【種別】
ウィルス

【初出】
創約2巻

【解説】
サンジェルマンが自己増殖の際に使う丸薬に、アンナ=シュプレンゲルが手を加えた『黒い丸薬』。

天然のサンジェルマンの丸薬は代を重ねて侵食効能が弱まっており、このアンナが調合した本来に近い丸薬は殺人バクテリアの如き効能を発揮する。

体内に摂取すると、『魔術の副作用』と同じような鼻血や吐血から始まり、時間が経つにつれ肌の至るところが不気味に裂け血が滲み、同時に自我も失われていく。
その際には激痛も伴い、視覚・聴覚・記憶・意識が不安定になったりもする。

この症状は学園都市の医療技術でも魔術でも治せず、カエル医者曰く「長くても2日で死ぬ」とのこと。

本来の姿に近い故か、その中には自分を丸薬にした原初の「魔術師サンジェルマン」が宿っている。

作中ではアンナのキスで上条の体内へ侵入。
幻想殺し』に打ち消されながらもその処理より早く増殖し、上条を死の寸前まで追い詰めた。

最終更新:2025年06月19日 21:50