四日目
闇城「はい、今日も補習を頑張ったと」
闇城「さて、あいも変わらず驚きの白さな午後のスケジュールだがどうしようか」
闇城「そうだなぁ・・・>>145」
何をする?
145 :■■■■
無能力者狩り狩り
146 :■■■■
――夏休みに入った今なお・・・どこかで風鈴は悲しみの音を上げている。
――全てを知っていて見ないふりをしていた・・・向き合う時が来ちまったってことなのかなぁ
闇城「あ~・・・だりい」
闇城「悪人退治なんて俺の柄じゃねえよ」
闇城「つーか。めんどくせえ」
闇城「けど・・・見ないふりをし続けるほうが更にめんどくせえ」
闇城「だったら。やることは決まってんだろ」ハァ
闇城「“無能力者狩り”狩り・・・なんてな。いっちょ今日は正義の味方でも気取ってみるとすっか」
147 :■■■■
☆ 夜 路地裏
モブ「ひぃいい・・・助けてくれ!! 命だけはぁ・・・」
??「・・・」
モブ「お、俺があんたらに何をしたっていうんだ!」
モブ「え・・・レベル0だから・・・? そんな理由だけで?」
モブ「畜生・・・俺だって、好きでレベル0なんかでいるわけじゃ・・・!!」
??「・・・」シャキン
モブ「や、やめろ! こ、殺さないでくれ! た、頼む」
闇城「エンジェルアムドっ!!」ヒュン!
??「・・・ッ」サッ
闇城「チッ・・・かわされた、か」
モブ「あ、アンタは!?」
闇城「通りすがりの一般人だ。さっさと逃げな」
モブ「・・・ああ、ありがとう! 恩に着る!!」ダッ
148 :■■■■
闇城「さて、これで二人きりだ」ニヤ
闇城「つっても、無能力者狩りなんてことを平然と行える奴と二人だけなんてロマンチックの欠片もねえがな」
??「・・・何者」
闇城「だから言ってんだろ。通りすがりの一般人だって」
??「命知らずが一人・・・。その愚行、俺(私)を>>149の>>150と知ってのことか?」
>>149
どこの無能力者狩り?
1霞の盗賊
2暴食部隊
3アベンジャー
4その他(無名の組織)
>>150
誰?(>>149のメンバーの誰か)
149 :■■■■
2
150 :■■■■
151 :■■■■
網走逸実「命知らずが一人ィ・・・。その愚行、私を暴食部隊の網走逸実と知ってのことかなぁ?」
闇城「なにそれ。お前細い割にフードファイターなのか?」
網走「っふふ・・・くはははは!! そんなに寝言が言いたければ寝かしつけてあげるぅ!!」ポイッ
闇城(ペットボトル・・・?)
闇城「・・・これは!!」
そう気づいた瞬間、ペットボトルは一瞬膨れ上がり爆発。熱湯と共にすさまじい気負いでプラスチック片が飛散する。
爆発は闇城のほぼ頭上で起きた。通常ならば、闇城の首からは上はむごたらしいオブジェクトへと変形していただろう。
闇城「あ・・・ぶねえ!」
そう、通常ならば。
彼を守る彼自身の能力、御使装甲(エンジェルアムド)によってその爆撃を防いだのであった。
網走「あれれぇ? テメエ能力者なのぉ? てっきり無能力者《クズ》が無能力者《ゴミ》を助けに来ただけかと思ったのにぃ」
網走「はぁ? わけわかんね。テメエもこっち側の人間だろうが!! 何ゴミなんかに同情してやがるんだ?」
網走「アイツラは家畜だよ。能力者《わたしたち》が踏みつけるためだけに存在するさぁ! 生きてる価値もない、死んだ方がマシ。だから私が善意を持って殺してあげてるんじゃないィィ!!」
152 :■■■■
網走「あんな家畜でも殺される時くらいは役に立つのよ。豚みたいにヒーヒー叫びまくってねェ」
網走「その叫び声がキモくてキモくて楽しいの。ギャハ、アギャハハハハハハハハハハハハ」アハッ
網走「――フゥ。・・・で、そんな私の楽しみを邪魔するっていうんなら能力者であろうと殺すわよ」ギロ
闇城「・・・ふあぁああ」アクビ
闇城「・・・ん、もう終わった?」
網走「テメエ・・・聞いてなかったのか? アァァン!??」ビキビキ
闇城「アンタのくだらない価値観や世界観なんて興味もないし価値もないよ」
闇城「チラシの裏にでも書いとけ」ワラ
闇城「――・・・けどな、その“くだらない価値観”を他者に押し付け、危害を加えるってんのなら、話は別だ」
闇城「俺が完膚なきまでにお前をぶちのめす。だりいけどな」
網走「はぁぁあああ!? 何をペラペラと吠え始めると思ったら、ぶちのめすだぁ!? やってみろよゴミがぁアア!!」
153 :■■■■
網走「ここで跡形もなく消えなァ! ゴミはゴミらしく・・・サァ!!」ヒュン
闇城(チッ・・・今度は3本か! かわせる・・・か?)
