三日目
闇城「あー。だるい」スタスタ
闇城「今日の補習はいつも以上にハードな気がしたぞ」
闇城「桃園先生のやつ。今度は鉄装先生にも断られたっぽいからな・・・機嫌が悪いのもうなずけるが」
闇城「つーか。もう本当にめぐみ先生とヨリをもどしゃあいいのに。もうキョニュウガ―なんて言ってられるほど歳に余裕もねえだろうしな」※まだ24歳です
闇城「先生の意思は俺が継いでやるよ」グッ
闇城「さて、今日の午後も相変わらず暇なわけだがどうするか」
1 恵みの大地に行く
3 天気がいいし布団でも干すか
4 その他
(以前登場したキャラともっと関係性を深めたい。フラグを建てたい・回収したいという時などもこちら。例:千住に殴られに行く)
127 :■■■■
おっと、安価は>>128で
128 :■■■■
ぐぉぉおお・・・どのルートも見てみたいが・・・
それは無理だと思うから作者さんにおまかせで
129 :■■■■
闇城「今日は優雅に、喫茶店でも行ってみるか」
闇城「こんな暑い日にクーラーのきいた店内で、アイスティーをすする」
闇城「はっ、たまんえねな!」ダッ
闇城「というわけで来てみたのはいいものの・・・」
闇城「ほぼ満員じゃねえか。またこの
パターンかよ畜生!」
石墨雫「いらっしゃいませー!ようこそ『恵みの大地《デーメーテール》』へ!」
闇城「あ」
石墨「あれ、アンタ闇城じゃん。補習はどうしたの。サボり?」
闇城「補習は午前中だけだよ。つーかまた同高の奴に出会うとは。変な縁だ」
石墨「しっかし闇城。冴えないアンタがこんなところに来るとはねえ。まったく色気づいちゃって」キャッ
闇城「別にただ避暑地を探してついた先がここだってだけだ。それより入る場所あんのか。見るからに満員そうだが」
130 :■■■■
石墨「そうなのよね。もし入るとなると相席になっちゃうけどいい? あっちのお客さんはOKしてるけど」
闇城(うーん。どうするか)
闇城(知らないヤツと相席なんて下手したら気まずいだけだし)
闇城(でも、これ以上真夏の外を歩きまわるのも嫌だ)
闇城「その人による」
石墨「えっと相席の人は>>131って人よ。で入るのはいらないの?」
闇城「しゃあねえ・・・>>132」
>>131
誰?
>>132
入るor入らない
131 :■■■■
132 :■■■■:2014/07/09(水) 19:20:39
この書き込みの秒数、
例:(999 :■■■■:2014/07/09(水) 23:59:「59」←ここの部分)が
奇数なら入る。偶数なら入らない。
134 :■■■■
ちょっと難しいキャラが出てきましたな
難しそうですが応援してますぞ
135 :■■■■
闇城「入るよ。昏倒の次は熱中症で倒れるなんてことはあってほしくねえしな」
石墨「はーい。じゃあ一名様ごあんなーい♪」カランカラン
☆ 店内
闇城「よ、よう」ソサクサ
鉄砲町大筒「・・・」
闇城「なんか悪いな。一人でくつろいでるところ邪魔しちまって」ハハッ
鉄砲町「・・・」
闇城(なんだこいつぅうう! 感じ悪っ! 怒ってるにしてもせめて反応くらいしろよ!)
闇城(チェンジ! もっと表情豊かでパツキンで、おしゃべり大好き巨乳なちょっぴりエッチなお姉さんにチェンジでぇえええ!!)
136 :■■■■
鉄砲町「・・・」スッ
闇城「ん? 手紙か」
闇城「『別に気にしていない』・・・か。そうか・・・それならいいんだ」
闇城「って、この距離にいるんだから口で話せよ!」
鉄砲町「・・・」カキカキ、スッ
闇城「『喋るのは恥ずかしい』・・・か。確かに恥ずかしいなら仕方ないか」
闇城「なんていうかボケッ!」
鉄砲町「・・・」ムッ
闇城「お前なー。万年補習の俺が言えた義理じゃないが、さすがに喋れないと大変だぜ」
鉄砲町「・・・」スッ
闇城「えーなになに。『そんなことはわかってる。でももう慣れたから大丈夫』か」
137 :■■■■
闇城(俺は慣れたくねえな・・・)
闇城「まあ、その、なんだ。俺が説教するのも変な話だ。お前がそれでいいなら別に変える必要はないか」
鉄砲町「・・・」
闇城「それに文通というのもシュールでなんか笑えるしな」
鉄砲町『メアド、教えて』スッ
闇城「うおっ・・・今度はフリップボードにでかでかと・・・」
闇城「というかなんでメアド?」キョトン
鉄砲町『いちいち字を書くのめんどくさい』スッ
闇城「なるほど。実に合理的な判断だ」
138 :■■■■
闇城(メアドかぁ・・・いきなり初対面の人間に教えるというのも変な話だよな)
闇城(けど減るもんでもないし、いいか)
闇城「ほれこれが俺のメアド。出会い系サイトとかに悪用すんなよ」
鉄砲町「・・・」クスッ カチカチカチ、ターン!
