【初出】
創約六巻
【解説】
旧き善きマリアが使用する術式。
対象の死体の傷を全て塞ぎ、心停止ゼロ秒状態にまで戻す蘇生魔術。
作中では主に『復活』と表記される。
ただし、傷を塞ぐだけで血は生み出さないため、死亡時に対象が大量に出血していた場合は輸血などの処置を行わないと再度死亡する。
例えるなら心停止した人間を心臓マッサージで息を吹き返させるような魔術であり、この術式で蘇生しても体力が完全に回復するわけではない。
また、蘇生は無制限に行えるわけではなく、同じ対象に何度も繰り返すとアナフィラキシーショックのように拒絶反応が出て効きにくくなる。
応用で、骨のみ外すといった不完全な復活を行うこともできる。
例外として自身の大元である
アリスが齎した死に対しては、この術式を用いて蘇生することはできない。これはアリス当人が直接行ったものだけでなく、
矮小液体といった彼女の力を込めた
霊装にも適用される。
最終更新:2025年09月07日 21:56