>>154の書き込み時間(秒数の一の位)により変動
0 全て御使装甲で防ぐ
1 1本ヒット(軽傷)
2 全て御使装甲で防ぐ
3 全て御使装甲で防ぐ
4 全て御使装甲で防ぐ
5 全て御使装甲で防ぐ
6 全て御使装甲で防ぐ
7 全て御使装甲で防ぐ
8 全て御使装甲で防ぐ
9 3本全て直撃(死亡。四日目の最初から)
154 :■■■■:2014/07/10(木) 19:14:07
tes
155 :■■■■
闇城「数撃ちゃ当たるってもんじゃんねえよ」ヒュ
爆塵のごとく降り注ぐ透明の刃。
摘み取るかのごとく御使装甲が無効化する。
網走「うっざいわねえ! テメエの能力。とっとと肉片になっちまえよ。ナァ!?」
闇城「うっせえ。そのクチの悪さもどうにかしないとな」
網走「どうにかする? ヒャハハハハ!! 笑わせんなよゴミがぁ。テメエごときが私をどうにか出来るわけなんかねぇだろぅがよぉ」
闇城(ちっ・・・気は狂っているように見えるが、冷静だ。一定間の距離を保ち続けていやがる)
闇城(肉迫するか・・・? だがあいつの能力の本質がわかってない分、うかつな行動は危険だ)
闇城(どうする・・・)
>>156
1 肉迫する
2 距離をおいて様子見
3 警備員「おいお前ら!そこで何をやっている?」
4 その他
156 :■■■■
4 ナンパする
157 :■■■■
4 右ストレートでぶっとばす
158 :■■■■
網走「オラオラどうしたぁ! テメエの能力は避けることにしか使えねえのかよォ。このイ○ポ野郎!!」
闇城「・・・」
網走「この腰抜けがぁァァァ!! とっとと死にやがれゴラァァアアアアア!」ポイポイポイ
闇城「・・・」ヒョイヒョイヒョイ
チュドーン
闇城「・・・」
網走「何だテメエ? なんで反撃してこねェ。ぶっ倒すって言ってたのはクチだけかァ、よォォ? ギャハハハ!!」
闇城「いや・・・お前結構可愛い顔してるなって思って。殴る気失せちまった」ポリポリ
闇城「どうだ。こんな無駄なことはやめて。飯でも行かねえか? 近くに美味いレストランがあるんだよ」
網走「>>159」
>>159の書き込み時間(秒数の一の位)により変動
0 「いいぜェ。分かった。テメエ愉快なオブジェになりてえんだな。内臓から脳までグズグズになるまでぶっ殺してやる!!」(激情。網走の命中率が上昇)
1 「はぁッ!? な・・・なに言ってんだよ。私、が可愛いわけ・・・ネエに決まってんだろ///」 (デレ。まさかの網走ルート)
2 「いいぜェ。分かった。テメエ愉快なオブジェになりてえんだな。内臓から脳までグズグズになるまでぶっ殺してやる!!」
3 「いいぜェ。分かった。テメエ愉快なオブジェになりてえんだな。内臓から脳までグズグズになるまでぶっ殺してやる!!」
4 最ッッッ高に愉快だねェェェ!! そんな言葉を私にかけてきた奴は初めてだァアアッ! (好戦。バトルルート続行)
5 いいぜェ。分かった。テメエ愉快なオブジェになりてえんだな。内臓から脳までグズグズになるまでぶっ殺してやる!!
