり、人工的なスタンガンと天然の雷、とも比喩される。
遥か昔に原石の力を羨望した者達が、彼らに追いつこうとして生み出された「技術」こそが、
魔術である。
つまるところ、とあるシリーズの世界で最も古く、根源的な「異能の力」であるといえる。
原石である者の能力は、学園都市のカリキュラムで発現するものと比べて、
方向性からして大きく異なっていることが多いらしい。
特性を挙げるならば、「力が強いとは限らないが、とにかく稀少」とのこと。
極めて希少な存在で、総数は現在判明している限りで世界に50人ほどしかいない。
黒子には「測定誤差の範疇内」とも言われており、一般には噂の域を出ていない。
実在を知るのは
学園都市の暗部に関わる者ぐらいだろうか。
しかし一介の美容師である
坂島でも知っているので、ある程度は広まった噂のようである。
学園都市が
能力開発関係の技術を独占しているため、
原石の才能をサンプルに異能者の開発を進めようとする者は後を絶たない。
作中では実際に過去の
スターゲート計画、
ジョージ=キングダムによる『採掘』などが立案、実行に移されている。
世界に散らばる原石達の『リスト』も学園都市や
ジョージ=キングダムの下で作成されており、
どこから入手したかは不明だが
オッレルスや
郭もこの『リスト』と思われる物を所持していた。
後に様々な思惑を経て、原石達は雲川や世界中の
妹達の手により学園都市に保護された。
ただし消息不明な手錠アタッシュケースの少女と
オッレルスに助け出された中にいた数人の原石については不明。
暮亞がいることから、少なくとも全ての原石が学園都市に保護された訳ではないようだ。
最終更新:2024年06月13日 21:32