闇城「うおっ・・・もうメールが」ピコリーン、ユーガッタメール
件名 悪用
本文
しちゃうかも∑(*´∀`*)
闇城「おいお前怒るからな! 悪用したら全身くすぐりの刑で無理やり喋らせてやるからな!」ピコリーン、ユーガッタメール
件名 そんなことしたら
本文
セクハラで訴えますよ?(*・ε・*)ムー
闇城「てか返信はええ! てか顔文字かわいいっ!」
闇城「現実とのギャップ激しすぎだろ。あれか、うわさに聞くメール弁慶ってやつか?」ピコリーン、ユーガッタメール
件名 ひどいです
本文
メールで喋るほうが楽じゃないですか。ただそれだけです( ´Д`)σ)Д`)プニョプニョ
闇城「いや意味わからん! というかなんだ? このぷにょぷにょされてるの俺か!? 何? なめられてんの俺!?」ピコリーン、ユーガッタメール
件名 なめてません
本文
プニョプニョしてるんですo(`ω´*)oプンスカプンスカ!!
139 :■■■■
闇城(と、そんな感じでよくわからんメールのやり取りが続いて3時間が経過した。気がつけばメールの受信
ボックスがパンパンだぞ、おい)
闇城(ボケとツッコミのハーフブレンドではあるが、さすがにツッコミ一辺倒は辛い。それを強く実感できるいい機会だった)
闇城(でもまぁ・・・最初の気まずい中過ごすよりは100倍マシだ。鉄砲町の表情も少しだけ和らいでる気がするし)
鉄砲町「・・・!」
闇城「どうした? 急に顔つきを変えて。もしかしてトイレ」ドゴッ
件名 違う
本文
仕事が入った。もう帰らなきゃ
闇城(・・・? なんかよくわからんが殴られた)
闇城「仕事ってなんだ? バイトか」ピコリーン、ユーガッタメール
件名 そんなとこ
本文
じゃあそういうことで
闇城「そうか。また会うことはないだろうけど、達者でな」
鉄砲町「・・・」コク
石墨「それではお会計が1280円になります」
鉄砲町「・・・!」
鉄砲町「・・・」
鉄砲町「・・・」ウーン
鉄砲町「・・・」カチカチカチ
鉄砲町「・・・」ターン!
140 :■■■■
件名 ごめんね☆
本文
お金足りなかった(´・ω:;.:...
悪いけど貸して?(*´艸`*)
闇城「俺はATMじゃねえぞ・・・つーか1000円ちょいも持ってないのかお前は!」
鉄砲町「・・・」シュン
闇城「・・・ったく、ほらよ」スッ
鉄砲町「・・・!」カチカ
闇城「おっとまて」ムンズ
闇城「まさか金を借りた時の言葉をメールで済まそうなんて思っちゃいねえよな」ニッ
闇城「感謝の言葉なら、せめてテメエの口から言ってみな」
闇城「どんなに小さくてもいい、どんなに聞き取りづらくてもいい。感謝の意がそこにあれば俺は満足する」
鉄砲町「・・・」
鉄砲町「・・・・・」
鉄砲町「・・・・・・・・・・」
鉄砲町「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
鉄砲町「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ァ」
141 :■■■■
鉄砲町「・・・・・・・・ァ・・・リ・・・・ガト」
闇城「なんだ。ちゃんと喋れんじゃねえか・せっかくの美声なんだ。喋らなけりゃ勿体無いぞ」ニッ
鉄砲町「・・・・///」プン
闇城「ああ、あと前言撤回だな。もう合うことはないだろうって言ったけど、俺はお前から金を返してもらわなければいけないことになった」
鉄砲町「・・・?」
闇城「金返せる時になったらメールしてこいよ。どうせ俺はずっと暇してるから。そうだな・・・待ち合わせはまたここということで」
鉄砲町「・・・」フフッ
件名 たかが
本文
1000円程度で偉そうにしちゃう男の人って( ´,_ゝ`)プッ
闇城「返せ!金返せ! 無銭飲食で掴まれ! って何笑いながら逃げてやがるこのやろー!」
闇城「・・・ったく。少し見なおした俺が馬鹿だったぜ」
142 :■■■■
闇城「さて、日も落ちてきたし。俺も帰るとするか・・・」
石墨「はーいリア充様一名お帰りになりまーす」
闇城「何がリア充だ。しばくぞコラ」
石墨「見知らぬ女の子と一瞬で打ち解けて、メアドを交換するなんてどう見てもリア充です。本当にありがとうございました」
闇城「・・・エンジェルアムド使っていいか?」ビキビキ
石墨「まあ冗談だとしても、素直にアンタはすごいと思う」
石墨「あの子時たまここに来るんだけどねー。いつも死んだ魚の眼みたいにどんよりとしていてね」
石墨「でも今日帰る時は違った。すっごくイキイキしてたよ―」
闇城「あっそ。俺はいらぬ疑惑を着せられてどんよりだよ」
石墨「まったく。ツレナイねえ。んじゃお会計は1650円になります」
闇城(今日はさっさと寝るに限るな・・・色々とツッコミ疲れた・・・・ん?)
闇城「・・・んん!?」カラッ
闇城「なあ・・・石墨」
石墨「なによ」
闇城「1000円貸してくれ」
三日目 完
最終更新:2016年01月18日 18:12