6 はぁッ!? な・・・なに言ってんだよ。私、が可愛いわけ・・・ネエに決まってんだろ
7 最ッッッ高に愉快だねェェェ!! そんな言葉を私にかけてきた奴は初めてだァアアッ!
8 いいぜェ。分かった。テメエ愉快なオブジェになりてえんだな。内臓から脳までグズグズになるまでぶっ殺してやる!!
9 はぁ・・・一気萎えちまった。テメエみたいな意味不明のやつ殺しても何も面白くネェ。もういいや。じゃあな (休戦。 バトルルート終了)
159 :■■■■:2014/07/10(木) 23:26:36
ほとんどブチ切れルートwww
test
160 :■■■■:2014/07/10(木) 23:28:28
wktk
161 :■■■■
網走「はぁッ!? な・・・なに言ってんだよ。私、が可愛いわけ・・・ネエに決まってんだろ///」テレッ
闇城「お前な・・・鏡で自分を見てみろよ」
闇城「もうちょっとおしゃれして、目の充血も治せ」
闇城「そしたらかなり化けるはずだぞ。めっちゃかわいくなる。俺が保証してやる」
網走「バカ・・・へ、変なこと言うなぁァァァ! そんなことより。こ、殺し合いだって・・・言ってんだろ。ボケナス」アセアセ
闇城(効果は抜群のようだ)
162 :■■■■
デレルートかよwww
完全な悪役キャラのつもりで作ったのに、まさかこいつをデレさせる猛者が現れるとは思わなかったwww
163 :■■■■
そしてまさかの作者降臨www
164 :■■■■
闇城「おっ、ならいい機会だ。飯終わったら。セブンスミスとかの服屋でお前に似合う服探そうぜ」
闇城「俺も思うんだよ。夏休みくらいおしゃれしないとなーって」
網走「だからっ! 何勝手に話を進めてやがる! ふ、ふざけんな//」
闇城「えっ、行かないのか? 少なくてもこんなツマラン争いよりはマシだと思うが」
網走「だ、誰も行かねえなんて・・・言ってねよこの馬鹿野郎。私もちょうど退屈してたんだ・・・よ。たまたまな」
網走「しかたねえ・・・付き合ってやっても・・・いいぞ」フンッ
闇城「ようし。決まりだ。じゃあ行くか!」
闇城(油断するかと思ってダメ元で適当な事言ったら、まさかこうなるとは)
闇城(いいのか俺!? こんな危険人物飯に誘っちまって。油断している今なら奇襲してぶっ倒すことも出来る)
闇城(しかし、腐っても相手は女子。油断させておいてぶん殴るなんて紳士的じゃないよな・・・)
闇城(ええい。どうにでもなれだッ!)
165 :■■■■
☆ とあるレストラン
闇城「ほら。何でも頼んでいいぞ。俺がおごってやる」
闇城(ついにクレジットカードにまで手を出すことになるとは・・・しかしここでこいつを暴れさせたりでもしたらヤバイ。必要な犠牲だ)トオイメ
網走「・・・」ソワソワキョロキョロ
闇城「ん。どうした。こういう場所は初めてか」
網走「別に・・・ただ周りが・・・」
闇城「あー・・・確かに。どこもかしこもカップルだらけ。ほんと夏だからって盛ってんじゃねえぞ」ギリギリ
闇城「彼女のいないお俺からしてみたら爆発してほしいわ」
網走「そうなの。じゃあやる?」スッ
闇城「おいバカ冗談だ。ペットボトルを持ち出すんじゃありません」
166 :■■■■
網走「・・・でさ。もしかしたら私達もそういう風に周りから見られてんのかな」カァァ
闇城(やめてぇえええ!! 見ないで! こいつとカップルなんてどこのドイツに目をつけられてもおかしくねえじゃねえか!! 絶対恨みの1つや2つを買ってんだろこいつ!!)
