【名前】常世見榠査(トコヨミ メイサ)
【性別】女
【所属】科学
【能力】嗅覚掌握(スメルオーバー) レベル3
【能力説明】
精神系の能力で、自身を含む対象の嗅神経に干渉する事が出来る。効果の射程は自身から30m圏内、一二人まで対象に出来、干渉度合を個別に設定可能。
疑似的な嗅覚障害(嗅覚が弱くなる『嗅覚減衰症』、本来のにおいとは違ったにおいを感じる『嗅覚錯誤』、嗅覚が完全に消滅してしまう『無嗅覚症』、軽微な悪臭にも耐えられない『嗅覚過敏』)を引き起こせる。
ただし人間の嗅覚における感受性の限界を超える事は出来ないため、対象に犬並みの嗅覚を付与させるといった事は出来ない。
【概要】
白帝学園高校三年。
明知中等教育学院の出身で、高等部からの編入組の一人。同中学に在学中の
常世見鳳梨は彼女の妹に当たる。
嘗て
九九支部に所属していた元風紀委員だが、現在は一身上の都合でその役を辞し、学園内の特定の集団には属していない。
風紀委員時代は情報処理・解析作業に非凡な才能を発揮し、周辺支部では『ウィザード』クラスのオペレーターとして通っていた。
妹とは対照的に交友関係はそこまで広くなく、数少ない友人との繋がりを大切にするタイプ。
中でも『相棒(バディ)』であった同期の少女は親友とも言える関係で公私に渡る付き合いだったが、風紀委員を辞して以降はその関係も解消し、図書室の片隅で一人読書している事が多い。
彼女には理由を告げず一方的に突き放す形で別れる事になった為、今でも忸怩たる思いを抱えているが、学園では決してそれを表に出さない。
裏の顔は暗部組織『
ロジック』に上層部からのオーダーを伝える『電話の相手』。連絡時には老若男女を判別出来ないように音声を特殊加工している。
メンバーの一人
章部眞之介が停学する事になった事件に『当事者』の一人として巻き込まれ、期せずして闇に呑み込まれた過去を持つ。
暗部に落ちてからは戦闘よりも情報関連の適正を認められ、新興組織の伝達係の任を命じられる。家族と親友を人質に取られた状態で、反抗の余地はなかった。
その後皮肉にも事件で自分と妹を救ってくれた章部をそうとは知らずに見出し、暗部組織『ロジック』が動き出す事になる。この時、表の世界とは決別したと言っているが……。
『電話の声』としては正体を気取られぬよう様々なキャラクターを使い分ける。特に章部の推理力は誰よりも認めていると同時に、強く警戒している。
他の暗部組織を管理する『同業者』と比べて自身の組織に深く肩入れしている事を自覚しており、窮地においては越権行為ギリギリまでバックアップする事を辞さない。
『ロジック』の隠れ家である西部山分室には正体を隠し『協力者』として度々訪れており、司書不在のレファレンスルームを陣取って上層部への報告書作成といった事務処理を担当している。
自身も推理小説を好み鋭い観察眼を持つ為、事務員扱いながら何気ない呟きを装った彼女の一言が捜査進展の糸口になる事もある。
【特徴】
170センチ台のモデル体型で胸は控えめ。妹の鳳梨との身長差は二人が並ぶと姉妹というよりは母娘に見えるほど。
色白で顔立ちは卵型、金髪をソフトボブにしている。仕事や読書中にバレル型フレームの赤メガネを掛けている事があるが、本人曰く伊達メガネ。
私服は第五学区のセレクトショップで統一しているので全体的に大人びたシックな印象、色は寒色系を好む。
【台詞】
一人称は「私」。呼び掛けは目上の場合は「さん」付け、目下の場合は「君」「ちゃん」付け。
『おはよう、「探偵団」の諸君。そろそろ刺激が欲しい頃かと思ってね。飛び切りロジカルでデンジャラスな「ヤマ」を取って来たから、まずは朝刊に偽装した資料に目を通して欲しい』
「章部君。ココ、ちょっと気にならない? ふふ、流石にもう気付いてるか。……いえいえ、私はしがない『協力者』、ただの事務員よ」
「鳳梨。私にはもう連絡しないでって、何度言えば分かってくれるの? ……私の事は心配しなくて良いから、貴方なら一人でやっていけるでしょう? お願い、困らせないで」
「私はこの世界で生きていく。駒を動かす側として、知っている人も知らない人も、これから先いくらでも使い潰していくのでしょう。譬え私自身が、更に巨大な盤の上の駒だと知っていても」
【SS使用条件】
ご自由に
最終更新:2014年01月03日 10:57