【種別】
人名

【元ネタ】
4世紀頃にいたとされるユダヤ人の女性錬金術師
Wikipedia(en) - Mary_the_Jewess

【初出】
創約五巻

【概要】

橋架結社』に所属する超絶者の1人。

聖母マリアの名を借りて素性を隠した4世紀頃の錬金術師「ユダヤ人マリア」の名を名乗る魔術師

見た目の印象を一言でいうと若奥様。
足首まで広がる長い金髪に、大きな帽子の鍔で目元を隠した長身の女性。

ゆったりとしたロングのワンピースを着用し、腰に巻いた太いベルトには、十徳ナイフ、紅茶のケトル、携帯鍋、小さなガスバーナー、ホットサンドメーカー、変なアザラシのマスコットがついた刃物といった、様々なキャンプ系キッチングッズがぶら下がっている。

マイペースな性格で、表情は常に無感情で本心を表に出さない。
黙れと言われれば口を閉じ、制圧してと頼まれれば敵を気絶させるなど、人の言うことを素直に聞く。

しかし従順なだけではなく、自身の意にそぐわない場面に遭遇したときは、傲慢な殺人鬼に豹変する。

彼女の救済条件は『奇跡は特権階級だけのものではない』。
そのため恵まれない平民に生み出した奇跡を無償で配布している。

計画から外れつつあるアリスを正常化するために上条当麻の殺害を企てる「殺害派」のアラディアとは逆に、彼を救出する「救出派」として渋谷の街に現れた。

能力

超絶者であり、条件次第では魔術サイド全体に勝利しうる強力極まる術式を持つ。

非常に熟達した錬金術の使い手で、彼女の使う錬金術は本物の聖母マリアにも劣らない出力の奇跡を起こす。

彼女の錬金術の手法はお料理錬金術と例えられ、
料理人(自身)の体から半径数m以内を厨房(儀式場)と見立て、調理器具(霊装)の中に小さな宇宙を創り、あらゆる料理(奇跡)を実現する。

ベルトにぶら下げた様々な調理器具は全て霊装で、これらは本来の料理の用途で使用せずとも、マリア自身は棒立ちあるいは時折指先でそれらを弄んでいるだけで、詠唱も要らずに錬金術が発動する。

起こせる現象の幅は非常に広く、攻撃、防御、移動、補助、回復、なんでもこなすことができ、その万能性は十徳ナイフに例えられる。
さらに「蘇生」という魔術でも極めて希少な現象を起こせ、強力極まる人域離脱も有するなど、総合的な実力はヴィダートリと並びレギュラー超絶者の中でも最強格に位置している。

欠点として錬金術の発動を霊装に依存しているため、霊装を奪われたり破壊されたりすると、起こせる奇跡のレパートリーが減少する。
そのため近接戦はやや不得手。

項目のある記事は以下

【口調】

一人称は「ママ様」。
「ママ様は過不足無く復活させてみせます」

最終更新:2025年09月07日 22:04