闇城「はは、俺なんかとじゃ吊り合わないだろ。友達同士がせいぜい良い所じゃないか?」
網走「別に私は構わねェけど・・・」ボソ
闇城「ん・・・なんか言ったか?」
網走「い、言ってねェよ。このバカが。つーか聞き直すなバカッ! バカッ!」
闇城(おぞましい反応が聞こえてきたから思わず難聴スキルを発動してしまった)
167 :■■■■
闇城「よーしせっかくの夏休みだ。俺はラザニアでも頼んじまうかなー」チラチラ
網走「飯なんて食えりゃあいいんだョ。同じものを頼む」
闇城(なんで同じものを頼む)
☆ 飯到着
闇城「それで・・・まだ自己紹介が済んでなかったな」モグモグ
網走「へっ幸薄そうな名前だな」モグモグ
闇城「たしかお前は網走って言うんだっけ。しかしさすがは暴食部隊。いい食いっぷりだ」
網走「だからフードファイターじゃねえっつてんだろ! この糞野郎!」カッ
闇城「わー待て待て。冗談だよ冗談! カッとしたらペットボトル取り出す癖やめろー!」
網走「フン・・・だったらくだらねえことほざくんじゃねえよ。バカが」
168 :■■■■
闇城「・・・」
網走「・・・」
闇城「・・・」
網走「・・・」
闇城(会話が続かねえ・・・そりゃそうだ。お互いさっき会ったばかりなんだから)
闇城(こういう場合はナンパした側がリードしていくってもんだが、どうも気が乗らない)
闇城(というか俺は無能力者狩り狩りをしに来たんだよな・・・)
闇城(どうしてこうなった)
網走「・・・うまいな、これ」ボソッ
闇城「お、おおそりゃあそうだ。ここのラザニアはうまいって評判なんだぜ? だから俺もこうしてたまにくるんだ
網走「・・・ほんとうまい。いつも食ってる豚の餌みてェなのとは大違いだ」
闇城「豚の餌って・・・普段何食ってるんだ。お前」
網走「カップラーメンとかカップラーメンとかカップラーメンとか」
闇城「カップラーメンの三重奏!? 脚気(かっけ)になるぞ」
169 :■■■■
闇城「お前も女の子なんだからせめて食事バランスに気を使ってだなぁ」
網走「女なんてとっくに捨てた。別に性別とかどうでもいいし」
闇城「どうでもいいと思うのは女としての楽しみを知らないからだと思うぜ、俺は」
闇城「いっちょまえにおしゃれして、化粧して、恋をして・・・そんな楽しみを知れば女であってよかったって思えるだろうよ」
網走「怖ッ。なにむさい男が女語ってるんだ」
闇城「お前なぁ。人がせっかく良いこと言ってるっつうのに」
網走「じゃ、じゃあ・・・その。実際に教えてみろよ」
闇城「ん?」
網走「私にさ。女の楽しみってやつを」カァァ
闇城(なんあすごくめんどくさいことになる予感)
闇城「うーむ。ファッションや化粧はセブンスミストでなんとかなるが、恋っていうのは男がいなきゃどうにもならんぞ」
網走「はぁ? テメエの目は節穴かよ」
網走「いんじゃねえか。私の目の前に・・・///」カァァ
闇城「――・・・・・・はい?」
170 :■■■■
☆ セブンスミスト
闇城(もう一度確認しよう)
闇城(俺は無能力者狩り狩りに来たんだよな)
闇城(どうしてこうなった)
網走「な、なァ・・・こうでいいのか?」
闇城「ああ、そうなんじゃねえか。恋人0の俺に聞くなよ」
網走「はっァアアン・・・こんなのただ歩きにくいだけじゃねえか。どこがいいんだ? わけわかんねえな」
闇城(俺の腕に網走が抱きついている。カップルの疑似体験らしい)
闇城(あれ? おかしいな。いつかは夢見たシチュエーションなのにまったくドキドキしない。つーか冷や汗しか出てこねえ)
闇城(まあ下手したら俺の腕もペットボトルみたいにこいつに木っ端微塵にされるかもしれないからそれも当然だ)
網走「ホント、わけわかんね・・・」
闇城(無駄に顔赤らめるな! 俺は青くなる一方だぞ)
闇城「んで、とりあえず何から見ていく」
網走「下着」
闇城「ブホッ!!」
171 :■■■■
自分でナンパしたのに、コイツめ!
172 :■■■■
闇城「そういうのは、男連れで行くところじゃ」
網走「うっせーな。今下着不足なんだよ。たまにノーパンノーブラだし。あれ今もだっけ?」ヌギッ
闇城「ここで堂々と確認すんな!! 分かった行くから!」
☆
闇城「というわけで・・・下着コーナーか」
闇城「目線のやりどころが・・・絶対場違いだろ俺」
網走「なーなー」
闇城「なんだよ」
網走「テメエはどれがいいと思うんだ。あれだけおしゃれについて語ったんだ。ご教授おねがいしますよォォ、先生?」ニヤ
闇城「しるか! 別に見せるものでも見えるものでもないんだから下着はテキトーでいいだろ!」
網走「そうなの? じゃあいいか・・・」
闇城「はぁ・・・ツッコミ役に徹すると疲れる。ていうか何だこのデジャヴ・・・ん?」
??「あれー、闇城じゃん? 女性の下着コーナーなんかでどうした?」
闇城(おい、こんな時にこいつかよ! さらにめんどくせえことになるぞこりゃあ)
>>173
誰?(初登場キャラなら闇城との関係性も)
173 :■■■■
啄鴉
逆十字天使同盟(リバースクロスエンジェルリンカー)(解散済み)の元同志
174 :■■■■
啄烏「ククク・・・貴様は我が旧来の同士、闇城降魔。まさかこのような場所で巡り会うとはな。これもはるか古来からその血に刻まれたさだめ・・・」
闇城(おい、こんなときにこいつかよ! もはや面倒通り越してカオスだ・・・)
闇城「俺はツレに付き合わされてるだけだ」
闇城「お前はどうなんだ、啄。まさか中二病卒業して、女装にでも目覚めたか?」ニヤ
啄「ふっ聞きたいか? やめておけ。聞いてしまったら後悔することになる」
闇城「そうか、じゃあな」
啄「そこまで聞きたいのか。ククク・・・仕方ない。教えてやろう」
闇城(勝手に語り始めやがった)
啄「実はだな・・・」
>>175
啄が下着コーナーにいた理由は何?
175 :■■■■
おまかせ
啄兄貴ガチで何故いたのwww
176 :■■■■
啄「ここ一帯で生娘の服を切り裂き裸体を露わにする能力者が出没すると聞いてな。救済委員としてもほってはおけまい」
啄「そのような愚者にこの俺が裁きの鉄槌を下さん!! というわけだ・・・」ククク
闇城(あれ・・・どっかで聞いたような。まあいいか)
闇城「というか救済委員って・・・。またおかしな組織を作りやがって。どうせ逆十字天使同盟の時みたいにお前一人か、せいぜい三人てとこだろ」
啄「くく・・・聞いて驚くなよ闇城。もはやあの時とは違う。救済委員はその数40を超える」
闇城「なん・・・だと?」ゴクリ
啄「どうだ。かつて同じ志を持ったお前なら救済委員にはピッタシだと思うが。また共に正義の旗のもと誓いを結ぼうではないか!!」
闇城「めんどくせえ」
啄「なぬ」
闇城「悪いな。俺はもう脱中二病した身だ。お前と一緒には行けねえ」
闇城「今はただの一般人。俺ぐらいにはそれがお似合いさ」
啄「そうか・・・そう言うのなら止めはしない。だがいつでも貴様の場所は用意してある。それを忘れるな」フッ
177 :■■■■
網走「よゥし・・・もう下着はいいぞ。次は夏服だ夏服」
啄「む・・・なんだこの生娘は」
闇城「ああ、俺の連れだよ」
闇城(邂逅しちまったか。とにかくこれ以上面倒なことにならないために・・・啄を追い払って、と)
啄「なるほど・・・ククク。・・・闇城、貴様もなかなかの罪人だ。このようなうら若き娘を生涯の伴侶として見初めるとは」
網走「ハァ!? 何言ってんだテメエ!? ぶ、ぶっ殺すぞ」カァァ
啄「隠さずともわかる。この暗黒闘気が俺に囁いているのだよ。フフフ・・・フゥーハッハッハッ!!」
闇城(もう遅かった)
178 :■■■■
啄「ククク・・・しかしだな娘よ。まだまだその成りでは。闇城の気を引くことはできぬぞ」
啄「かつての付き合いからこいつの趣向は知り尽くしている。俺が手伝ってやろう」
網走「だ、だから何言ってんだテメエ! キモいんだよ近づいてくんじゃねえ!!」
啄「遠慮はいらぬ。さあ、貴様のコーディネートこの啄鴉が請け負った! 闇城、貴様はそこで待っていよ!!」ピュー
網走「は、離しやがれェェェ!!」
闇城「さすが啄。あいつの前ではどんな危険人物もかたなしだな・・・」
闇城「あれ、というかこれはもしかしてチャンスか? 今なら逃げ出せるんじゃ」
闇城「いやいやいや。ダメだな。放置したらあとが怖い」
☆ 30分後
啄「待たせたな友よ」
闇城「待たせすぎだバカ」
闇城「それで・・・網走は?」
啄「ここにいる。ほら俺の背に隠れていないで、その身を露わにせよ」ヒョイ
網走「ヒャ・・・!///」
闇城「こ・・・これは・・・!」ゴクリ
網走「み、見るんじゃねェェ! 目ん玉爆発させんぞコノ・・・!やろー・・・」カァァ
179 :■■■■
闇城(見えるか見えないかぎりぎりのミニスカート。そこから伸びるスラリとした足。白い肌がどこか妖しげな色気と保護欲を駆り立てる!)
闇城(上はノースリーブのパーカー。胸が控えめな分、ボーイッシュさを出しながらも女性としてのラインを表出していてつい抱きしめたくなる!)
闇城(極めつけはメイク。目の下のくまをファンデーションで隠しつつ、それを下地にあまりけばい印象を与えないナチュラルメイクで整えている・・・! 血走った瞳も、すぐに効果の出る目薬を使ったのか、健康的なものに変わっていやがる)
闇城(まさに清楚さと色気を両立した仕上がり・・・啄の野郎、断罪の刻印とかで練習していたメイク術をこんなところに活かしてくるとは・・・!)ドキドキ
闇城「ヤベッ。まじで可愛い」ポロッ
網走「アアッ!? 何抜かしてやがるテメエ!!」
闇城「ハッ、つい反射的に・・・」
啄「フッ・・・どうだ。闇城も満足しているようだぞ」
網走「うっせえ!! こんな恥ずかしい格好で歩けるかボケがッ! こんなスカートなんて・・・」
180 :■■■■
啄「ククク、俺の手助けはここまでだ。あとは全て貴様次第。この天から与えられたチャンスを生かすも殺すもな」
網走「・・・」
啄「それでは闇城。次のサダメの時までしばしの休息だ。またいずれ」タッタッタ
闇城「あいつもよくわかんねえな。変なところでお節介というかなんというか」
闇城「まあいいや、網走。服選びも化粧もしたし次はどうする?」
網走「・・・うっせえ。別に私はァ・・・どこでもいい」プイ
闇城(おお? 女らしい格好になったせいか、どこかしおらしくなってる。こればかりは啄に感謝だな!)
闇城「よし。なら次は・・・>>181に行こう」
>>181
どこに行く?
181 :■■■■
ホテル街
182 :■■■■
闇城「よし。なら次は・・・ホテル街に行こう」
網走「あァ・・・ホテル街ね・・・」
網走「――って、ホテル街!? テメエ、そんなとこ行ってどうしようってんだよ!?」セキメン
闇城「そりゃあお前>>183に決まってんだろ」
>>183
何をする?
183 :■■■■
お前の身体に“女”を教えてやる
184 :■■■■
う、うわああああああ
185 :■■■■
闇城「そりゃあお前の身体に“女”を教えてやるために決まってんだろ」
闇城(なーんて、ちょっと脅かしたくなってみた。反応が初々しくて可愛かったからな)
闇城(網走。次にお前は『行くわけねえだろうがこのクソが!!』と顔を真赤にして言う!)
網走「なるほど・・・やれるもんなら・・・やってみろってんだ」カァァ
闇城(予想通り)ニヤ
闇城(・・・)
闇城(・・・あれ?)
186 :■■■■
網走「そ、そうだよな。それくらいでもしなきゃ・・・本当に女の楽しさなんて・・・わかんあいんだろうしな・・・ァ」ブツブツ
闇城「お、お前。本気なのか・・・?」マジデ!?
網走「アァ・・・?// 何テメエビビってんだ? 本番前にして動揺してんじゃねえよこのチェリーボーイがァ!!」
網走「それとも何か? まさか冗談半分で言ったんじゃねェだろゥなゴラァァアアアアア!//」
闇城「」ピキッ
闇城「だ、誰がチェリーボーイだ! 闇城さんの闇の城を見せてやろうじゃねえか? あぁん? お前こそヒィヒィ泣いて、逃げ出すんじゃねぞこらぁあ!」
網走「ハッ上等。テメエのその粗末なポークビッツ見せてみろぁ!」
闇城「あぁ!?」
網走「おらァ!!」
闇城「あぁ!_?」
187 :■■■■
☆ とあるホテル
闇城(・・・来ちまった)
闇城(ううう・・・つまらん挑発に乗ってしまって、もはや後には引けなかったんだ)
闇城(畜生・・・・)
網走「はっ・・・なんちゅーピンクぃ空間なんだか。動きづらいったらありゃしねえ」
網走「それで・・・お前はいつまでその隅っこで固まってんだ? 固まるのは体全体じゃなくて一部だけで充分だろ」
闇城「・・・」チラッ
闇城(はぁぁあああ・・・)
闇城(可愛い・・・確かに可愛んだけどさ。一番大切なものがねえんだよ)
闇城(それはやはり・・・胸!)ババーン
闇城「俺の初めては年上巨乳のお姉さんに捧げるつもりだったのに・・・」ボソッ
網走「なんか言ったか?」
188 :■■■■
闇城「なんでも・・・」
網走「ふん・・・だったらさっさと始めやがれってんだ。いつまでも・・・待たせんじゃねえよ・・・///」
闇城「・・・ッ!」ズキューン
網走「キャッ」ドン
闇城「・・・」オシタオシ
網走「いってーな・・・いきなり押し倒すんじゃねえよ」カァァ
闇城「あ、ああすまん」
闇城(危うく理性が飛びかけた。さっきのはにかみ方は反則だろ!)
189 :■■■■
闇城「最後にもう一回だけ確認する。本当に、いいんだな」
網走「・・・」コクン
闇城「じゃあもうグダグダ言うのはなしだ。始めるぞ」
過程を省略するか否か
>>190の書き込み時間(秒数の1の位)で変動
0省略(朝チュン)
1省略しない
2省略
3省略
4家政夫キャンセル
5省略しない
6省略
7省略
8省略しない
9省略
190 :■■■■:2014/07/11(金) 22:16:26
191 :■■■■:2014/07/11(金) 22:21:33
グッバイ!家政夫www
192 :■■■■
網走「あの・・・初めてなんだよ。優しくしないと・・・ンッ」
網走「殺す・・・ンッ・・・からなァ・・・///」ナミダメ
純白のシーツに投げ出された裸体。シワのよったベッドの中心で甘美な喘ぎを上げる網走の姿はまるで蜘蛛の巣に絡まった蝶のよう。
闇城にはもはや理性はなかった。後悔もなかった。
ただ己の性欲を満たすためだけにその牙を抜く、餓狼と化していた。
網走「ヒャ・・・そ、こは」
闇城の指がわずかに紅潮した白い乳房を捕える。
ねっとりと唾液を絡ませながら、むき出しにされたそれをただひたすらに―――
家政夫「見せられないよ」
☆ 早朝
闇城(・・・)パチリ
闇城(・・・)ボリボリ
闇城(・・・?)チラ
網走「スー・・・スー」スヤスヤ
闇城(・・・!)
闇城(・・・!!)ダラダラ
闇城(うおおおおぉおおおお!!! 俺はなんてことをおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおッッ!!)※賢者モード
闇城(これは夢だこれは夢だこれは夢だこれは夢だ)
闇城(そうだ。こんなことがあるはずがない!! 痛っ! つねっても痛い! 夢じゃない!?)
闇城「泣きてぇ・・・」
闇城(なんで夢じゃねえんだよ! 畜生ふざけんな!)
193 :■■■■
網走「――・・・ん」パチッ
闇城「・・・お、おはよう」
網走「えへ・・・降魔。起きるの早いんだね」
闇城「・・・はい?」
闇城(ダレデスカアナタ)
闇城(一夜にしてキャラ変わりすぎだろ! もはやキャラ崩壊とかじゃないよ!? 別キャラにすり替わってるよ!? ねえ!! キャラ製作者さんに怒られるレベルだよコレ!?)
闇城「あ、あのー網走さん? どうしたんでしょうかその口調は」アセ
網走「それは降魔がァ、もっと素直になったら、もっと可愛くなるって言ったから・・・///」テレッ
網走「降魔も私の事、下の名前で呼んでたじゃん。ねぇ・・・逸実って呼んで?」
闇城(死ね死ねしね、昨日の俺死ねっ!!)ドゴドゴ
闇城「・・・ははは、そう言えばそうだったな」
194 :■■■■
闇城「じゃあさ、逸実」
網走「なァに?」
闇城「そろそろ退出時間なんだ。とりあえず一旦外に出ようか」
網走「うん♪」ギュ
☆
闇城「朝日が目に染みる」
闇城「あれ? 景色がぼやけて・・・」ゴシゴシ
網走「おまたせ降魔!」
闇城「おう・・・」
闇城「とりあえず色々あったけどそれらは一先ず置いといて、一つ尋ねたい」
網走「?」
闇城「お前は、女としての楽しみを知ることができたか?」
網走「・・・」
網走「・・・うん」
195 :■■■■
網走「女を捨てて生きてきた私だけど、昨日降魔と出会って色々なことを知ることができた」
網走「それは全部私の宝物・・・今はこうして私が私であることが誇りに思える」
闇城「そうか。それならよかった」ホッ
闇城「そこで一つ約束がある」
網走「約束・・・?」
闇城「もう無能力者狩りなんてやめちまえ。お前はこっちの世界でもっともっとプラスの楽しみを知るべきだ」
闇城「俺はお前が今までやってきたことについては問わない。大事なのは過去より未来だからな」
闇城「だから・・・こっちの世界にいろよ! お前がいるべきところはあっちじゃない」
196 :■■■■
網走「こ、う・・・ま」
網走「私なんかが・・・生きられるの? 今まで日陰者だったこの私が・・・」ウッ
網走「たくさんの罪を重ねてきた。今ならそれがわかる。私がやってきたことはとっても怖いことなんだって」
闇城「お前の罪は俺も背負ってやる。だから・・・」
網走「降魔!!」ダギッ
闇城「もう、ここまでの関係になっちまったんだ。なら、地獄の底だろうと付き添ってやるよ」ギュッ
網走「うん・・・うん」
網走「私・・・もう暴食部隊とは手を切る。無能力者狩りなんてやめる」
網走「だから・・・だからね? テメエの・・・貴方のそばに居てもいいですか?」グスッ
闇城「何度も言ってるだろ。地獄まで付き合ってやるって」
網走「ありがとう・・・降魔」
網走「・・・大好きだよ」
>>197
それから網走はどうなった?
1 裏との縁を完璧に断ち切り、闇城と同棲 (網走ルートで完。四日目から)
2 裏との縁は切ったものの罪の意識から逃れられず警備員に自白。闇城はそれを知らないまま (継続。五日目へ)
3 裏の呪縛からは逃れられず元の網走に逆戻り (継続。五日目へ)
4 その他
197 :■■■■:2014/07/11(金) 23:22:05
2
198 :■■■■:2014/07/11(金) 23:22:33
2
199 :■■■■:2014/07/11(金) 23:24:38
4 暴食部隊に粛正として殺される
200 :■■■■
ひぐらしのなく公園を抜け、私は一歩町へと踏み出す。
晴れた日の昼下がり、町は熱気に包まれていて、夏本番を告げている。
暑いけど、どこか温かい。かつては不快だったこの雰囲気が今は愛おしくてたまらない。
けれど私にはまだ眩しすぎる。いつかはこの土地をお日様の下堂々と歩くことができればいいな。
網走「・・・すいません。お話があるんですが」
警備員「ん? なんだね」
ごめんね降魔。
貴方は私と地獄の底までついてきてくれると言った。けど私はその覚悟を今踏みにじろうとしている。
言い訳がましく聞こえちゃうかな?
けどね。それでもね。
私は貴方に迷惑を掛けたくないんだ。本来私が背負うべき罪をあなたに押し付けたくない。
貴方は、今までどおり変わらない日常を過ごしてほしい。
私のことなんて忘れて貴方はもっともっと素敵な人と巡り合ってください。
以上、出会ってから今まで振り回されっぱなしだった私の、最後のちっぽけな抵抗でした。
なんでも思い通りになると思ったら大間違いだよ。
それじゃあね――――闇城降魔。
四日目完
最終更新:2016年01月18日 18:19